地区 | 公演日 | 開演時間 | 会場 |
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青森 | 11月21日(土) | 18:30 | 青森市文化会館 |
札幌 | 11月23日(月) | 18:00 | Zepp Sapporo |
クアトロ | 11月25日(水) | 20:00 | 渋谷クラブ・クアトロ |
府中 | 11月28日(土) | 19:00 | 府中の森芸術劇場 |
愛知 | 11月30日(月) | 19:00 | 愛知厚生年金会館 |
福岡 | 12月1日(火) | 19:00 | 福岡市民会館 |
広島 | 12月3日(木) | 18:30 | アステールプラザ |
高松 | 12月4日(金) | 19:00 | 高松市民会館 |
大阪 | 12月6日(日) | 15:00 | フェスティバルホール |
石川 | 12月8日(火) | 18:30 | 石川厚生年金会館 |
仙台 | 12月10日(木) | 18:30 | イズミティ21 |
東京 | 12月12日(土) | 19:00 | NHKホール ** |
12月13日(日) | 15:00 | ||
大阪 | 12月15日(火) | 19:00 | フェスティバルホール |
** 12/13(日)15:00からSKY PerfecTV Ch.731"VIEWSIC"にて生中継。及び、12/13(日) 25:00〜26:30、12/31(木) 17:30〜19:00にダイジェスト放送有り。
!! 11/29(日)、南青山マンダラで行われたかしぶち哲郎氏のライブに、矢野さんがゲスト出演されました。
登場した瞬間、会場がどよめく減量っぷり。120ポンド落とされたということで、もはや、96年の最初のさとがえるの時の面影は無し。ここに現れている意志の強さは、プレーの追求という面にも伺えるようで、演奏の切れの良さには、ますます磨きがかかっています。
そのキュートなルックスと、パワフルな演奏ぶりに、ますます女性ファンが増えているように見受けられます。常に進歩し続ける彼の演奏を観るにつけ、相当な練習を日々欠かしていないのだろう、と感心させられます。
今年、さとがえる初参加。とはいえ、矢野さんとはクリームシチューコンサートやハモンズでも一緒にやっていました。パーカションだけでなく、コーラスも担当。ステージに明るさを振りまく彼女の演奏は、求道者的雰囲気を漂わせるメンバーの中で、貴重なキャラクターだと感じました。なお、クアトロのみ、体調不良のため欠席されました。
今回使用したのは、グランド・ピアノの他に、Fender Rhodes pianoとRolandのJP8000。Cliff氏の勧めでジムに通うようになったということで、昨年よりほっそりされた感じでした。
自分が行ったNHKホール以外は、メールで送っていただいたものです。
青森のさとがえるツアーに行って来ました。席は、13番目。(矢野父母、親戚、ご近所のまわり、チケットを弟さんに取ってもらったものですから)
当日は、11月には、めずらしい大雪の日でした。オープニングは、The Girl of Integrity、 そしてROSE GARDEN。
MCの後ピアノの弾き語り。青森のためかふなまち唄 Part II。その後メンバーと二人ずつでWATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN。(特にこの演奏が良かった。ベースと)後は忘れた。
その後THE OKINAWAと名付けたてぃんさぐぬ花等の3曲。そしてごきげんわにさん、ME AND MY SEA OTTER、すばらしい日々、しんぱいなうんどうかい、ちいさい秋みつけた、おおきいあい、ラストは、ひとつだけ。アンコールは、また会おね、David
演奏は最初のコンサートなのにバランス、コンビとも良好。お父様も去年のコンサートより出来が良かったといっていました。
