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TVの録画機能が不調。TV本体に挿したUSBメモリで、過去の録画は再生できるし、地上波も録画できる。ただ、4K放送の録画だけが急に出来なくなってしまいました。昔なら、TV本体を叩いてみるのですが、箱形だったブラウン管のTVと違い、今どきの薄い板状のTVを叩くのは、抵抗がありますね…
最近のIN
「月」をテーマにした作品を中心にした展覧会を観に、原美術館ARCに行ってきた。合わせて、この日、開催されていたイベント「屋外作品ガイドツアー」にも参加。
「Fly to the Moon: 月をめぐる5つの物語」は、正直、私にはキュレーターが意図した月との関連を読み解くのは、難しかった。
Roy Lichtensteinなどのポップアートが並ぶ展示室。「月面風景」など、月と関わるタイトルの作品もあるのだが…。難しい。
潜水夫を写した、野口里香の「潜る人」。彼女は、初めて出会ったダイバーの姿が「月にゆく人のよう」に見えたと語ったそうだが…。難しい。
他にも、菅井汲の油彩や、倉俣史朗の家具などが展示されているが、「月をめぐる」というテーマとの関連がピンとこない。むしろ、蜷川実花 、イサム・ノグチ、 佐藤時啓、束芋、杉本博司、名和晃平らの現代アートと、江戸時代の屏風絵や、平安時代の銅鏡などが並ぶ、特別展示室 觀海庵の展示が、どことなく月ぽかったか。
常設展示の、三島喜美代の「Newspaper-84-E」は、スペースシャトル ディスカバリー号発射のニュースが掲載された新聞紙面を使った作品という事で、この企画展に組み込まれていたが、いささか、こじつけかも…
まぁ、コンセプトは難しくても、この美術館の空間自体が好きなので、無問題。そして、安定の常設展示を観ていると、心が和むのである。
一方、「屋外作品ガイドツアー」は、滅法、面白い。何度も訪れている美術館だが、屋外の立体作品は、じっくり観ていなかったのだ。解説してくれたのは、「Fly to the Moon: 月をめぐる5つの物語」のキュレーターの方だったが、そもそもの原美術館の成り立ちから始まり、それぞれの作品の、作者について、材質など専門的な話、設営した際の工夫と苦労、ちょっとした裏話(作品の中にスズメが巣を作っているとか)などなど、興味深い話ばかり。好天にも恵まれ、とても充実した1時間だった。
関根伸夫の「空相」。白御影石とステンレスの柱は、はめ込んでいるだけで、ボルトなどで固定されている訳ではない。
宮脇愛子の「うつろひ カシオペア」。彼女は、この美術館の建物を設計した磯崎新のパートナー。
Andy Warholの「Campbell's Tomato Soup」。実際に制作したのはColorado State Universityの学生達。Warholは、完成後、最後にサインをしただけ。それでも、この作品を美術館が広報などで使おうとすると、高額のライセンス料を、大学やCampbell社ではなく、Warhol財団から要求されるそうだ。
小野節子の「夢」。オノ・ヨーコの妹さん。
Olafur Eliassonの「Sunspace for Shibukawa」。
13個のプリズムを通って内部に映し出される虹は、3月21日の12時30分、綺麗な円形描くとの情報も。何とか都合を付けて、観てみたいものだ。
なお、一番驚いたのは、隣の観光施設「グリーン牧場」も、美術館オーナーの原氏のビジネスの一つだということ。今度訪れるときは、グリーン牧場にも立ち寄ってみるかな。
Tom Cruiseの新作を観てきた。監督は、"Babel"、"Birdman"、のAlejandro G. Iñárritu。
Tomが演じる主人公は、石油採掘会社の経営者。北極海の採掘所から、氷棚の亀裂とメタンガスの噴出の報告を受けるが、お構いなしに操業を続け、爆発事故が起きても、従業員より設備を気にする強欲ぶり。老けメイクの(彼が若々し過ぎるのであって、実年齢=64歳らしいメイクとも言える)Tomが、活き活きと悪役を楽しんでいる。
