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TVやオーディオ・セットを新調して楽しんでいたら、へそを曲げたのか、洗濯機が故障。まぁ、パナソニックに名前が変わる前、松下電器産業株式会社の ”ナショナル”ブランド製品。21年間、長持ちしたとは言えるでしょう。
最近のIN
ドイツ映画を観てきた。邦題は、「落下音」。なお、ドイツ語では”In die Sonne schauen”というタイトルが付いているが(”太陽を直視する”という意味)、”Sound of Falling”の方が監督が決めたオリジナルだそうだ(ドイツの配給会社にドイツ語タイトルを依頼されたが、”Sound”に相当する適切な単語が無かったとのこと)。
何とも形容しがたい、不思議な作品だ。舞台は北ドイツの農場。1910年代、40年代、80年代、そして、21世紀の現代、4世代の少女の体験が描かれる。しかし、映像は時系列順に並べられてはおらず、4つの時代がモザイクのように入り組んで語られるし、それぞれの時代の話にも明確な起承転結がある訳では無い。延々と、思わせぶりな、現実と白昼夢の狭間のような映像が続く。通奏低音のように存在するのは、どこか憧憬めいた死の予感。さらに特筆すべきは、音響効果だ。不安感を増幅するようなノイズとハエの羽音が、鳴り続ける。
マジック・リアリズム的な映像は出てくるが、決して、超自然の怪異というものではない。それなのに漂うホラー感。まるで、この土地に宿る精霊の目を通して、彼女達の秘密を覗き見ているような気になってくる。
ということで、私には集中力を維持するのは困難な155分間ではあったが、意識が飛びかけても、何故か夢魔のように映像が脳内に染みこんでくるタイプの映画だ。私の中では、Andrei Tarkovskyの諸作品と同じカテゴリーに整理されるかな。
Jack BlackとPaul Ruddが主演するコメディ映画を観てきた。邦題は「俺たちのアナコンダ」
Jennifer Lopez、Jon Voight、Ice Cubeらが出演した1997年の怪作「Anaconda」をリメイクしようとした撮影隊が、本物の大蛇に襲われるという、馬鹿馬鹿しくも、大いにそそられる設定。この一発アイディアだけで、ニヤニヤが止まらない。「Anaconda」とは、絶妙なセレクションだ。
ただ、正直、 ストーリーは破綻しているような気がする。少年時代の映画制作の夢を叶えようとする中年男女の熱い友情。アマゾンで金を違法採掘する悪党との戦い。ネタ切れで過去のヒット作のリブートに頼らざるを得ない映画業界。想像を超える巨大さと凶暴さのアナコンダ。これらの要素が、ご都合主義とすら言えない無茶苦茶な展開の中、絡み合っていく。
しかし、ストーリー上の欠点は全て、Jack Blackのあまりに器用な芸に爆笑している内に、どうでも良くなってくる。邦題に「俺たちの」を付け加えた配給会社、Good Job!
1997年のオリジナル作を観ていなくても十分に面白いと思うが、私は、ほぼリアル・タイムで観ておいて、本当に良かったと思った。終盤のオリジナルへのリスペクト・シーンの破壊力は、若い観客には伝わらないだろうなぁ。
スウェーデン国立美術館の全面協力のもと、スウェーデン人作家の作品 約80点で、19世紀末のスウェーデン美術黄金期への軌跡をたどるという展覧会を観に、東京都美術館に行ってきた。近年、スウェーデン絵画は世界的に注目を集めているらしい(昨年、東京国立近代美術館で観たHilma af Klintも、スウェーデン人だった)。
展示されているのは、風景画が多い。ミッドサマー風味のある作品など、透明感のある光が特徴的だと思う(ただ、フランスで学ぶ画家が増えたという時期には、印象派風の作品も目立つようになる)。やはり、その土地の地形、地質、気候、光などが、深く影響しているのだろう。
ちょっと異色だったのは、劇作家・小説家として有名なAugust Strindbergの作品。作家として行き詰まった時期、絵筆を取っていたそうだ。他の専業画家とは、かなり異なる印象を受ける。
あと、王族でありながら、画家としても活動したPrins Eugen。作者名に「エウシェーン王子」と記載されているのが、なんとなく面白い。
展覧会のキー・ヴィジュアルには、スウェーデンの国民的画家と言われるCarl Larssonの作品が使われている。スタッフの方の熱意の発露だと思うのだが、展示室の最後には実物のテーブルセットと組み合わせたディスプレイが飾られていた。が、絵画の再現度という意味では中途半端なのが、残念(もちろん、展覧会自体の価値とは別の話だが)。
急遽、ヨドバシへ行き、AQUA製洗濯機を購入。しかし、間の悪いことに、引っ越しシーズン真っ只中で、配送は、4月7日以降…。10日間以上、洗濯機無しの生活になってしまいました。
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