IN/OUT (2016.9.11)

昼間の陽射しの角度や、早く暮れるようになった夕方に、秋の気配がどんどん強まる今日この頃です。


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「いぬねこなかまフェス 2016 ~動物愛護週間に集まろう~」16.9.11

動物の救護を目的に設立された動物愛護団体 ランコントレ・ミグノンが、動物愛護週間に主催するイベントに行ってきた。申し訳ないが、私自身はペットを飼ったことがないし、この手の活動に、深い理解や共感を持っている訳では無い。例によって、お目当ては、出演者の一人、矢野顕子である。

会場は、昭和女子大学人見記念講堂。まずは、主催者の友森玲子氏と糸井重里氏が登場。一通り、挨拶をした後、早速、矢野さんの出番。今日は、オープニング・アクトとしての出演だ。イベントの趣旨に合わせて、、わたしのにゃんこいつもよりも猫成分多め)と、わたしとどうぶつと。レコーディングにも参加したミグノン・ボランティアの皆さんがコーラスで参加)。人見記念講堂のピアノとホール自体の響きの良さを再認識する演奏だった。

ここからは、動物行動学の水越美奈さんの講演と、弁護士の浅野明子さんの講演。

20分の休憩後、富樫春生氏のピアノとスティーヴ・エトウ氏のパーカッションが伴奏を務める中、椿鬼奴がAerosmithと、自作の曲を熱唱。続いて、ジャズ・シンガーのAkikoさんが一曲、坂本美雨さんを招いて一曲共演。そして、美雨さんが一曲と音楽の部が続く。普段、観ないような人達のライヴ、それなりに楽しい。そして、糸井氏、町田康氏、渡辺眞子氏、友森玲子氏のトーク。すいません、ここは守備外。

トークが結構長引いた後、小泉今日子さん登場。「夜明けのMEW」。さすが、オーラと有り難みがある。さらに、浅田美代子さんが「赤い風船」。失礼ながら、浅田さんのことは音痴という認識だったのだが、どうしてどうして、とても丁寧に歌っていて、好感が持てる歌唱だった。鈴木杏さんの朗読で本編終了。最後に、皆が出てきて、町田康氏作詞の「名前の歌」で、全て終了。3時間半の長丁場。

残念ながら、矢野さんはオープニング・アクトだけで、他のパートの出演は無し。坂本美雨さんとの共演や、ラストの「名前の歌」への参加も無し。ちょっと物足りなさも残ったが、素晴らしい音響のホールで、普段、生で見る機会の滅多に無い人達のパフォーマンスを観ることができたのは楽しかった。



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"Suicide Squad"16.9.10

DC Comicsが仕掛けるプロジェクト、DC Extended Universeの新作を観てきた。"Batman v Superman: Dawn of Justice"に続く作品だ。

Supermanのような「超人」の存在が当たり前になった世界。強大な敵の出現に備えるため、秘密裏に結成されたのが、悪役だけで構成された特殊部隊 Task Force X、通称 Suicide Squad。一癖も二癖もあるイカれた奴らが世界を守れるのか? というお話。

アメコミ好きにはお馴染みのヴィラン達が大挙出演。BatmanとFlashも、ちょっとだけ顔を出すのがお楽しみ。卒の無い作りだと言える。が、それだけの映画だった。

既に、Marvelが、一連のシリーズで大成功を収めているだけに、(原作では、より長い歴史を誇るとはいえ)DC Comicsが似たようなことをやっても、二番煎じ・三番煎じの印象は拭えない。特に、敵との最後のバトル・シーンが既視感たっぷり。新鮮味が無いのがつまらない。まあ、この後のシリーズで、このヴィラン達が、Batmanらとどのように絡むのかに期待するとしよう。

ということで、本編にはガッカリだったのだが、それ以上に困ったのが、劇場入り口で渡される「IMAX 限定!US版オリジナル ミニポスター」なる公開記念品。ポスターと言っても、紙ではなく、しっかりしたビニール製なので、丸めたり折りたたむことが不能。ミニと言っても、結構な大きさで嵩張る。わざわざ家に持って帰って飾りたくなるようなものでもない。「みうらじゅんと清水ミチコ 二人のビッグショー」で渡された「いやげもの」を思い出す…。劇場スタッフには気の毒なことをしたが、受け取り拒否しちゃいました。



一方で、会計年度でもう上半期終わりかよ、という焦りも…