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2026年になりました。
特に、初詣の習慣は無いのですが、元日は、空いた時間に生田神社へ。
最近のIN
中森明菜の歌唱シーンをプラネタリウムで鑑賞するというイベントを観てきた。プラネタリアTOKYOでは、以前、Pink Floydの”The Dark Side of the Moon”を観て、好印象だったが、果たして…
素材は、「NHK紅白歌合戦」や「レッツゴーヤング」といったNHKに残る歌唱映像を中心にしたもの。1982年の「スローモーション」から、1987年の「難破船」までの8曲(全部、知ってる!)と、2024年に開催されたファンクラブ・イベント(コットンクラブを貸し切って行われたようだ)での2曲。
熱心なファンという訳では無く、時間が余ったので鑑賞してみたのだが、中々どうして、良く出来た映像作品だ。4K画質にアップ・コンバートされたとはいえ、昔のTV映像。それを、プラネタリウムの全天周映像で見せるための工夫が巧み。音質も良く、この没入感はお見事。
そして、詞、曲、アレンジ、衣装と振り付けなどが組み合わさった昭和歌謡というプロダクトって、すごいよなぁと改めて感心。それを体現し、むしろ増幅するような中森明菜の存在感も、やはり唯一無二だと実感。
AIの暴走の恐怖を描いたスリラー映画を観てきた。
小規模なマーケティング会社で働く主人公は、取引先から家庭用AIデバイスのモニターを頼まれ、妻と3人の子供と暮らす家庭に持ち帰る。超高性能なAlexa程度に思って電源を入れたが、このAI、受け身で指示を実行するのではなく、家族それぞれが抱える問題を的確に指摘し、秒で処理してくれる。徐々に、このAIに依存するようになる家族たちだが、主人公は、そこに危ういものを感じ始める。一方、AIの方は、問題解決のための手段を選ばなくなってくる…、というお話。
今時のテック界隈のトレンドを的確に捉えたストーリーだと思う。いささか、荒唐無稽に思える箇所はいくつもあるが、じゃぁ、絵空事かと言われると、いや、ありうるかも。となってしまう巧みさがある。
高度に発達した人工知能が人類に反旗を翻し、核戦争を仕掛けるというのは昔のSF。今時のAIは、じわじわと家庭 に浸透し、その延長線上で、気が付けば人類を支配してしまうのかもしれない。
ただ、この題材で、飽きさせない作劇は容易ではないのだろう。知的なスリラーに徹することができず、安直なジャンプスケアを多用するなど、演出がぐらついているのが残念。
今年で12回目となる、吉例、清水ミチコの日本武道館公演を観に行ってきた(私は9回目だ)。今回のツアーとしては、初日の浦安市文化会館に続いて、2本目の参戦である。
私の席は、アリーナの右後方。この位置からだと、ステージよりも、スクリーンを観てしまうことが多くなってしまうのが、ちょっと残念。
今回も、偽・小池百合子東京都知事と、偽・高市早苗内閣総理大臣の対談という豪華なヴィデオで開演。そこから、武道館らしく、MISIAを起用したオープニング・ネタ。MISIA本人は、ここでは出演しないのだが、その無駄遣い感がすごい。ここからは、ほぼ、浦安と同じネタが続くが、やはり、正月から武道館に集まる好事家達だけに、客席の反応がとても良く、面白さを増幅させる。そして、今回も、アラビック音階による「アンパンマンのマーチ」、日本的音階による「トルコ行進曲」、琉球音階による「うっせぇわ」という音楽ネタに、つくづく感心。前半の最後には、東京限定のネタを披露して、一旦、ヴィデオのコーナー。なお、今回は、前半での矢野顕子の物真似は無し。
後半。まずは、今回のゲスト、はたけやま裕によるパーカッション独奏。そして、実弟 ICHIRO氏のベースも加えて、3人で「TONG POO」。これは絶品。清水ミチコによる矢野顕子の物真似は、歌声よりも、ピアノの完コピっぷりが、とにかく素晴らしい。
そして、昨年の「ひとりPARADE」でも披露された「ミッちゃん道々」。4人目のメンバー「充血(シンバルを叩くお猿のおもちゃ)」も加わっての、超絶カッコ良いフュージョン・サウンド。コードとリズムをキープしながら他の曲も挟みつつ、ソロ回しもしっかり(もちろん、充血も!)。ガチのミュージシャンは1人だけで、後は、物真似芸人、喫茶店の店主、猿のおもちゃ、とは思えない大充実の演奏。
ここで、MISIA登場。まずは、ユーミンの「A Happy New Year」を、ICHIRO氏のピアノ、はたけやま裕のパーカッションをバックに、ユーミソ(清水ミチコ)と一緒に歌う。流石、MISIA。一瞬で会場を制圧するような、圧倒的な歌声だ。それに釣られてか、清水ミチコもよく声が出ている。プライベートでも仲良しというお二人のお喋りの後、もう1曲、ICHIRO氏がベースに回り、「ひとつだけ」。これまた名演。MISIAは、1人で歌うときは、その歌唱力を全開にしながら、一緒に歌うところではハーモニーを重ねる方に回って清水ミチコを立てる、見事なステージ捌き。前面に出ることはないが、要所要所で効果的なはたけやま裕のパーカッションも聴き応え有り。
