AKIKO YANO TRIO featuring WILL LEE & CHRIS PARKER
2019年、名古屋ブルーノート / ビルボードライブ大阪 / ブルーノート東京公演


名古屋の1stと、東京の全公演に行くことが出来ました。
誤りのご指摘、追加情報等あれば、送って頂けると助かります。

メンバー
2019年8月18日(日):名古屋ブルーノート
2019年8月20日(火):ビルボードライブ大阪
2019年8月21日(水):ビルボードライブ大阪
2019年8月23日(金):ブルーノート東京
2019年8月24日(土):ブルーノート東京
2019年8月26日(月):ブルーノート東京
2019年8月27日(火):ブルーノート東京

button メンバー

Chris Parker(drums

11年目を迎えたトリオを支える三角形の一辺。画家としての、提灯、団扇、スケッチブックの物販も、すっかり夏の風物詩として定着したようです。

Will Lee(bass

11年目を迎えたトリオを支える三角形の一辺。年々、ベース以外の機材を扱う比率が高まってきたように感じます。

矢野顕子(piano, keyboard

11年目を迎えたトリオを支える三角形の一辺。海外での「いろはにこんぺいとう」のアナログ盤発売と、それが若い人から高く評価されたという事は、古いファンにも嬉しい話題ですが、ご本人にも素晴らしいニュースだったようです。

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button 2019年8月18日(日)

buttonセットリスト

1st Show
  1. いろはにこんぺいとう
  2. When We're in Space
  3. Home Sweet Home
  4. ゴジラ vs モスラ
  5. PRAYER
  6. HOW CAN I BE SURE
  7. Reach Out
  8. TONG POO
アンコール
  1. Gasoline and Matches(Buddy Miller
  2. ラーメンたべたい

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2019年のトリオ公演は、曜日も会場も、昨年とほぼ同じスケジュール。ということで、私も二回目の名古屋ブルーノート。今年も、店の前はお祭りの屋台が並んでいる。ピアノは、イタリア製のFAZIOLI。矢野さんは、KORG KRONOSも使用。この公演のオリジナル・カクテルは、すみれのリキュールを使った「縁側で会おう(アルコール入り or ノン・アルコール)」。

開演。いきなり、Chrisのドラムが炸裂するイントロから「いろはにこんぺいとう」。滅茶苦茶カッコ良いアレンジだ。この曲は、矢野さんとWillが初めて一緒にレコーディングした曲でもある。もう、この一曲だけで、今年のトリオも凄いぞ!と興奮するスタートだ。

1976年にレコーディングされた1曲目に続いて、時間の流れを飛び越え、2曲目は2018年のアルバムから。この繋がりも素晴らしい。Willのコーラスも光る。

3曲目は、そのWillがリクエストしたという「Home Sweet Home」。やはり名曲だ。ここで、Willが「名古屋の人達はリラックスしている雰囲気だ。ここは、リゾート・タウンなのか?」との発言。これが前振りになって、会場に響く怪獣の咆哮。「怪獣大戦争」である。もはや、このトリオでの演奏には欠かせないナンバーだ(今年公開された"Godzilla: King of the Monsters"を矢野さんはご覧になっただろうか?)。矢野さんのピアノとシンセの同時弾きの迫力に痺れる。

5曲目は、一転、静謐な「PRAYER」。歌無しのジャズ・アレンジでしみじみと演奏し、最後の最後にヴォーカルが入る美しい構成だ。惜しむらくは、FAZIOLIの響きに色気が無いような気がするが(ファン・クラブ・イベントで、BECHSTEINの生音をたっぷり聴いたばかりなのだ)、本当に染み入る演奏だった。

6曲目「HOW CAN I BE SURE」は、Willのヴォーカルからスタート。矢野さんとの熱唱が素敵だ。そして、三人それぞれのソロ・プレイが楽しい「Reach Out」で会場がさらにヒートアップ。