終了後弟さんのワンショットバー みなとやへ。ただで酒をごちそうになりそして本人メンバーが11時頃やってきてサインをしてもらい感激しました。全国各地からのファン(津軽ツァーの方々等)もきていて、私もファン歴長いのですが東京でのまたあおねツアー、函館金森ホール、渋谷ジャンジャン等より今日のコンサートは、良かったと思っています。
reported by 山口 隆志 さん
まず、いつものように3人が入場。別人かと思うくらいに痩せたAnthonyさんにみんな驚き。あっこちゃんはといえば白のノースリーブの上にキャミソールと言ういでたち。どよめき。「誰か言ってやれ」なんて声が聞こえましたね。
「たくさんの」と歌いはじめました。その勢いに乗って、まさかの「ROSE GARDEN」。そこら辺にあるような下手なダンス音楽よりもファンクで、かっこいいグルーブ。
ここでご挨拶。「今日は、何で3人なのかと思われてると思いますが、実はCarol Steelさんは本日、体調を崩して、おやすみです」と言うこと。「その分、ドラムの人ががんばると言ってます」と。
「いきなり、新曲やります」と、本日唯一の新曲「どうして?」。詞は、想像する所糸井さん作。曲調は「BlooklynBridge」のあたりが近いかな。「次のリリースは夏前ぐらいになるかと思います。ひとり2枚!」そう言われました。
次に、「次に歌う歌は長いです。だって、しょうがないのよ、3つの曲を1つにしたんだもの」と。沖縄曲メドレー。あっこちゃんが歌うと「さーゆいゆい」の「ゆい」も風に流れます。
ここで、Cliff氏・Anthony氏、一時退散。ピアノの前で、「今回は、いままであんまり人前でやってないものをやろうと思って。でも、そんなたいした曲じゃないのよ」と歌い出したのが「DOGS AWAITING」。久しぶりに聴きました。そのあともピアノのみで「昔YMOと言うバンドがいました。YMOの中でいちばん好きな歌を歌います」、で「BALLET」。きれいな曲ですね。ぼくの聴いてない頃の曲なんで、初めて聞きました。
このあと、デュエットコーナー。「120ポンドやせました。人間1人分痩せたんですね。ちなみに私は100ポンドちょうどです」とAnthony氏を紹介、ふたりで「WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN」を。Cliffと交代して、「彼のすすめで、とうとうフィットネスに通うようになりました。けっこう楽しいです」と、2人で「悩む人」を。途中、あっこちゃんは完全にドラムソロを楽しんでました。
次に、また久しぶりにやります、と「ごきげんわにさん」を。その後スタンドマイクを設置して、踊りながら「Happiness」。戻って、「すばらしい日々」。「今回、あんまりやってないものを選んだのですが、この曲はとてもすばらしい歌だ、とメンバーで楽しみながらやっています」と言ってはじめた曲は「おおきいあい」。サンプリングの激しいシンセドラムに乗せて3人が気持ち良く演奏してました。定番の「ちいさい秋みつけた」(いつ聴いてもかっこいい)をやった後、「今日の最後の曲です」と、今年はプログラムに入った「ひとつだけ」を。
アンコールにのって3人出てきて、それぞれの楽器の前にスタンバイ。「この曲のオリジナルは「ごはんができたよ」に入ってますが、そこでは、先日亡くなった大村憲司のかっこいいソロを聴くことができます。ぜひ、そちらも聴いてみて下さい。」と紹介。その時に、会場からは拍手が起こりました。歌う前に、「今日はスペシャルコーラスを迎えたいと思います。坂本美雨」と、娘を紹介。美雨ちゃんをコーラスに迎えて「また会おね」。終わって、美雨ちゃんが戻った後に、「2,3日中にCDがでるそうです。お父さんのと一緒にお店に並ぶそうなので、「お母さんのも一緒において」って感じですけども。でも、他社のアーティストですからねえ」と。そして、「最後にみなさんと一緒に歌おうと思います」としめは「David」。
