2017年11月29日発売
初回限定盤(CD+DVD)VIZL-1280 / 通常盤(CD)VICL-64817 / アナログ盤 HRLP187/88
Produced & Arranged by 矢野顕子
Sound Supervisor 吉野金次
2000年から活動を続けるバンド、フジファブリックの曲をカバー。元々は、フジファブリックの志村正彦氏が、PUFFYに提供した楽曲(2009年6月発売 アルバム「Bring it!」収録)で、志村氏が20009年12月に急逝された翌年、残されたメンバーの手によって完成されたアルバム「MUSIC」に収められています。矢野さんは、2013年のリサイタル辺りから取り上げられていました。映像が目に浮かぶような作品です。CD化されて良かった。
糸井&矢野コンビの新作として、2016年に開催された「矢野顕子 ふたりでジャンボリー 糸井が書いて矢野が歌う1101曲(の予定)」で披露されました。かつては巨人ファン、今では大リーグを楽しんでいる矢野さんの野球愛が炸裂。
ヒューストンにある美術館"The Museum of Fine Arts"のJapan Galleryのオープニング・イベント用に依頼されて書かれた曲です。2012年のブルーノート東京では、「月」に因んだ歌詞繋がりで「RCサクセションの「多摩蘭坂」を挿入したアレンジで披露されました。
2016年に開催された「J-WAVE SPECIAL LIVE 矢野顕子 40th Anniversary ふたりでジャンボリー ゲスト:YUKI」で、ゲストのYUKIさんを呼び込む前に、矢野さんが演奏した曲ですね。この、ゲストを呼ぶ前に、その人の曲のカバーを演奏するというのは、矢野さんの公演の定番演出の一つ。この公演では、YUKIさんの筋金入りの矢野ファンぶりも印象的でした。
企業誌の企画で、谷川さんの詩に矢野さんが曲を付けた作品だそうです。いかにも引っ越しの時に出てきそうな物を感傷的に語っていた詩が、ラストで一気に力強いメッセージになる構成が見事です。
女優、岸田今日子さんが、3歳の娘さんと作ったおはなしアルバム「おはなししてよ かあさん ~小さな娘のために・岸田今日子~」(1972年発売)に収められている曲で、矢野さんも以前からライヴで取り上げていました。作詞は、岸田今日子さんの実の姉の童話作家、岸田衿子さん。楽しそうでいて、最後にちょっと怖いところも出てくる、本当に子供が喜びそうな詩の世界と、矢野さんのピアノ&歌唱が見事にマッチしています。
O.P.KINGは、真心ブラザーズのYO-KING氏、奥田民生氏、The ピーズの大木温之、the pillowsの佐藤シンイチロウの4人が2003年に結成したバンド。サビの歌詞の力強い意志が印象的なこの曲は、矢野さんのライヴでも、かなり頻繁に取り上げられていました。
アメリカのカントリー・シンガー・ソング・ライター K. T. Oslinの、2001年のアルバム"Live Close By, Visit Often"収録曲。原曲は、いかにもカントリーっぽいギターで歌われています。矢野さんは、The Manhattan TransferのJanis Siegelとニューヨークのブルーノートで共演したときに取り上げたそうです。
タイトルは、国際宇宙ステーション(6人が常駐し3人単位で交替する体制を取っている)で、地球に帰還する3人のクルーに向かって、ステーションに残る3人がかける言葉。この曲は、NHKドラマ10「ブランケット・キャッツ」主題歌に使われました。派手さは無いけど、現時点の矢野さんの到達点を示すような、聴き込めば聴き込むほど、奥深さを感じる佳曲です。
Burt Bacharach & Hal David氏の1963年の名曲。大ヒットしたJack Jones氏をはじめ、Frank Sinatra氏、Nancy Wilson氏他、多くのミュージシャンに取り上げられてきました。矢野さんも、高校生の頃からジャズクラブで歌っていたそうです。
TOKYO MIDTOWN 10th Anniversary Song。この曲で矢野さんが意識しているのは、古き良き大人の町=六本木。因みに、矢野さんは、東京ミッドタウンのガレリアに流れるBGMの選曲を2015年10月~2017年11月の期間、担当されていました(矢野さんの前は、菊地成孔、細野晴臣、ケンイシイ、渡辺香津美、小山田圭吾の各氏、そして、矢野さんの後は上原ひろみさん)。
この曲も、糸井&矢野コンビの新作として、2016年に開催された「矢野顕子 ふたりでジャンボリー 糸井が書いて矢野が歌う1101曲(の予定)」で披露されました。
「SUPER FOLK SONG」のその後を描く、続編。この曲も、2016年に開催された「矢野顕子 ふたりでジャンボリー 糸井が書いて矢野が歌う1101曲(の予定)」で初披露されました。「SUPER FOLK SONG」が糸井重里氏のアルバム「ペンギニズム」に収録されたのが1980年。その37年後も第一線で活躍し続ける糸井・矢野コンビの歴史が、「春咲小紅」からの引用に込められているようです。