IN/OUT (2022.3.20)

2月のシステム・アップデート以来、Wi-Fi接続に問題が生じたPixel 6 Proですが、一ヶ月経って、症状が改善。3月のシステム・アップデートはまだ来ていないので、何故、直ったのかは不明です。おそらく、他のアプリのアップデートが影響しているのでしょう。まあ、これはこれで、有り難いのですが、ブラックボックス化しているなと感じます。


in最近のIN

"Gunpowder Milkshake"22.3.19

"Avengers: Endgame"などのNebula役、Karen Gillanが主演するアクション映画を観てきた。

主人公は組織に属する殺し屋。しかし、皮肉な巡り合わせで、8歳9ヶ月の少女を匿いながら、組織からも敵対するギャング集団からも命を狙われることになる。そんな彼女に力を貸すのは、「図書館」の三人の女性。彼女達も、かつては凄腕の殺し屋だったのだ。さらに、15年前に行方不明になっていた主人公の母親も絡み、壮絶な殺し合いが幕を開ける。というお話。

殺し屋達が集う「ダイナー」。様々な銃火器が隠された「図書館」。独特の掟が存在する殺し屋組織。そして、圧倒的な戦闘力を誇る主人公。リアリティーを求めちゃ駄目。はっきり言って、Keanu Reevesの"John Wick"シリーズの真似っこ映画だ。

しかし、B級映画として割り切って楽しむには最高だ。ネオンカラー溢れる色彩設計と、Bテイストに満ちた劇伴。そして、ここ一番のアクション・シーンに響く Janis Joplinの歌声(Piece of My Heart)。それらをバックにした、女性達のアクションが痛快。Karen Gillanのハードボイルでありつつキュートな魅力も良いが、やはり、私は、Michelle Yeoh姐さんのどこまでもクールな佇まいにやられてしまうのだ。


「"Tap, Jazz & Light" 熊谷和徳トリオ featuring 海野雅威 & 井上陽介」@ブルーノート東京22.3.20

ブルーノート東京タップダンサー 熊谷和徳と、ピアニスト 海野雅威、ベーシスト 井上陽介によるトリオ公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。熊谷和徳は、上原ひろみとの共演で大いに感銘を受けたのだが、今回はトリオ形式。果たして、どのような展開になるのだろうか。

ニューヨークを拠点に活動する海野雅威は、2020年9月、ニューヨークの地下鉄で、コロナ禍で高まったアジア人に対するヘイトクライムの被害に遭い(8人の暴漢に襲われ、肩と腕に重傷を負った)、ピアニスト生命も危ぶまれたが、奇跡的に復活。同じくニューヨークを拠点にする熊谷和徳と共演することになった。そして、ジャズ・ベーシストの重鎮、井上陽介も、1990年代にニューヨークの第一線で活躍。当時、渡米したばかりの若き熊谷和徳と共演したことがあるという。つまり、ニューヨーク繋がりのトリオということになる。

開演。まずは、ジャケットの下に”War Is Over”と描かれたTシャツを着た熊谷和徳が一人で登場。タップという言葉から思いつく音とは全く違う、豊かな表現力を響かせる(もっとも、私はタップダンスに関しては、門外漢だが…)。そして、ピアノとベースが加わる。端正な響きの海野雅威のピアノと、様々な奏法を繰り出す井上陽介のベース。ここまでは、正統派のピアノ・トリオという感じだが、そこに、ドラムスともパーカッションとも違う、タップが躍動する。お洒落度の高いジャズ・トリオという雰囲気だ。

アクロバティックでスリリングだった上原ひろみとの共演とは方向性が違うが、これはこれで楽しい。音楽に合わせて踊るのでは無く、音楽を紡ぎ出す熊谷和徳は、ダンサーというよりミュージシャンだと実感したのである。



3月の日本経済新聞の「私の履歴書」は、ジャストシステムの創業者、浮川和宣。連載は、ちょうど、一太郎が大ヒットした時代に差し掛かっています。あのころのパソコンは、分かりやすかったなぁとしみじみする、今日この頃です。