本編ラストは「TONG POO」。途中にYMOサウンドが顔を出す、遊び心に富んだアレンジが楽しい。

そして、アンコール。Will & Akikoのデュエット曲の鉄板、「ガソリンとマッチ」に、正に燃える(Willは本当に火の点いたマッチをステージに!)。そして、きしめんでは無く「ラーメンたべたい」で全編終了。

毎年、同じ事を繰り返し書いていて我ながら工夫が無いが、それでも「今年のトリオは凄い!」。セットリストにも超大満足だし、それぞれのアレンジに込められた工夫も楽しく、何より、初日の1st Stageから三人の演奏のテンションとクオリティが素晴らしい。大満足である。

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button 2019年8月23日(金)

buttonセットリスト

1st Show & 2nd Show、ともに
名古屋と同じ。

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ブルーノート東京の初日。今年のカクテルは「さぁ、はじめよう!」。そして、昨年同様、ステージ上のピアノは、C. BECHSTEIN。キーボードは、もう一台、KORG KRONOSも使用。

開演。セットリストは名古屋と同じ。いきなり、Chrisのドラムが炸裂するイントロから「いろはにこんぺいとう」。1976年の年末にWill Leeとニューヨークで初めてレコーディングしたという曲が、滅茶苦茶カッコ良いアレンジで、今、聴けることが本当に嬉しい。また、C. BECHSTEINの響きが、名古屋のFAZIOLIとは全く違う、深味のあるサウンドだということが強く印象に残る(もっとも、ステージの前半は、イマイチPAのバランスが落ち着かず、音色を堪能できない感じもあったのだが)。そして、矢野さん曰く、90年間の時を超えて、昨年のアルバムから「When We're in Space」。この繋がりも素晴らしい。演奏のラスト、発射音のSEに合わせ、ロケットを見送る三人の小芝居が、名古屋の時より気合いが入っている!

3曲目は、そのWillがリクエストしたという「Home Sweet Home」。やはり名曲だ。演奏後、Willが「ここは、本当に calm で safe だ」との発言。これが前振りになって、会場に響く怪獣の咆哮。「怪獣大戦争」である。名古屋と同じ演出だが、ここでも、小芝居の上達ぶりが楽しい。この曲はトリオ全員が気に入っていて(たまに演奏しないときがあると、ステージ終了後、不完全燃焼感を覚えるらしい)、毎年、バージョンアップしているそうだが、今回は、曲中にキングギドラも登場しているとのこと(今年公開された"Godzilla: King of the Monsters"を矢野さんはご覧になっていないそうだ。勿体無い)。矢野さんのピアノとシンセの同時弾きの迫力に痺れる。

5曲目は、一転、静謐な「PRAYER」。歌無しのジャズ・アレンジでしみじみと演奏し、最後の最後にヴォーカルが入る美しい構成だ。名古屋ブルーノートには申し訳ないが、C. BECHSTEINの響きが、この曲、このアレンジの美しさを際立たせていると感じる。また、矢野さんの高音部の歌唱が、これまでと、ちょっと発声法を変えているような気がするのだが、とても効果的だと感じる。

6曲目、The Young Rascalsの「HOW CAN I BE SURE」は、Willのヴォーカルからスタート。終盤、彼の声と矢野さんの声が重なる熱唱は、私の落涙ポイント。とてもエモーショナルな歌だと思う。そして、前奏での遊びもたっぷり入れた「Reach Out」で会場がさらにヒートアップ。

本編ラストは「TONG POO」。途中にYMOサウンドが顔を出す、遊び心に富んだアレンジが楽しい。この曲を、このトリオのレパートリーに加えたのは大正解だと思う。

そして、アンコール。名古屋では、MCを最小限に控えていたようだったが、今回は、ここで、しっかり、グッズ販促。矢野さんの「おいしいタオル」、Chrisの提灯や団扇やスケッチブック、そしてCDを紹介。一方、Willは(彼のソロCDも売っているのだが)「皆さんに一つアドバイスしてあげよう。今日のスペシャル・カクテルを一杯か二杯飲むと、次の曲がもっと素晴らしく聞こえるよ」、と皆を煙に巻いて、Will & Akikoのデュエット曲の鉄板、「ガソリンとマッチ」(東京でも、Willは本当に火の点いたマッチをステージに!)。そして、「ラーメンたべたい」で全編終了。

