IN/OUT (2014.11.2) |
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今年も、「ご近所のおばさん・おじさんの買い出し祭」こと、東京海洋大学海鷹祭の季節になりました。私も、日曜日に出かけてきましたが、前日が雨だったせいか、例年以上の人出だったように思います。解体していたマグロの数も多かったんじゃないかな。 最近のIN"The Hundred-Foot Journey" (14.11.1)Lasse Hallström監督(Chocolat、The Shipping News)の新作を観てきた。邦題は「マダム・マロリーと魔法のスパイス」。プロデューサーに、Steven SpielbergとOprah Winfreyが名を連ねる映画で、台詞の大半は英語だが、舞台はフランス。俳優の「格」故か、クレジットやポスターでは、「マダム・マロリー」を演じるHelen Mirrenの方が主人公にように扱われているが、「実質的な」主人公はインド人という変わった作品だ。 祖国を離れたインド人一家が、ひょんなことから流れ着いたフランスの田舎町で、大衆インド料理屋を開店する。しかし、その場所には、道を挟んだ向かい側に、老舗のフランス料理店が店を構えていた。ミシュランで一つ星を獲得している老舗店の頑固な女性経営者がHelen Mirren。反目し、対立し合う対照的な料理店。原題は、両店を隔てる道幅のことだろう。物理的な距離は近いが、フランスとインド、全く異なる文化背景の隔たりを旅することは出来るのか? ここで鍵となるのが、インド人一家の次男が持つ、天才的な料理の才能と、インド伝統の大胆なスパイス使いなのだ。 ストーリーは、お約束通りという感じで、サプライズは無い。ちょっと、展開が早くて、描写が駆け足な感じもあるが、安心して観ていられる、良く言えばハート・ウォーミングな、辛口に言えば、ユルい映画だ。まあ、私の場合、インド成分が濃いというだけで、甘口になってしまうが。 インド成分と言えば、特筆すべき点が、音楽だ。劇中に流れるインド楽器を使った音楽が印象的だと思っていたら、エンドクレジットで、A.R. Rahmanが音楽担当であることを知った。ボリウッドのヒット作には欠かせない大物で、あの「Slumdog Millionaire」の音楽を手がけている。これだけで、大いに得点アップ。惜しむらくは、エンドクレジットで、せっかく、A.R. Rahmanのノリの良い曲を流すのだから、文字だけでは無く、Helen Mirrenら登場人物がダンスを見せてくれれば良かったのだが… 電話を換える (14.11.2)液晶にヒビが入ってしまい、9年目にして、ついに買い換えを決意した携帯電話だが、何をどうするのか、結構悩む。これまで、Softbankの携帯電話(Nokia製702NKなので、ガラケーとは言わさない)と、IIJmioのデータ通信SIM+白ロムのLG製モバイル・ルーター & auのWindows Phone IS12Tでネット接続、という環境で使っていたのだが、電話もデータ通信も、使用頻度はそれほど高くない。MNPを利用すれば、キャリアを乗り換えるのは自由ではあるのだが、各社が提供している「何とか放題」系のサービスって、ちっとも魅力的じゃないのだ。 結局、頼れるのは安心のブランド、IIJということで、IIjmioの音声通話機能付きSIM=みおふぉんを選択した。ただし、MNPで今のSoftbankの番号を使い続けようとした場合、普通の契約の仕方だと、新しいSIMカードが届くまでに数日間、携帯電話が使えない期間が出来てしまう。それを避けるため、ビックカメラにあるBIC SIMカウンターへ出向く。最近の「格安SIMブーム」のせいか、行列が出来ていて、一時間近く待たされたが、ここなら、その場で新しいSIMカードを受け取ることが出来るのだ。カウンターでは、SIMアダプターを使うのは自己責任だと、散々、脅されたが、そんなものには屈せず、将来のことを考え、nano SIMを選択。SIMカードの場合、小は大を兼ねる。一番小さいnano SIMなら、アダプターを使って、(保証は受けられなくなるが)標準SIM用機器にもmicro SIM用機器にも利用可能。逆に大きいサイズのSIMカードは、それより小さいSIMカード用機器には、物理的に入らないのだ。 SIMカードを受け取り、そのまま近くの喫茶店に入って、購入しておいたSIMフリー端末に入れてみる。最近のモバイルOSは良く出来ていて、あっという間に、電話もメールも使えるようになる。さすがに、旧携帯電話の電話帳にしか入っていない電話番号は入力し直さなければならなかったが、クラウド上にある連絡先リストなら、ほとんど、シームレスに使えるわけで、つくづく便利な時代になったものだと思う。これで、月々、1,600円(2GB/月まで高速通信可能)+ 20円/30秒の通話料。自分の使用条件なら、これまでよりも、安くなるはずだ。細かい点では、留守番電話が使えないとか、国際ローミング時、使用料に50,000円/月までという制約があるとか、国際ローミング時にはデータ通信ができないという制限もあるのだが、まあ、ローミングについては、海外にいるときに不用意に使いすぎないというメリットにもなりそうだ。 さて、あとは、受発信のテストを色々やってみようと、自宅の固定電話を取り上げたら、何故か無音。携帯電話からかけてみても、何の反応も無い。そう言えば、最後に固定電話を使ったのは、数ヶ月前にカード会社から売り込みの電話がかかってきた時で、それ以来、受信も発信もしていなかった。NTTに問い合わせてみると、なんと、NTT側の機器のトラブルで使用不可の状態になっていたことが判明。一体、いつからそうなっていたのか分からないが、その分の料金を返してくれ、と言いたいところだ。まあ、基本料金しか払っていないからなぁ。固定電話は解約しても構わないと思いながらも、MVNOの携帯だけよりは、固定回線も通信手段として担保しておいた方が良いだろうと、判断。 人出が多すぎて、人気の水族館は整理券で二時間待ちになっていたので、ちょっと早めに退散してしまいました。今年は、「アナ雪」ブームに乗って、アナゴを食べさせる模擬店が増えるのでは?と期待していたのですが、確認できたブーム便乗模擬店は一つだけでした… |