IN/OUT (2020.3.15)

コロナ自粛がさらに強化され、私も今のところ、参戦予定のライヴ3本がキャンセル。そんな中、高輪ゲートウェイ駅のオープンに多くの人が集まり、切符売り場に3時間を超える待ち行列が出来たというニュースに、「不要不急」ってなんだろう? と思う、今日この頃です。


in最近のIN

”Midsommar - director's cut”20.3.14

Ari Aster監督の傑作映画”Midsommar”のディレクターズカット版を観てきた。当初はイベント的な上映会が企画されていたのが、予想外の大ヒットで、堂々、通常版と同時並行で公開ということになったのだ(コロナ影響で新作映画の封切りがやりづらくなっていることも影響しているのかもしれない)。

通常版の147分に対し、ディレクターズカット版は170分。23分間の追加で、セリフの繋がりなどが分かりやすく整理されたと感じる。逆に、説明的になったとも言えるが、理解しやすさではディレクターズカット版に軍配が上がる。

もっと重要なのは、通常版がR15+指定なのに対し、ディレクターズカット版はR18+指定。その結果、通常版では失笑も洩れた無粋なモザイクがなくなったのだ。もちろん、男優のナニが見たい訳では無く、モザイクがなくなった箇所にちゃんと意味がある事は、画面を注意深く見た人には分かると思う。やはり、時間に余裕がある人は、ディレクターズカットの方を観るべきだ。

複数回見ると、この作品がホラーよりもダークコメディの要素が強いことが良く分かる。笑いどころが一杯仕込まれているのだ。また、舞台となっているのが、スウェーデンの僻地の村と言うよりも、カルトのコミューンだと認識すると、ますます、この映画がホラーでは無いと感じる。住人たちの異様な共感力は、超常現象ではなく、カルト信者そのものだ。

ということで、通常版 2回とディレクターズカット、合わせて3回鑑賞したのだが、ほんと、この「嫌さ」は癖になる。人によって好き嫌い(と言うより、生理的に合う/合わない)が極端に分かれる映画なので、万人にはお勧めしがたいし、私も、人体損壊シーンには目を背けるのだが(背けるタイミングが分かるのも、複数回観るメリット)、それでも、耐性のある人には是非観ていただきたい傑作だ。



この新駅。駅名の致命的な駄目さだけでなく、ロケーションにも問題があるような気がします。田町と品川の中間というより、かなり品川寄り。これだったら、駅名は「ほぼ品川」でも良かったのでは?