IN/OUT (2021.7.11) |
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またもや、緊急事態宣言に逆戻りの東京。もはや、多くの人が宣言馴れしてしまった状況で、果たして効果があるのか? 一方で、オリンピックは強行。道路の封鎖なども行われ始めました。無観客ですら、それなりに日常生活に不便を強いられる訳で、これが、予定通りの大規模開催だったら、どれだけ迷惑を被っていたか… 最近のIN"Black Widow" (21.7.2)"Marvel Cinematic Universe"、久しぶりの劇場公開作を観てきた。 今回の主人公は、Scarlett Johansson演じる Black Widos = Natasha Romanoff。"Captain America: Civil War" と、"Avengers: Infinity War"の間、つまり、AvengersがIron Man派とCaptain America派に分裂していた時期に、Natasha Romanoffの身に起こった出来事を描いている。 他のAvengersメンバーのような超人ではなく、単なるスパイに過ぎないBlack Widowが、Avengers再集結のキーパーソンとなり、"Avengers: Endgame"で大きな決断を下した背景を、説得力を持って提示できるというMarvel Cinematic Universeの一貫した設定の強靱さに、つくづく感心する。これが、娯楽映画シリーズとして、”MonsterVerse”や、"DC Extended Universe"に大差を付けている理由だろう。Marvel Studio社長 Kevin Feigeの手腕は驚くべきだ。 その一方で、過去の背景など知らなくても、ご家族ヒーロー物として単純に楽しめるという点でも、いよいよ良く出来た作品だ。Scarlett JohanssonがAvengersに参加した当初は、彼女がアメコミ・ヒーロー? と、ちょっと違和感を覚えたのだが、今となっては、Scarlett Johansson抜きのAvengersは考えられないほどの当たり役。そんな彼女の最後の花道的な作品だ。 マスク必要派と不要派、ワクチン接種派と拒否派、規制を守る派と気にせずに飲食する派、オリンピック賛成派と反対派などなど。COVID-19があぶり出した立場の違いが、今後、色々な問題を起こしそうな嫌な感じもある今日この頃です。 |