ゲストの3人が退場し、本編ラストは「作曲法」2本。アンコールは昭和歌謡メドレーで大いに盛り上げて、全編終了かと思いきや、もう1曲、鈴与グループのCMソング「くじら~いつかきっと~」。まさかの、総立ちでの爆笑とブラボーの掛け声を強制されるという、意表を突いたネタで、本当に全編終了。
いやはや、楽しすぎる2時間30分。2026年・27年は、MISIAの歌声を聴くと運気が上がるという話もあり(by ゲッターズ飯田)、実におめでたい新年一発目のライヴだった。
最近のOUT
インドの製作会社 Yash Raj Filmsが展開する”YRF Spy Universe”の1作で、”War”の続編にあたる作品を観てきた。邦題は「WAR バトル・オブ・フェイト」
前作から、Hrithik Roshanが続投。そして、今回は、"RRR"のN.T. Rama Rao Jr.が参戦。期待は大きかったのだが、残念、私には刺さらない作品だった。
主人公2人が、一方は悪の組織への潜入捜査官。もう一方は、そうとは知らずに、彼を追い詰めるエージェント。という、割に良くあるスパイ物。お約束のようにドンデン返しが続くのだが、とにかく、ストーリーが雑すぎる。スパイと言いながら、肉弾戦だけで、知的要素はゼロ。派手だけど、無理がありまくるアクション・シーンもやり過ぎ感が強い。N.T. Rama Rao Jr.が出演したことで、”RRR”を過剰に意識したように思えるシーンが多数あるのも興を削ぐ。
特に、ヨーロッパのお洒落な街角で、インド人のムキムキ男スパイ2人が、いきなり歌って踊りだすシーンには苦笑。スパイ、特に潜入捜査官って、隠密行動なのでは? インド映画に耐性が高いと自認する私にも、これはキツい。
また、映画の冒頭は、鎌倉を舞台にしたアクション・シーンなのだが、これが、日本とは全く思えない異界の鎌倉(どちらかと言えば、中華風)。そして、物語のラストで「金継ぎ」が語られるという妙な日本趣味も…。インドでは、お洒落な雰囲気を醸し出すのかもしれないが、日本人には違和感しか残らない。まぁ、これはこれで、味わい深いとは言えるが…
あと、劇中、”YRF Spy Universe”の作品、”Tiger”や”Pathaan”への言及はあるが、セリフだけで、Salman KhanやShah Rukh Khanのカメオ出演が無いのも、残念。
ということで、お金が掛かっているのは分かるが、雑すぎる映画という感想だ。”YRF Spy Universe”の次回作、”Alpha”で、挽回していただきたいところである。
Jason Stathamの新作を観てきた。
監督はDavid Ayer。これは、昨年の正月に観た”The Beekeeper”と同じ組み合わせだ。正直、感心しない映画だったが、果たして今回は?
Jason Stathamが演じるのは、元特殊部隊員で、今は、建設現場の監督として地味に働いている男。ある日、恩人でもある建設会社の社長の娘が行方不明になり、彼女の行方を追うStathamは、ロシアン・マフィアが絡む人身売買組織と壮絶な戦いを繰り広げることになる、というお話。
とにかく、敵を殺しまくるStatham。お正月に勧善懲悪映画でスッキリ、というには、バイオレンスの度が過ぎる。”The Beekeeper”では、多数の職務に忠実な警官まで巻き込んだのに比べれば、今回は、悪役側の人間ばかりを叩きのめすので、嫌な感じは薄らいではいるが、やはり、やり過ぎだろう(殺戮の痕跡は、ロシアン・マフィアが隠蔽してくれるので、警察沙汰にならないという、ご都合主義)。
そして、Statham映画に共通する弱点、彼があまりに強すぎて、全くハラハラしないのが困ったところ。まぁ、その強さを再確認するため、きっと、次の新作が封切られたら、文句を言いながらも観てしまうと思うのだが…
以前、ミラーレス・カメラを使っていた頃は、写真は現実そのものを写すものという意識で、過度なデジタル編集には拒否感があったのですが、今や、そういうのはすっかりなくなってしまいました。右の写真にしても、画面右側の目立つ位置に数名、派手な見た目の人達がいたのを、消しゴムマジックで消去することに、逡巡無し。本当に、これが正しい方向なのかというのは、自分でも良く分からないですが…
と言いつつ、今年最初の満月を、手持ちのスマホで(しかも、買い物袋を抱えたままで、腕がプルプルしていた状態で)、ある程度の画質で捉えられのを見てしまうと、テクノロジーには乗っかるしかないな、とも思う今日この頃です。
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