IN/OUT (2023.1.1) |
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年末は、関西で過ごしました。 大晦日の夜は、宿泊していたホテル内の和食屋で、蕎麦の無料サービス付き。サービス開始時刻の19時30分になると、ちょっと浮き浮きした表情でエレベーターに乗り合わせる宿泊客達。そこに漂う緩い連帯感に、日本の年末を強く感じました。こういうの、悪くないですね。 最近のIN「ヴァロットン ー 黒と白展」@三菱一号館美術館 (22.12.29)19世紀末に活躍したスイスの画家Félix Vallotton(1865-1925)の回顧展を観に、三菱一号館美術館に行ってきた。彼は、当時のパリで活動していた前衛芸術家集団 ナビ派に参加していたが、絵画だけで無く、木版画でも名声を博していた。三菱一号館美術館は、世界有数のVallotton版画コレクションを誇っているとのことで、今回、約180点のコレクションを一挙初公開という次第。 モノクロームの木版画が展示作品の大半を占めるので、ぱっと見は地味である。ただ、私が持っていた木版画に対する先入観とは、かなり違う作風だ。黒いところは大胆に黒のまま。作品によっては画面の2/3以上が真っ黒という物もある。描かれている題材の中には「自殺」「処刑」「暗殺」と、物騒な物も多い。そして、どの作品にも、不穏な空気と捻くれたユーモアが漂う。雑誌の挿絵なども多く手掛けていたようだが、現代的なグラフィック・アートのセンスも感じられる。 音声ガイドは津田健次郎。かなり凝った構成になっているが、個人的には、もっと直球の解説が好みだ。また、三菱一号館美術館の館内のそこかしこに、動画が投影される演出も仕組まれている。ちょっと欲張りすぎな気もするが、展覧会の雰囲気には上手く調和していると思う。展示されている作品も展示の構成も、中々にハイ・センスな展覧会だった。 2022年を振り返る (22.12.31)COVID-19への過剰反応は収まり、海外ミュージシャンの来日も復活し、エンターテインメントも正常化してきた一年。一方で、マスク着用などは(コロナ禍以前も、年中、マスクをしている人は一定数いたし)、日本では永続しそうな様子。そんな1年を振り返る。
これ以外にファンクラブ・イベントもあった。今年も、ユニット、トリオ、ソロ、バンドと、様々な形式で楽しませていただいた。
ということで、2022年も、中々充実した1年だったかな。 2023年が始まりました。色々、身辺の環境も変わる中、どこまでINなイベントに出会えるのか、楽しみでもあり、不安もありの、今日この頃です。 |