終演後、流れてきた音楽は美雨ちゃんのアルバムから。でももちろん、アンコールの拍手の方が強く、その間1曲半。すっかりTシャツとジーンズになった矢野さんが出てきて。「もう帰ろうと思ったのに。こんな格好で」といいながら、舞台監督の黒田さんにもすすめられ、困りながらもピアノの前へ。「宮沢和史のうちは3人めの子供がうまれたそうです」「とてもすばらしい曲を書く人ですが、こんな歌も書いています。ありそうでない歌です。」と、ジァンジァンでもやった「なし」を最後に歌って、帰って行かれました。
いや、まさか「ROSE GARDEN」をやるとは思わなかったですね。他にも、本当にあまりやらなそうな曲ばかりで。「下で山のように積んであるパフレットの一番後ろにディスコグラフィがついてますので、それを見て探して下さい。全然わからなかったら、CD全部買ってね」。と言われましたが、幸いぼくは全部わかりましたし、ある程度CDちゃんともってますからね。個人的に、「好きだけど、まずやらなそうな曲」がけっこうあって、うれしっかったです。「Rose Garden」「Water Ways Flow Backward Again」「悩む人」「Happiness」「おおきいあい」と言うあたりですね。また、「David」を聞けたのもうれしかったです。欲を言えば、これに「All The BOnes Are White」が加わるともっとよかったかな。
reported by まさぼうさん
昨日、府中での矢野さんのコンサートに行ってまいりました。
結論からいうと、もうひとつだったかなあ。去年見たパルテノン多摩のコンサートがよかったからなあ。とくに気になったのが、ドラムの音が大きい、ということ。もちろん、これは、クリフ・アーモンドさんの問題じゃなくて、PAのミキサーサイドの問題なんですけど。だもんで、矢野さんの繊細な音楽がみんな均一に聞こえてきちゃう気がするなあ。あと、シーケンサーかテープのバックトラックを使うのだけど、それの使用頻度が多くて、これも、ちょっと、飽きちゃう。曲目とかは、多分、他の人からも寄せられるだろうから割愛。
この日は、矢野さんもなんか集中力を欠いていたみたい。もちろん、音楽性はあいかわらず、抜群に高いのだけど。青森のコンサートはよかったみたいですねえ。この日はちょっと、残念だった。曲もそれほど意外には感じなかった。
reported by Osamu Saitouさん
オープニングの2曲で驚きました。アンコールの「また会おね」では、「アルバム『ごはんができたよ』で入魂のギターを弾いてくれた大村憲司。そのケンジも好きだった曲です。」とおっしゃってました。ここで僕の涙腺もキました。
正直な感想・・・去年の方が盛り上がったかな?去年は、「電話線」で会場は最高潮!って感じでした。今年はそこまでの盛り上がりは、無かったです。「David」も良かったけど、やっぱりラストに「また会おね」の方が良かったかな?
reported by 此木田さん
特に、今日の福岡だけの内容と思われるモノだけをレポします。
矢野さんによる「本邦、いや世界初公開」という曲紹介にて、チロルチョコのCF曲がまるまる一曲フルサイズで演奏されました。コレは、「あまりにいい出来」なので、次のアルバムに、収録されるそうです。曲は、矢野さんの「・・・・・」を連想させて、なるほど、好きになってしまう曲でした。演奏後「緊張したあ」と感慨深そうでした。
ボクの好きな思いでの「すばらしい日々」があのバンドで聴けたりと、大満足のコンサートでした。「電話線」も聞きたかったなあ。「小さい秋」はやはりあのバンドにぴたりと来る。WATERWAYS・・・・も渋かった。
欲を言えば、ピアノの音がもっと聴きとれるように音響をやって欲しかったです。
reported by 健太さん
わたしの席は、7列目47番という、ちょうど、クリフの真正面にあたる席でした。こんな前で見たことがないので、もう、それだけで幸せで・・。
矢野顕子
紫のキラキラのスリップドレスを着て、登場。頭は、あいかわらずの爆発パーマ。本当にかわいい。わたしの隣の席の人も「かわいい〜!!」と叫んでいました。矢野さんが、ピアノの前に座ったら、そしたらもう、そこはめくるめくやのワールドがあるだけです。ただ、かあっこいい!!「4人で、こんなスゴイ音楽ができるのだ!バンドって、かっこいいなあ。なんて、なんて、かっこいいんだろう!!」と鳥肌が何度もたちました。
