IN/OUT (2021.7.18)

新型コロナ・ワクチンの接種、1回目に行ってきました。手際よい会場運営に、中々感心。


out最近のOUT

"Jesus Christ Superstar in Concert"@東急シアターオーブ21.7.17

Andrew Lloyd Webberの出世作(初演は1971年)のミュージカルを観に、東急シアターオーブに行ってきた。この公演は、劇団四季が行ったような翻訳詞ではなく、英語詞のまま上演される(舞台の左右に、LED表示の日本語字幕有り)。タイトルに"in Concert"と付いているのは、そのためらしいのだが、いささか分かりづらい。

イエス・キリストの最期の7日間を描きながら、舞台上に具象的なセットは無く、登場人物は現代風の衣装。史劇ではなく、時代を超越した設定の中、人間的に苦悩するイエスと、彼に対して期待・憧れと失望が入り交じった複雑な感情を抱くユダ、そして、マグダラのマリアの三人を中心にしたステージ。という基礎情報は知っていたが、ミュージカルには苦手意識があるため、これまで未見だった。しかし、劇中歌、特に、”Superstar”は、70年代の洋楽ヒットの一つ。当時、FMラジオでエアチェックしていた世代としては、リアル舞台を一度は見ておこうと考えた。この作品は、地の台詞がなく、全て歌曲で進行するという事、それも英語詞のままという事で、ミュージカルが苦手な自分でも馴染めるかという思惑もあった。

確かに、イエス、ユダ、マリアの三人の歌唱力は物凄く(演じるのは、Michael K. Lee、Ramin Karimloo、Celinde Schoenmaker)、音楽的な迫力は素晴らしいと思うのだが、「いかにも、ブロードウェイ・ミュージカル」という感じの振り付けが入り始めると、冷めてしまう。この日は、午前中に用事があって早起きしたせいもあって、結局、あっという間に睡魔の前に陥落。ほとんどのシーンを見逃すこととなり、申し訳無い。インド映画のミュージカル・シーンには熱くなれるのだけどなぁ…

それでも、終盤、"Superstar"が歌唱される箇所では覚醒。やっぱり名曲だし、ライヴ・パフォーマンスは迫力がある。これで、しっかり劇に集中できていたら、きっと物凄い昂揚感なのだろうな…。ミュージカルは鬼門だ。



うちの自治体では、接種会場によって、ファイザー製とモデルナ製が分かれていて、私が選んだ会場はモデルナ製。若干、副反応が強めに出やすいという噂もありますし、モデルナ・アームというのもあるようです。出ないに越したことは無いと思う一方で、怖いもの見たさ、という気もする今日この頃です。