IN/OUT (2016.12.18) |
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急に寒さが増した今日この頃。風邪予防に、納戸から引っ張り出した加湿器が、動かない。ほぼ10年使ってきたので仕方ないかと、速効で同じメーカーの後継機をポチッとな。新型になって、加湿性能は若干弱まったような気がしますが、メンテナンスが容易になり、まあ満足。それにしても、壊れている事を認識してから、ネットで商品注文、宅配されるまで、一日で済むという簡便さは、すっかり慣れてしまっているけど、凄い時代になってるんですよねぇ。 最近のIN"Rogue One" (16.12.17)「Star Wars」の最新作を観てきた。正規の大河ストーリーに対するスピン・アウト作の位置付けで、時代設定は「Episode IV」の直前に当たる。今後、Star Warsは、正史とスピン・アウト作を一年ごとに公開していくという。 Mel Brooksによる傑作パロディ「Spaceballs」で徹底的に揶揄されたように、元々が、Star Warsシリーズは、マーチャンダイジングによる金儲け主義が目立つのだが、Lucas卿が製作の一線から退き、Disneyが主導するようになってから、その傾向がさらに加速しているようだ。正直、辟易するのだが、やはり、新作が公開されれば観てしまう。しかも、監督が、"Monsters"、そして"Godzilla"の Gareth Edwardsとあれば、駆けつけるしかないのである。 結果、予想を遙かに超える見事な娯楽大作だった。「Episode I~III」を無かったことにして、本作を、「Episode IV」のプリクエルとして正史に加えた方が良いのでは無いかと思えるほどだ。昨年の「The Force Awakens」が、新鮮味皆無の「Episode IV」の焼き直しのようなストーリーで、完全に「商売としてのスターウォーズ」という印象だったのと対照的に、本作は、製作陣のStar Wars愛が詰まった傑作だと思う。 出だしこそ、若干、もたつく感もあるが、ミッションが動き出してからは、分かりやすいアクションの連続。"May the FORCE be with you"の決め台詞のカッコ良さ。そして、真空の宇宙空間でも、派手に爆発音が響く戦闘シーン。皆がStar Warsに期待する全ての要素が詰まっている。そして、見事に「Episode IV」の冒頭につながる仕掛けのラストのサプライズ。お馴染みの人物も顔を見せる、シリーズ・ファンにとってのお楽しみシーンもたっぷり。サムライ的な主人公達の生き様も、Lucas卿が築いた世界観に合っているし、それを映像化するのにGareth Edwardsは、まさに適役。 最も嬉しかったのは、「Episode IV」最大のツッコミどころである、「帝国軍の究極兵器のはずのデス・スターが、何故、あんな脆弱性を抱えていたのか」に対する明快な回答が提示されること。このアイディアは、実に上手いと思う。大満足だ。 もう十分に便利だし、衝動買いの罠にはまることも増えているので、これ以上「Amazon Dash Button」とか、ドローン配送とか、開発する必要があるのか、とも思いますがねぇ。 |