やっぱり、今回のセットリストは、最高だ!と興奮したまま、2nd Showへ。

演奏曲は同じだが、「ゴジラ vs モスラ」などは、矢野さんに何かが憑依したかのような大熱演。また、「Reach Out」の三人それぞれがフィーチャーされる箇所は、三人とも、1st Showとは全く違う攻め方をしていて、その引き出しの多さと確かなテクニックに、改めて驚かされる。

最後の最後、「ラーメンたべたい」での矢野さんは、まずはKORG KRONOSを使い、後半、ピアノに切り替えるという構成なのだが、演奏開始直後、どうも、KRONOSのディスプレイが表示されなくなるトラブル(というか、誤操作のような気もする…)に見舞われたらしく、一瞬、スタッフに助けを求める。しかし、時間が掛かると判断したのか、すぐに、ピアノに切り替えて演奏を続ける。何度も演っている曲とはいえ、バンドでアレンジを固めて臨んでいるはずの本番で、この臨機応変さ。そして、トラブルで火が点いたのか、いつも以上の熱演だったような気がする。

ということで、本日も、大々満足のうちに終了である。

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button 2019年8月24日(土)

buttonセットリスト

1st Show & 2nd Show、ともに
名古屋と同じ。

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ブルーノート東京の二日目。セットリストは今までと同じ。というか、今回のセットリスト、流れが完璧すぎて、ここから変更されるとは考えにくい。

冒頭の「いろはにこんぺいとう」。若いときに書いた「投げやりな歌詞」と矢野さんは言っている。そのせいか、これまでのステージでは歌詞に詰まる場面も多かったと思うが、今日はバッチリ。2曲終わった後のMCで、スペシャル・ドリンクを説明する際に、グラスの中のベリーを「溺死体」と表現していたのは、それだけリラックスされているのか。

3曲目の「Home Sweet Home」は、オリジナルのアレンジを活かしたサウンド作りがとても効果的だと思う。あの頃の、矢野&坂本コンビの編曲というのは、本当にクオリティが高いと改めて思う。

その後の、怪獣大戦争に突入する前の小芝居は、ステージを重ねる毎に完成度を高めているようだ。昨日・今日と、1stと2nd、両ステージを観ることが出来たのだが、今年は、両ステージの差が少なくなっている=1stから飛ばしている、という印象がある。昨年は、MCなどの時間配分が上手くいかず、1st Showではアンコールの曲数が少なくなる事があったのだが、今年は、その辺りにも気を配っているようで、結果、演奏に全力集中、ということなのかもしれない。そんな中、この二日間とも、「ゴジラ vs モスラ」に限っては、確実に2ndの方が熱量を増しているように感じる。

また、「Reach Out」での、三人のそれぞれのソロは、1stと2ndで、はっきりと変化を付けていて、両ステージを観る場合の注目ポイントだ。

名演・名曲揃いのステージでも、やはりクライマックスは、本編ラストの「TONG POO」だろう。三人とも、超絶テクニックを駆使した熱演で、聴いている方も大興奮するわけだが、同時に、笑みが溢れ出てしまう。とにかく、楽しい。特に、YMOリアル・タイム世代の人は、そうなんじゃないかな。

なお、本日のネタとしては、グッズの「おいしいタオル」が品切れになったため、販促のコーナーでは、矢野さんはダチョウのイラストの付いた小物入れを紹介。矢野さん曰く、「MACの口紅が丁度入る大きさです。男性の方は、えーと、高血圧の薬でも入れて下さい」。さらに、1st Showでは、Willがダチョウに目を付けて、今、米国で問題となっている「Service Dog」に言及。盲導犬や介助犬の他に、PTSDなど精神的な問題を抱える人をサポートする犬のことだが、今、米国では、この犬がいないと精神的に落ち着かないなどと強弁し、飛行機に一緒に搭乗させる飼い主が問題化しているという。そして、Willは、「Service Ostrich」を連れて回りたいと…。つくづくお茶目で、しかもカッコ良い大人だ。

