矢野顕子リサイタル2022〜ピアノ弾き語り〜


春の岐阜、夏の東京に行くことができました。
誤りのご指摘や追加情報等あれば、送っていただけると助かります。

*8月27日、28日の八ヶ岳高原音楽堂公演は、(「リサイタル」名義では無いため別ページに記載しています。

button スケジュール

公演日会場
5月28日(土)ぎふ清流文化プラザ 長良川ホール
8月10日(水)浜離宮朝日ホール
8月31日(水)道新ホール
12月22日(木)鎌倉芸術館小ホール

button 5月28日(水)/ 清流プレミアムセレクション「矢野顕子 リサイタル2022 - ピアノ弾き語り -」@ぎふ清流文化プラザ 長良川ホール

buttonセットリスト

  1. 自転車でおいで
  2. ニューヨーク・コンフィデンシャル
  3. Welcome to Jupiter
  4. 夕焼けのなかに
  5. Nothing In Tow
  6. 突然の贈りもの
  7. SUPER FOLK SONG
  8. David
  9. 中央線
  10. 春咲小紅
  11. 津軽海峡・冬景色
  12. 音楽はおくりもの
  13. ひとつだけ
アンコール
  1. GREENFIELDS

buttonレポート

2022年、初のソロ・ライヴは、昨年予定されていた公演がコロナ禍でキャンセルされた「ぎふ清流文化プラザ 長良川ホール」。キャパ 484席。何故か、同じフロアには「岐阜運転者講習センター・運転免許課」が同居。道路を挟んだ向かい側には、野球場・陸上競技場・プール・ドームなどが並ぶ総合スポーツ施設、岐阜メモリアルセンターがある。

客入れの音楽は、今回もMac Demarco。ステージ上のピアノはSteinway。

17時ちょうどに開演。いつも以上に抒情的なピアノの前奏から「自転車でおいで」。「ニューヨーク・コンフィデンシャル」も、しっとりしたピアノだ。今回は、パワーよりも繊細さ重視のピアノ演奏だと感じる。また、咳払いすることも多く、喉の調子も万全ではなかったのかもしれない。

その分、丁寧さを感じる演奏と歌唱が続く。個人的には「Returned」じゃ無い方の、元祖「SUPER FOLK SONG」が嬉しい。が、最近は、この曲を聴く度に、歌詞に出てくる「ラッタッター」や「村(ソン)」は、その意味が分かる人も少なくなったのだろうなと思ってしまう。

「David」演奏後には、この曲の録音されたパッケージは、アレンジやエンジニアリングも含め、最高傑作だとの発言。そして、それに大きく貢献しているのが、高橋幸宏のタイトなドラムスだと。それを本人に伝えたら喜んでいたとのこと。良い話しだなぁ。あの頃のアッコちゃんサウンドの重要なピースがユキヒロのドラムスなのは、皆が認めることだと思うが、ご本人の口から聞くと、何故かこちらまで嬉しくなってしまう。

ツイッターで本日の演奏を予告していた「中央線」。そして「春咲小紅」。そこから、自ら「名曲が続きます」と言って始めたのが「津軽海峡・冬景色」。終盤のピアノ、本日もカッコ良し。

その着想から製作過程までの振り返りを語った「音楽はおくりもの」。コロナ禍があったからこそ生み出された名作。ソロ公演には欠かせない曲になったと思う。そして、本編ラストは「ひとつだけ」。終盤に、私の大好物「ラララライライライ」が入るパターンの演奏が嬉しい。

アンコールは「GREENFIELDS」。この曲に関しては、まさに光り輝く照明効果が適用され、雰囲気も、演奏・歌唱も、最高。これだけでも来た甲斐があると実感する素晴らしいステージだ。ソロ公演では珍しいスタンディング・オヴェイションも当然だろう。

5月の来日公演では、「やのとあがつま」の革新と伝統がハイブリッドした凄いライヴが続いたが、その後のしっとりとしたソロ公演は、とてもクオリティの高いデザートをいただいたような満足感。尖ったライヴとソロ公演を同時期に観られるのは、やはり最高だ。

