IN/OUT (2023.6.18)

スマートウォッチとスマートフォンが接続出来なくなってしまった問題、結局、スマートウォッチの初期化で解決。各種設定のやり直しにはなったけれど、心配だったSuicaのデータは保持されていて一安心。新鮮な感覚で使用再開。

職場のノートPCも、リース期限切れ満了によるリプレース。4年前の機種よりも大幅に性能アップし、こちらも新鮮な感覚で使用開始。何よりも、電源がUSB Power Deliveryになったことで、ACアダプターの融通が利くようになったことが便利になりました。


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”Spider-Man: Across the Spider-Verse”23.6.17

Spider-Manの新作を観てきた。様々なシリーズが展開しているSpider-Manだが、今回は2018年の大傑作"Spider-Man: Into the Spider-Verse"の続編アニメである。

MCUの一連の作品や、”Everything Everywhere All at Once”などで、すっかり一般的な概念になったマルチバース。それも、それぞれの世界にSpider-Manが存在するSpider-Verseが舞台という荒唐無稽な設定なのだが、それらの世界を表現するアニメーションの映像スタイルが個性的で、ゴチャゴチャしがちなマルチバースの概念を明瞭に提示する演出が巧み。ストーリーのテンポも台詞のリズム感もスピーディーで、画面に惹きつけられっぱなしである。敢えて実験的な手法にも果敢にチャレンジする、とても志の高いアニメ映画だと思う。

主人公、Miles Moralesは、私としてはあまり好きでは無いキャラクター造形だが、前作よりもスーパーヒーローとして確実に成長しているところは認めざるを得ない。しかし、彼よりも、Gwen Stacy(我々が知っているGwenはSpider-Manのガールフレンドだが、別の並行世界では、彼女自身がSpider-Womanとして戦っているのだ)のクールビューティーぶりに痺れる

ということで、多数のSpider-Manが存在するというマルチバースの発想も、それを活かしたストーリー&映像表現も、極めてレベルが高いと思う。2時間20分の長丁場だが、ダレること無く、一気に見せてくれる。素晴らしいと思う。ラストシーン以外は…

結局、ラストシーンは”to be continued”。決着は、来年3月に公開予定の”Spider-Man: Beyond the Spider-Verse”に持ち越しなのである。それはそれで構わないのだが、二部作なら二部作と、もう少し宣伝しても良いのではないか?それを知らずに観たので、ちょっと肩透かしである。”Star Wars”で言えば、”Episode V - The Empire Strikes Back”のような終わり方。悔しいことに、”Star Wars”と同じく、中途半端な終わり方なのに、シリーズ中、屈指の名作、という雰囲気が漂っているところが憎い。



一方で、微妙な体調不良は、ひきつづきパッとせず。予定していたライヴも、大事をとってキャンセル。身体の方も初期化再起動とか出来れば良いのですけどねぇ