ということで、本日も、大々々満足のうちに終了である

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button 2019年8月26日(月)

buttonセットリスト

基本、名古屋と同じだが、
1st Showは、アンコールが「ラーメンたべたい」の1曲のみ。
2nd Showは、アンコールも2曲で、名古屋と全く同じ。

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休日を挟んだブルーノート東京三日目。リフレッシュされたのか、冒頭の「いろはにこんぺいとう」から、ヴォーカルの調子がとても良いと感じる(矢野さん自身は、2曲目が終わった後のMCで「今日は、口が回らない」と言っていたが…)。

三人の演奏も絶好調なのだが、そこに油断があったのか、曲間のMCが、やや長目。結局、時間が押してしまい、アンコールで再登場したときに、グッズ販促のトークは割愛され、「Gasoline and Matches」も演奏されず。「ラーメンたべたい」のみの演奏となってしまった。ちょっと、勿体無い。

その分、2nd Showは、さらに気合いが入った演奏になっていたように思う。もちろん、このトリオ、どのステージも、素晴らしいテクニックの応酬なのだが、今回は特に、感情の入り具合が深かった印象だ(私が、これまでよりも一杯、余分にワインを飲んだせいかもしれないが…)。これで、7度目の鑑賞だが、改めて、「Home Sweet Home」の端正なアレンジと歌詞、さらに「ゴジラ vs モスラ」の白熱ぶりが心と身体に響く。また、「PRAYER」では、Willのベースがメロディ・ラインを奏で始める瞬間と、矢野さんのヴォーカルが入る瞬間、さらに、「HOW CAN I BE SURE」の二人の声が重なる瞬間と、落涙ポイントも多し。「Reach Out」のソロの楽しさも、「TONG POO」の愉快さも、増量気味という印象だ。

このShowでは、アンコール再登場後の「ショップチャンネル」もバッチリ。今日も、「おいしいタオル」は売り切れ状態だが、明日は入荷出来そうということだ。WillのCDも並んでいて、「買ってくれないと、帰りの荷物になっちゃう」とのこと。そして、1stでは飛ばされた「Gasoline and Matches」の熱演(矢野さんは、演奏後、思わず「休みたい」と、一言)と、「ラーメンたべたい」の鬼気迫るほどの怒濤の演奏で完全燃焼。

ということで、本日も、大々々々満足のうちに終了である

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button 2019年8月27日(火)

buttonセットリスト

1st Show & 2nd Show、ともに
名古屋と同じ。

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さて、最終日。例年、それまでかけていたリミッターを外して暴走するような超熱演が繰り広げられる日だ。今年も期待して開演を待つ。

1st Showが始まる。出だしから、皆さん、好調ではあるのだが、一方で、矢野さんのヴォーカルなどは、ちょっと抑制しているかな、という印象もある。昨日の1st Showで、時間が押してしまい、アンコールが1曲しか出来なかった反省で、かなり時間管理に気を遣っているのも感じられる。

結果、「Reach Out」の三人のソロは、これまでと比べて、かなり短め。いつもは、モニタースピーカーの前に出てきてサービスするWillも、今回は定位置のままでソロを演奏。じゃあ、物足りないかと言えば、決してそういうことも無く、凝縮した力強さも感じる。特に、Chrisのドラムは、全編、すさまじい切れ味だったと思う。

時間管理の徹底で、アンコール演奏前のグッズ販促トークをきっちりやる時間も確保した上で(前日まで売り切れだった「おいしいタオル」大量入荷!)、アンコールの2曲演奏。全体を通じて、色々とコントロールしたステージという印象を持ったが、ここで貯めた分、2nd Showで弾けるのでは、という期待も高まる。