わたしの、大好きな「すばらしい日々」(「あんまりやっていると自分の曲だかなんだか分かんなくなってきます、わたしのなかで、この曲は「作詞作曲矢野顕子、なんですけど・・」とおっしゃってました。会場から拍手が)これは、何度聞いても涙が出ます。すっぱらしい!せつない曲ですねえ。後奏が、ピアノやベースやタイコからすさまじい嵐がまきおこって、その空間が別の世界になってしまうようです。「ひとつだけ」(オルガンのおとがやさしくてあったかくて可愛らしい)の順で、終了。アンコールの「また会おね」で、やはり、泣いてしまいました。すばらしかった。あと、矢野さんにしてはめずらしい恋の歌の新曲も良かった。「リラのホテル」というカバー曲もとても良かったです。
アンソニー・ジャクソン
とてもやせていてびっくりしたけど、ベースは心臓にじかにひびくような気持ちのいい音でした。あんまり、やせたので悪い病気じゃなきゃいいんだけど、と心配になってしまいました。パーカッションとドラムとピアノだけで演奏の時は、彼がはさまれた席の上で寂しそうにしているのが、なんともかわいくて。いつも、困ったような顔をしているけど、とても可愛らしい方ですね。そして、かっこいいベースです。
クリフ・アーモンド
たしかに、ハンサム。ドラム界のブラッドピットと呼ばれるのも、さもありなん。真正面の座席で、しあわせでした。わたしは、打楽器がつくるリズムが好きで叩いている姿は、きっと何時間見ていてもあきないだろうと思われます。ドラムすごい楽器だなあと開眼したのもこの人のおかげです。腕が何本も、足も何本もあるみたいです。金のかみをふりみだしながら、真っ赤な顔をして、歯をくいしばって叩くドラムに今日もまたほれました。オモシロイ楽器です。
キャロル・スティール
笑顔がすてきなパーカッショニスト。わたしは、やはり打楽器がすきなので彼女が上の方でがさごそと色んなものをもちだしてふったり叩いたりするたびに目を皿のようにして見ていました。コーラスもするし、色んなことする何でも屋さんというかんじでした。彼女の一角だけ、商店街のお店やさんのように見えていました。パーカッションてオモシロイ、奥深い楽器?ですね。とにかくおもしろかった!
ただ、すばらしい、その一言です。また来年も再来年もいくぞ!!「電話線」もききたかった!!「ああ、おもしろかった。2日に1度くらいやってくれんかねえ」とは、友人の弁です。わたしもそう思います。
reported by みみさん
今回はラッキーなことに1階3列のど真ん中。席につくとステージが近い。こっちが緊張してしまうくらいです。メンバーがスタンバイ。矢野さんは紫のスリップドレスで登場。去年よりもやせた(締まった?)感じがしました。かわいらしい。
いきなり♪じゆううー、こんなあにー♪ きゃああー!!と叫んでしまった。The Girl of Integrity でした。次のROSE GARDEN!!もう、すごーい迫力でした。「今日は昔の曲をいっぱいやります。でも次は新曲です。」新曲は2曲。どうして?とgirl friends foreverという曲。その後は沖縄の曲を3曲ひとつに。
ピアノコーナーではいきなりのTONG POO!! なぜかこの曲のときは、演奏するのにとくにコメントがなかったなあ。「なるべく、去年やらなかった曲をやろうと思うんですけど・・・」と言いつつピアノに向かっていました。
他のソロではPRAYERと赤いクーペを弾きました。PRAYERでは涙で鼻をすする人多かったです・・・・。
*このへんは実際の演奏順とちょっと違っています。 waterways が間にはいっている・・・・・と思いますが。
PRAYERの前には「誰の曲を弾こうかな・・・・・。この人からメールをもらったからいいでしょう。」みたいなことを話し、赤いクーペの前は「コムロといえば小室等さんです。」と話してました。
矢野さん以上に減量したアンソニーとふたりでWaterways flow backward again!!かっこいい!
