2016年4月6日発売
VICL-64561~64562(通常盤) / VIZL-954(完全生産限定盤)
- 矢野顕子: Vocal, Piano, Keyboards, Ukulele
- 細野晴臣: Bass, Vocal
- 林立夫: Drums
- 鈴木茂: Guitar, Vocal
CD 1
ライヴ一曲目は、デビューアルバムのA面1曲でスタート。
続いては、この年に発売された最新アルバムから。アルバムのテクノアレンジとは全く違う端正なバンド・サウンドで。
はっぴぃえんどの1973年のアルバム「HAPPY END」収録曲を。ヴォーカルは、オリジナルと同じく鈴木氏。これは、前年のさとがえるでも演奏されましたが、鈴木氏の気合いがさらに入った感じです。
この曲も前年に続いての選曲。アグネス・チャンのアルバム「アグネスの小さな日記」収録曲です。やはり、この時代のキャラメル・ママ≒ティン・パンを代表する演奏だったのでしょうね。
はっぴぃえんどの1971年のアルバム「風街ろまん」収録曲。オリジナルのヴォーカルは大瀧詠一さんでしたが、「隣で弾いていたんだから歌えるでしょ」という矢野さんの無茶ぶりで鈴木氏がヴォーカルを取ることになったそうです。見事に歌いこなし、矢野さんとの絡みもバッチリ。
新曲。タイトルは「小銭一枚」の意味。アメリカのルーツ・ミュージック風の曲に、ドラマ仕立ての英語詞が乗ります。
アルバム収録バージョンは、矢野さんがピアノとシンセサイザー。林立夫氏がドラムという構成でしたが、その雰囲気を見事にバンドで再現したアレンジが秀逸。そして、NHKホール公演では、柳田(元)選手が観客席にいらしているというサプライズ。会場、大盛り上がりになった演奏です。
CD 2
- 作詞: Fabian Andre / Wilbur Schwandt
- 作曲: Gus Kahn
休憩開け、細野さん、矢野さん、茂さんが並んで、リラックスした雰囲気のアコースティック・コーナー。
細野さんと矢野さんの息ピッタリのデュエット。矢野さんはウクレレを演奏。
矢野さんのソロ。関西フォーク界の大御所・西岡恭蔵氏(1948 - 1999)の名曲を。因みにこの曲は、はっぴいえんどもカバーしています。
Tin Panの2000年のアルバム収録曲。ゲスト・ヴォーカルとして矢野さんが参加した曲ですが、かなり癖の強い難曲を見事にステージ上で再現。
はっぴぃえんどの1971年のアルバム「風街ろまん」収録曲にして、矢野さんも「Welcome to Jupiter」でカバーした曲。この辺りからコンサートも終盤。畳みかけるような演奏が続きます。
これも「風街ろまん」収録曲。鈴木茂氏のギターソロが熱い。
前年に続いての選曲。既に、Tin Panの持ち歌になったような感じのするノリの良さです。
オーソドックスなアレンジでしっかり聴かせてくれます。沁みます。
アンコール一曲目は、細野さんとデュエット。まさに黄金コンビ。
最後の締めも細野作品で。会場一体となって「風をあつめて」の大合唱。
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