日本で三番目に小さな市、狛江で、16時というやや中途半端な時間に開演。会場のエコルマホール(名前は、Ecology、Community、Originality、Reborn、Message、Amenityの頭文字を取ったらしい)は、キャパ728席。一杯のお客さんだ。
夏フェスの合間のソロ公演のせいか、かなりリラックスモード。特に、「変わるし」の演奏では、一節歌う毎に喋りが入るという超リラックスな展開(N.Y.で「大好きなお店がすぐに無くなっちゃう」状況を説明したり、Jennifer Lopezの離婚話を持ち出したり。なお、矢野さんは「ある意味」J.Loをライバル視しているそうだ)。
久しぶりの「ME AND MY SEA OTTER」の演奏後、この曲は、北海でのタンカー座礁事故で原油まみれになったところを救出され、サンディエゴのシーワールドに運ばれたラッコを見て書いた曲だと説明。その時、"North Sea"を日本語でどういうのか分からなくなったらしく、「えーと、北の海、あ、お相撲じゃ無いですよ」というのが、この日、私が一番ツボにはまったMCだった。
ということで、喋りも好調だったが、もちろん、演奏の方は手抜き無し。特に「トランスワールド」は、二番を英語詞で歌い、間奏のピアノがもの凄いことになる熱演だった。
アンコールでは、本邦初演となる「しあわせなバカタレ」も披露。会場の雰囲気や日曜の夕方ということも合わせ、コンパクトにまとまった楽しい公演と感じた。