IN/OUT (2022.10.30)

COVID-19ワクチン、4回目の接種を受けてきました。これまでの3回がモデルナだったので、もはや意固地になって、今回もモデルナを選択。当然のように副反応で38度越えの発熱となりましたが、過去3回よりは短時間で下がったかな。


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"Little Black Dress "CITY POP NIGHT" @ ブルーノート東京22.10.28

ブルーノート東京Little Black Dressのライヴを観に、ブルーノート東京に行ってきた。

彼女は、1998年生まれのシンガー・ソングライター。2016年、高校3年の時に岡山から上京。春日大社で開催された音楽フェスティバル「MISIA CANDELE NIGHT」の前座を務め、それ以降、MISIAの付き人として研鑽を重ね、2019年にインディーズ・デビュー。2021年にはメジャー・デビュー(ただし、配信シングルのみ。アルバムは、インディーズで出した1枚のみ)という若手。「昭和歌謡の伝統を受け継ぐ」というキャッチフレーズに惹かれて、私としては、久しぶりの若手ミュージシャンのライヴ参戦だ。

バック・バンドは、土方隆行(ギター)、御供信弘(ベース)、越智祐介(ドラムス)、堀仁一郎(キーボード)、佐々木久美(コーラス、オルガン)、鈴木明男(サックス)。かなりの手練れ揃いだ。2名のキーボーディストは、舞台の左右の端に陣取っているのだが、向かって右のオルガンがHammondなのは当然として、左のキーボード、2段重ねの上段にはProphet-5がっ!! さすが"CITY POP NIGHT"。並んでいる楽器だけでテンションが上がる(実際の所、Prophet-5は、ほとんど使用されず、下段のYAMAHAメインだったが、敢えて設置することが大事

バンド・メンバーに続いて、Little Black Dress登場。ギターを抱えて、「さらばシベリア鉄道(大瀧詠一 / 太田裕美)」、「君に、胸キュン(YMO)」、「BOMBER(山下達郎)」の三連打!いきなり、度肝を抜かれた。ここまで、私にドストライクの選曲とは!特に、山下達郎の名曲群の中から「BOMBER」を選んでくれたことで、彼女への好感度、爆上がりである。

ここでMC。迫力ある歌声とは対照的に、喋りは決して上手では無いが、それもまた良し。そして、「アイリーン(安部恭弘)」。「駅(竹内まりや)」。この曲の歌唱は、さすがMISIAの付き人だったという感じの歌い上げっぷりだ。

一転してアップ・テンポな曲、「TOWN(吉田美奈子)」。1980年代、吉田美奈子のライヴでカッティング・ギターをキメていた土方隆行が、バンド全体の音を引き締め、凄い熱量のパフォーマンスになっている。

盛り上がったところで、アニメ・メドレー。「ムーンライト伝説(DALI)」、「CAT'S EYE(杏里)」、「逆襲のレジーナ(Little Dress Black自身が歌う『怪盗クイーンはサーカスがお好き』の主題歌)」。アニメ主題歌だが、クオリティーの高い楽曲群。ここでようやく彼女自身の持ち歌登場だが、作曲が林哲司なので、City Popsの名曲群の中に入っても違和感無し。良い曲だ。

本編ラストは「恋のブギ・ウギ・トレイン(アン・ルイス)」。アンコールは「雨と恋心(Little Black Dress)」。作詞・作曲:川谷絵音の作品。そして、最後は、シティ・ポップ・ブームの火付け役とも言える「真夜中のドア(松原みき)」。このバンドのサウンドとLittle Black Dressの声質にピッタリの名曲だ。

ということで、ほぼ予習無しの、ジャケ買いの気分で参戦したライヴだったが、大正解。ハズレ曲無しの超鉄板セットリストと、見事な歌唱力のLittle Black Dress。そして、彼女を支える辣腕バンド。是非、再見したいと思わせる充実のパフォーマンスだった。


"Amsterdam"22.10.29

David O. Russell監督の新作を観てきた。Christian Bale、Margot Robbie、John David Washingtonという豪華主役三人組に加え、Robert De Niro、Mike Myers、Rami Malek、Chris Rock、Taylor Swift等々、脇役も超充実。内容よりも、出演者だけで鑑賞決定である。

第一次世界大戦の激戦地で出会ったChristian BaleとJohn David Washington、重傷を負った彼らが運び込まれた病院で看護婦をしていたMargot Robbie。3人は意気投合し、戦後のアムステルダムで楽しく共同生活を営んでいたが、やがて、Christian Bale=医師と、John David Washington=弁護士はニューヨークに戻り、復員軍人のための活動をするようになる。1933年、そんな彼らが殺人事件の濡れ衣を着せられる。裏には、大きな陰謀が蠢いている雰囲気。さらにその背景には、米国にも触手を伸ばすナチズムが… というお話。

設定とストーリーだけを考えれば、シリアスなポリティカル・スリラーにも、スリリングなスパイ映画にもなりそうだが、敢えて、その方向には走らず、三人の友情を軸にしたオフビートな展開になっている。むしろ、豪華俳優陣が、パブリック・イメージそのままの役柄を、実に楽しそうに演じあっているのが、見所。特に、作品毎に徹底した役作りで肉体も変えてしまうカメレオン俳優 Christian Baleの存在感が画面を支配しているし、Margot Robbieの才気溢れる表情も美しい。そして、「ありえないけど“ほぼ実話”」という映画の惹句の通り、実際の記録映像を見事にコピーした演説を披露するRobert De Niroの堂々たる演技。

ということで、演技面には見所満載の映画だったが、ラストの処理は、人生喜劇的なところを押し出し過ぎかな。



今回の接種は、オミクロン株対応2価ワクチンのBA.1対応型。接種券が届いてすぐに予約をしたのですが、我が自治体、その直後にBA.4-5対応型ワクチンの「予約なし・誰でも接種」を開始してくれました。良い動きだとは思うものの、個人的には、なんだか損した気になってしまいました。