なお、1st Showで残念だったのは、「ゴジラ vs モスラ」の演奏前。PAスタッフが、Willの前振りに上手く反応できず(彼が、「問題ない」と言うのをCueに、効果音を流すはずだった)タイミングが合わなかったことだ。ただ、これをあげつらうのは、「効果音が来るぞ」と待ち構えていた、私のようなスレた観客の方が良くないのかもしれない。

「いよいよ、次で最後だ」という感慨に浸りながら、2nd Showの開演を待つ。

そして始まった演奏。セットリストはこれまで通り。まずは、1976年末に、当時、初顔合わせのベーシストとニューヨークでセッションした曲を、43年後の東京で、まさに、そのWill Leeと共に演奏するという「いろはにこんぺいとう」。矢野さんのヴォーカルの絶好調ぶりに驚く。これまでのステージとは一線を画す、明瞭な発声と声量。若さ故の「投げやりな歌詞」も、これまでのステージで歌い込んだ成果と言うべきか、見事な歌いこなしだ。

1977年発売のアルバム収録曲から、一気に時を超え、2018年発売の最新アルバムから「When We're in Space」への繋がりも、例によって心地よい。そして、Willのリクエストによる「Home Sweet Home」。オリジナルの矢野&坂本コンビの編曲を活かしたサウンドが懐かしくもカッコ良く、しっかりした発声で歌われる歌詞にグッと来る。

1st Showでは、Willの小芝居の後に怪獣の咆哮のSEが入るタイミングが上手くいかなかったところも、2nd Showでは無事クリアして、「ゴジラ vs モスラ」。会場が興奮のるつぼと化す、という表現が大袈裟じゃ無い、凄い演奏だ。私も大興奮。

その分、静謐なジャズ・アレンジと、矢野さんの高音域の歌唱が、いつも以上に沁みる「PRAYER」。さらに、Willと矢野さんのデュエットがエモい「HOW CAN I BE SURE」。この2曲は、本当に魂を揺さぶってくる。

そこから一転、ご陽気なイントロから「Reach Out」。1stと違い、三人それぞれのソロにたっぷり時間を取った展開。Willは、しっかりモニタースピーカーの前に出てきて、エンターテイナーぶりを発揮するし、Chrisのドラム・ソロの切れ味は、これまでの数倍増しという感じだ。

そして、本編最後は、「バンドでやるのはYMO以来かも」という「TONG POO」。YMOサウンドをたっぷり取り入れた遊び心溢れるトラックも楽しいし、三人の演奏の熱さが半端ない。物凄い演奏技量をつぎ込んでいると思うのだが、伝わってくるのは「とにかく、楽しい!」。その一点だ。

アンコールで再登場。まずはグッズ販促。ChrisのCDに続き、WillのCDも、昨日で売り切れになったそうだ。このコーナーで、つい喋りすぎてしまう矢野さんは、思わず「来年も新しい"Merchandise"を持ってくるから…、あ、新しい"Music"ね」とご発言。

そして、アンコール一曲目は、Will & Akikoによるロックン・ロール「Gasoline and Matches」。C. BECHSTEINがロックン・ロールを鳴らしきっている。最後に、締めの「ラーメンたべたい」。本当に、この2nd Showは、最初から最後まで、三人全員の「心・技・体」が、極めて高いレベルで共鳴していたと思う。演奏終盤の鬼気迫るまでの迫力に圧倒され、多幸感に包まれて、全て終了。あぁ、楽しかった!


これで、2019年の夏は終わり。毎年、練られたセットリストで白熱の演奏が繰り広げられるトリオ公演だが、今年は、特に「楽しさ」が際立っていたと思う。選曲も素晴らしいし、曲順にも、それぞれの演奏にも、工夫が凝らされていて、見事なセットリストだったが、それ以上に、とにかく楽しいのだ。特に、「TONG POO」などは、今、思い出しても、満面に笑みが込み上がってくる。

来年の夏は東京オリンピック開催で、騒然としているのかもしれないが、そんなものは撥ねのけて、また、新しい工夫に富んだライヴを見せてもらいと切に願う。

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