1992年6月1日発売
SONY MUSIC ENTERTAINMENT ESCB-1294 / アナログ盤 MHJL 14
Produced, Arranged & Permormed by 矢野顕子
糸井重里氏のアルバム(あったんですねぇ)に収められた曲です。よくぞ救い出してくれた、という気がします。ここで歌われる「ソン」というのは、谷岡ヤスジ氏描くところの「村」のことです。
ムーンライダーズの鈴木博文氏が18才の時の作品だそうです。当時、彼は詞に入れた「場末」のことを「ばまつ」と読むのだと思いこんでいたという話を聞いて、個人的に激しく親近感を覚えたものです。
このアレンジ、大好きです。原曲とは全然違う解釈のようでいて、詞のもっている大切な部分はきちんと伝わってくるという、カバーの真髄を究めたような作品だと思います。
楽しく、そして大切そうに歌っている感じが、大貫さんと矢野さんとの仲の良さを物語っているようです。
歌い上げていく盛り上げかたが泣かせる、素晴らしい演奏です。
歌詞は無くスキャットですが、このメロディーには大正解だと思う。
山下達郎氏とは、昔から一緒に演っていますね。この曲の矢野さんバージョンは、竹内まりやさんもお好きだとのこと。
イッセー尾形氏のステージの幕間用の作品だそうです。笑えます。
この他、イッセー氏には「労働者の妻」という詞に曲を付けたものも提供されているそうです。
GGさん、ありがとうございました。
THE BOOMとの共同名義でシングル発売された曲を、矢野さんだけのバージョンで。
歌詞には時代を感じさせる言葉も多いのだけど、良いものは時代に関わらず良い。泣けます。
詞もメロディーもきれいで静かな歌です。だからこそ、演奏には大変な集中が要求されたようです。是非、収録風景の記録「SUPER FOLK SONG - ピアノが愛した女。-」をご覧になっていただきたい。
Pat Metheny氏が矢野さんのために書いた曲です。彼は、自分では歌わないギタリストなので、歌手にとっては非常に難しい曲になっていますが、矢野さんが心を込めて大切に歌っているのが伝わってきます。
アルバムタイトルは、ライナーノーツに書かれている英語大文字表記を使いました。