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button 8月10日(水)/ 〜浜離宮朝日ホール 30thアニバーサリーシリーズ〜 「矢野顕子 リサイタル2022 - ピアノ弾き語り -」

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  1. わたしのバス(Version 2)
  2. 海と少年
  3. 夏が終る
  4. Nothing In Tow
  5. 中央線
  6. 風をあつめて
  7. LOVE LIFE
  8. 魚肉ソーセージと人
  9. 大家さんと僕
  10. 春咲小紅
  11. 音楽はおくりもの
  12. ひとつだけ
アンコール
  1. ラーメンたべたい
  2. ごはんができたよ

buttonレポート

会場は、ちょうど1年前にもライヴを行った、朝日新聞東京本社の新館2階にある客席数552席のホール。客入れの音楽はmoonriders。左足薬指の骨折も完治した矢野さん、この会場のSteinwayと音響の良さに味を占めての再演である。確かに、とても良い響きの会場で、特に、拍手の音が綺麗に鳴るのが印象的だ。

柔らかいイメージのアレンジでの「わたしのバス(Version 2)」で演奏開始。「海と少年」、「夏が終る」、「Nothing In Tow」と、夏のイメージの曲が続く。どれも、涼やかな印象のプレイだ。

「中央線」を演奏した際、頭に浮かんだのは(宮沢和史ではなく)毎朝、朝ドラ「ちむどんどん」でその姿を観ている宮沢氷魚君だということで、朝ドラ話が止まらなくなる矢野さん。以前は、TVドラマの話題をMCで話すことなど無かったのに、すっかりNHKの手の内にハマってしまったようだ(もっとも、ドラマとしての「ちむどんどん」は、それほど評価はしていないような口ぶり…)。

久しぶりに演奏した「風をあつめて」、そして、さらに久しぶりの「LOVE LIFE」。9月には、この曲にインスパイアされた深田晃司監督の映画が公開されるだけに、今後、演奏される機会が増えそうだが、やはり良い曲だ。

「魚肉ソーセージと人」と「大家さんと僕」の間には、アルバム「音楽はおくりもの」の製作秘話。デザイナーと戦って、大きな活字での印刷を押し通したとのこと。家に帰って、改めて見てみたが、確かに、最近のCDでは見かけないような大きな活字で歌詞が書かれている。ライナーノーツや歌詞カードの文字は老眼の大敵なのだが、ご自分が読めないような物を売るわけには行かないという矢野さんの姿勢、流石である。

本編ラストは、鉄板の三曲の連べ打ち。今日の「ひとつだけ」のアレンジ、とても私好みだ。

アンコール。まずは足下に設置することが新たな習慣になったニトリのキッチン・マットのご紹介。タイム・キープをする左足にかかる衝撃の緩和に絶大なる効果とのこと。そして、会場に「ごはんができたよ」と「ラーメンたべたい」のどちらが良いか問いかける。会場の反応は「ごはん派」が多いような気もしたが、やはり、皆の希望は「ラーメン・ライス」である。果たして、矢野さんが演奏を始めたのは「ラーメンたべたい」。しかし、最後に盛り上げて締めたと思ったら、そのままシームレスに「ごはんができたよ」になだれ込むという、怒濤の炭水化物セット。これは嬉しい。ブリッジ部分のカッコ良さも際立っていて、これを即興で演るとは、ひたすら恐れ入る。今後、アンコールの定番の一つになるかも。

ということで、酷暑の中の来日公演の初回ステージ、大満足の内に終了。

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button 8月31日(水)/ 「矢野顕子 リサイタル」@道新ホール

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  1. わたしのバス(Version 2)
  2. ふりむけばカエル
  3. 電話線
  4. SUPER FOLK SONG
  5. David
  6. LOVE LIFE
  7. 魚肉ソーセージと人
  8. 札幌地下街ポイントカードの歌
  9. 春咲小紅
  10. ドラゴンは昇る(新曲 / 作詞:野口聡一、作曲:矢野顕子
  11. 中央線
  12. 音楽はおくりもの
  13. GREENFIELDS
  14. ひとつだけ
アンコール
  1. ラーメンたべたい
* 私は行けませんでしたが、セットリストを教えていただきました。澤田さん、ありがとうございます。

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