矢野顕子リサイタル BREEZE 3Days with GUEST


清水ミチコさんがゲストの15日に行くことができました。
誤りのご指摘や追加情報等あれば、送っていただけると助かります。


button スケジュール

公演日会場ゲスト
2月13日(金)サンケイホールブリーゼ岡林信康氏
2月14日(土)細美武士氏
2月15日(日)清水ミチコ氏

button 2月13日(金)

buttonセットリスト

  1. ひとりぼっちはやめた
  2. GIRLFRIENDS FOREVER
  3. 悲しくてやりきれない
  4. いい子だね
  5. Song for the Sun
  6. 股旅(ジョンと) (奥田民生
  7. * 陽炎情話
  8. * チューリップのアップリケ
  9. * 嘆きの淵にある時も
  10. 変わるし
  11. Farmer's Trust(Pat Metheny
  12. SUPER FOLK SONG
  13. ひとつだけ
アンコール
  1. * 君に捧げるラブソング
アンコール 2
  1. David

* は、岡林信康氏と共演

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button 2月14日(土)

buttonセットリスト

  1. PRESTO
  2. ニューヨーク・コンフィデンシャル
  3. へびのなく夜(糸井重里作詞。未録音
  4. Evacuation Plan
  5. My Love(友人が作った曲だそうです
  6. 右手(ELLEGARDEN
  7. * Say It Ain't So(Weezer
  8. * When I Die
  9. * Odyssey(細美氏のソロ新曲
  10. 変わるし
  11. すばらしい日々
  12. ROSE GARDEN
アンコール
  1. * やさぐれLOVE(ハートマーク)(仮)(矢野さん・細美氏の共作

* は、細美武士氏と共演

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button 2月15日(日)

buttonセットリスト

  1. Dreaming Girl
  2. 春咲小紅
  3. しまったサビ以外は英語詞だったので、"Missing and Dropping"と表記すべきか
  4. 湖のふもとでねこと暮らしている
  5. My Love(友人が作った曲だそうです
  6. 椅子 (上條恒彦 / 「お母さんの写真」収録
  7. 椰子の実
  8. * 丘を越えて
  9. * おおパリ
  10. * いもむしごろごろ
  11. 変わるし
  12. ばらの花
  13. ROSE GARDEN途中で一節、「いもむしごろごろ」挿入
アンコール
  1. * ひとつだけ

* は、清水ミチコ氏と共演

buttonレポート

大阪に新しくオープンしたサンケイホール・ブリーゼ。初めて訪れたが、ビルの7階に位置するホールの下のフロアには、お値段高めの「名店」が揃っていて、開演前の時間潰しには良さそうだ。

ホールは、入り口付近が白で統一された空間。一方、劇場内部は、壁も椅子も床も黒で統一された空間になっていて、この鮮やかな対比がお洒落。キャパは912席と小振りだが、良い感じのホールだ。舞台上には、二台のグランドピアノが向かい合わせに置いてある。両脇のPAスピーカーは、小型の物をタワー上に積み上げた、あまり見かけない形式だ。

矢野さんが登場し、演奏開始。ホールの響きも上々。あまり音量で無理をしないPAセッティングになっているようで、ピアノとヴォーカルのバランスが良い、とても素直な音響だ。

4曲目の途中、喉の具合がおかしくなったようで、演奏後、のど飴を口に入れる矢野さん。ここで、劇場のコーヒーショップの軽食メニューに「のど飴(100円)」が並んでいるというMCがあり、場内の笑いを誘っていたが、特に冬場は、公演中に咳が気になることも多いわけで、よく考えられた品揃えかもしれない。

いつも以上に弾けた「椰子の実」の後、ハンドマイクを持って立ち上がり、本日のゲスト、清水ミチコさんを紹介。メインのピアノを清水さんに譲り、矢野さんは下手側のピアノに移動。私にとっては、この移動により矢野さんが正面になったので、ちょっと嬉しい。

まずは「丘を越えて」。ワンコーラス目を清水さんが歌い、続いて矢野さんなのだが、やはり似ている!この二人が同じ声でハモると、なんとも楽しい。清水さんは、緊張で一杯一杯だったのだろう。ピアノ演奏はかなり走り気味だったりもしたのだが、それを見事に支え、誘導するような矢野さんの伴奏が、さすがだ。二曲演奏後、舞台上にパイプ椅子が並べられ、トークコーナー。矢野さんのリクエストで、清水さんの持ちネタ「水戸黄門と銭形平次のテーマを同時に弾く」なども織り交ぜつつ、息のあったトークで一盛り上がり。

トークの後の共演三曲目「いもむしごろごろ」が素晴らしかった。こういう自由な構成の曲を物真似し、かつ、本人と息もぴったりの共演ができるというのは、単なる声真似ではなく、スピリッツそのものをコピーしているという気がする。

清水さん退場後も、矢野さん本人も会場も楽しい雰囲気に包まれたまま演奏が続き、バラ園に紛れ込んだいもむしで、本編終了。

アンコール、二人並んで登場し、「ひとつだけ」。恒例の、曲の終盤でのお別れの挨拶は清水さん。二人が退場し客電がついた後も鳴り止まぬ拍手に、再び、二人でカーテンコールに応えるも、演奏は無し。これで、全終了。

深み・凄みという面では物足りないところもあったりしたのだが、とにかく楽しいライヴだった。矢野さんの声がハモって聞こえるなんて、とても貴重なものが見られたような気がする。

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横溝さん、ありがとうございました。


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