爆発事故の結果、巨大な氷塊がヨーロッパに流れ始め、沿岸都市は津波に飲まれる危機に瀕する。米国大統領と対処を協議する主人公達だが、ヨーロッパの危機に対して、人命よりも自社や米国の利益、そして、自分たちの保身を最優先に考える。その姿は、トランプ大統領が好き放題に振る舞う、今のアメリカを痛烈に皮肉っているようだ。
しかし、皮肉とは言え、俳優陣のあまりにもオーヴァーな演技、作り物めいて見えるTomの飼い猫、自然光が感じられない画面など、違和感が積み重なっていく。そして、映画の途中で明かされる仕掛けで、この作品が二重構造になっていることが分かる。さすが、 Iñárritu監督。一筋縄では行かない。
ラストに、さらにツイストが仕組まれていて、二重どころか三重構造が見えてくる。結果、トランプ大統領の言動に対し、SNS上で憤りの正論を吐くと同時に、ちょっとした娯楽味も覚えているような一般の人達にも皮肉の矛先が向けられていると感じる。巧みな、そして、意地悪な仕掛けだ。
10分間の大演説シーンをアドリブでやってのけたTom Cruiseはもとより、John GoodmanやSandra Hüller(「Project Hail Mary」のEva Stratt役の人)など、俳優陣が熱演。構成の妙も相まって、とても優れた映画だと思う。ただ、中盤の会話劇は、もう少し観客の集中力を保つような工夫をしてくれても良かったかな。
シタール奏者/作曲家のAnoushka Shankarの公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。
今回のメンバーは、
・Anoushka Shankar(sitar)
・Sarathy Korwar(ds)
・Tom Farmer(b)
・Arun Ghosh(cl)
Anoushka Shankarの足元にはフット・ペダルとルーパーなどのエフェクターが設置されている。ベースのTom Farmerが小さな鉄琴、クラリネットのArun GhoshがRhodes Pianoも演奏する。
ステージ向かって左から、シタール、ベース、ドラムス、Rhodes Pianoがセットされている。せっかくだから、シタール演奏に注目したかったのだが、私の席が右側だったのは残念。
メンバーが登場。Anoushka Shankarの父は、超高名なシタール奏者 Ravi Shankar。因みに、Norah Jonesは異母姉になる。確かに、AnoushkaとNorah、顔立ちが似ている。まずは、1人でシンセの持続音をバックに、たっぷりした前奏。徐々にシタールが入ってきて、ベース、ドラムス、そして、クラリネットが加わる。実に心地良いサウンドだ。悠然とメロディーを奏でるクラリネット・ソロに、切れ味鋭く入ってくるシタールのカッコ良さ!
セットリストは、2023年~2025年にリリースされた連作アルバム「Chapter I: Forever, for Now」、「Chapter II: How Dark It Is before Dawn」、「Chapter III: We Return to Light」からの曲が中心。シンプルなフレーズをシタールとクラリネットで繰り返しながら、徐々に白熱していって、ドラムスとベースが高速なリズムを叩き込む。熱い! 彼女のインタビュー記事で、レイヴ・パーティーにハマっていた事があると語っていたのを読んだが、それも頷ける。
また、MCではとてもハキハキと喋り、よく笑う(3日間・6ステージの最終日。毎回曲順を入れ替えたりしていたのだが、今回は、各自のメモが混乱していて、演奏中に間違ったりした箇所もあったそうだ。巧みなリカバリーで、聴いてる側からすれば問題なかったが)。また、バックの3人だけで演奏しているときは、ステージ奥で楽しそうに踊ったりしている。インド古典音楽の楽器を演奏しながら、その枠を軽々飛び越えている姿が、鮮烈。そして、何よりも、速弾きシタールの昂揚感たるや!本当に、素晴らしいライヴ・パフォーマンスだった。ご本人もMCで語っていたが、是非、早めの再来日をお願いしたい。
結局、電源コードを抜いて、しばらく放置。再度、電源を入れ直すと、無事に復活。理由は良く分からないものの、困ったときには(叩くのではなく)再起動。というのが、今どきの鉄則だと実感する、今日この頃です。 |