ドラムのクリフとまさかまさかの電話線!!
パーカッション、肝っ魂かあさんみたいなキャロルとME AND MY SEA OTTER。私には「高野寛くんの曲」として覚えられてます。
矢野さんがマイクの前で唄に挑戦したのはHAPPINESS。再びピアノに戻ってすばらしい日々も。広島がうんだ偉大なアーティスト奥田民生!と言ってましたがもうこれは矢野さんのものになってますよね??最後の流れはオリジナル。せつなくなってしまいます。
そして「ライブではひさしぶり」のおおきいあい。演奏を再現するのが困難だったという理由で演奏してなかったそうですが今回はどんどん上昇するような感じでした。続いてはイントロ聴いてびっくりしたごきげんわにさん
続いて小さい秋みつけた!!うっわーって感じになって、座ってはいたものの場内ノリノリ。手拍子とりにくい曲ですが、なんとか感動を表したくて。矢野さんの演奏でひさしぶりにダンス感覚になりました。歌詞がとぶのもしかたないよねえ。
本編ラストはひとつだけ。王道です!
割と最初から拍手が大きく、他の場所での演奏も見てきた人たちからの感想だと広島はかなり盛り上がっていたそうです。私もあんな前で1曲目からリズムとりまくっていたからなあ。前の人はじっと座って聴いていたのでじれったいなあと思いました。もちろんスローな曲はちゃあんと静かにしてたんですよ。
アンコールでは・・・・言い回しは正確ではありませんが「私たちが大好きなギタリストのなかに、先日亡くなったんですが大村憲司という人がいます。」と矢野さんが告げたときに、知らない人も多かったみたいで、場内がざわざわっとしました。それ以上のコメントはありませんでした。矢野さんはいつも「自分の気持ちに整理がついてから」いろいろと話す人なんで、今は深くコメントがとれないのかな??って思いました。そして憲司さんも好きだったというまた会おね。いい演奏だった。でも、一番盛り上がる間奏のところに憲司さんのソロが流れないのはやっぱりさみしい。これからはこの演奏に慣れなきゃいけないのかな?
最後の最後にDAVID。
どんどんうまくなっていく矢野さん。それでいてきっと昔から変わらない。すごい人と知り合っちゃったんだなあと思いました。
reported by 千春@広島さん
自分にとって3度目のやのサンのライブですが、初めて地元金沢で体験できました。2年ぶりとなる金沢でのコンサートは、客の入りがあまり良くなかったです。(前回もそうだったようですが)
3人に続いて、紫キラキラの衣装に、キラキラの靴でやのサンが登場。客席の隣に座っていた女性のお客さんが「ほっそいねー」とつぶやいていました。
今回の座席は前から2列目の左端で、間近にやのサンのパフォーマンスを見ることができました。特に正面に向かってセットされたフェンダーローズのエレピでのアドリブ(「小さい秋みつけた」)は、かっこよかったです。
ソロでは、やのサンが「金沢では演奏してないよね」と確認をして「赤いクーペ」を、それと、「それだけでうれしい」「しようよ」を演奏。「赤いクーペ」は、昨年聴いてから絶対もう一度聴きたいと思っていた曲なので満足。
アンコールは、「また会おね」、「David」の2曲。
MCでは、電子メールについてのコメントが多く、「プリントアウトされたメールを紹介します」と、札幌の小学校の教員の方からもらった、フレンドリーな内容のメールを紹介してました。
最高のメンバーと、最高の演奏で、とても充実したライブで満足しました。来年も金沢での開催を期待します。
reported by とこぼさん
矢野さんは、グランドピアノの他に、ローランドのシンセとローズ・ピアノを使用し、舞台向かって左側。センターに"激やせ"アンソニー氏。右前方がクリフ氏で、右奥にキャロル氏という配置。既にレポートされているように「生音」以外の音が流れる曲があるのが昨年との最大の違いだろう。
構成面では、矢野さんのソロの間にメンバー紹介を兼ねて、各メンバーとの二人の演奏が混じるところが大きな相違点であり、効果的でもあった。
昨年までが、「三人の実力派ミュージシャンによるプレーのぶつかり合い」という印象だったのに対し、今年はもっと構成されたバンド・サウンドだというのを感じた。昨年の「異常なまでのテンションの高い盛り上がり」というのは、あまり感じられなかったが、「とてもまとまりのある演奏」だと思う。その中で、特に矢野さんと各メンバー二人きりの演奏では、さとがえるバンドの、「演奏を楽しみながら」「高度な音楽性を追求する」という姿勢がよく現れていて、非常に印象深かった。特に、アンソニー氏のベースの表現力の豊かさには改めて驚かされた。
他のコンサート会場にも行ってきた人達に聞いても、今日の演奏は白眉であったと口を揃えていた。以前、レポートされ心配していたPAも水準以上の出来だったと思う。米国から観にきた甲斐のある、非常にハイクオリティなコンサートであり、満足である。
今日の公演は、TV生中継されるということで、カメラ等が邪魔になるのでは、などと事前には不安があったのだが、杞憂だったようだ。実際、私の席(前から3列目の右の方)からは、舞台上のカメラはほとんど見えなかった。
TV中継の影響かどうかは分からないが、矢野さんの気合も、かなり入っていたように思う。声の調子もピアノ演奏も、非常に力強かった。もっとも、出だしはやや硬かったようだし、歌詞が怪しくなってしまうところが多かったような気もしたが......。ソロコーナーでは調子も上がり、選曲、演奏の出来ともに、とても素晴らしかった。
他のメンバーの演奏も、昨日よりさらにパワーアップ。特に、クリフ・アーモンド氏のドラムスの出来は驚異的だった。日々、向上していくさとがえるバンド、恐るべし、である。昨年までは、昼間の公演ではノリがもうひとつ、ということがあったように思うが、今回の演奏、特にラスト近くの数曲に関しては、そうしたこともなく、非常に充実したものだった。昨日よりヴォーカルを固めのセッティングに変えたように感じたPAも良かった。大満足である。
ドラムスに加えて、パーカッションも参加、ということで、昨年よりもかなり練り込んだ構成にした、という印象が強い。すっかり息の合ったメンバーが集合したので、4人の連携はとても高い次元に到達していたのだが、その中で、さらに新しいスタイルを追求しようとする姿勢こそが、このさとがえるバンドの凄さだろう。賛否両論となったシークエンサーの使用だが、表現のバリエーションを拡げるという効果がある反面、あのメンバーによるライブならではの微妙な空気感が否定されるという恐れもあったことは間違いない。だが、私が聴いた限りでは、シークエンサーの音までも、自分たちのノリに完全に組み込んでしまっているように思えた。あのメンバーが、シークエンサーにずるずると引っ張られてしまうはずはない訳で、メールなどを見る限り、ツアーが進むにつれて、この新しい試みをより深く消化していったのでは、という気がする。ツアー終盤のNHKホールに行けたことは幸いだったのかもしれない。
色々な人に聞いた話から感じたのは、聴く側の方が保守化してしまったというか、昨年と全く同じステージの再現を期待していた面があったのでは、ということだ。特に、クアトロでの二度目のアンコールに、居心地の悪さを感じたという話から。
できれば、来年もこのメンバーで、さらに高い連携と、こちらの期待を良い意味で裏切るような演奏を披露してもらえれば、そして、自分もその場に参加できれば、と強く願う。
まさぼうさん、森村さん、おださん、佐藤さん、綾塚さん、池田さん、hiroshiさん、ばばさん、おださん、ありがとうございました。