IN/OUT (2012.4.29)

会社のPCが故障。改めて、PCが無いと何も仕事が出来ない事に愕然としてしまいます。昔は、PCなんて課で共有の「OAコーナー」で使うだけで、自席では紙と電卓。連絡も、電話とFaxだったはずなんだけど…


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「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」12.4.28

再現されたアトリエJackson Pollockの回顧展を観に、東京国立近代美術館に行ってきた。東京国立近代美術館所蔵の作品だけでなく、海外の美術館から主要な作品を集め、さらに国内に存在が確認されている全ての作品を揃えたという、意欲的かつ大規模な展示である。

ポロックの作品は、大きなキャンバスに絵の具を撒き散らしたような抽象画と、その製作過程のドキュメンタリー映像ぐらいしか記憶に無かったのだが、この展覧会では、初期の具象的な作品やピカソの影響を受けた作品などから、後期の「ブラック・ポーリング」と呼ばれる作品群まで、彼の生涯に沿った展示となっていて、興味深い。美術作品全てに言えることだが、特に彼の抽象画は、印刷物や画面で見るのと、実物を見るのとでは、そこから伝わるインパクトが全く違う。44歳にして交通事故で死んでしまったことで、ある種ロックスターのような伝説的存在になった人という印象を持っていたが、ようやく、その功績をちゃんと知ることができた。

質・量ともに、良くまとまった展覧会だと思う。最後に、本物のアトリエを再現した展示があり(床の塗料跡は、実際に現地で撮影したものを出力してあるそうだ)、そこだけは写真撮影ができるというのも、気の利いたサービスだ。ただ、石井竜也にオーディオ・ガイドのナレーションをやらせたのは、ギャラの無駄遣いだったような気がする。



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"Bridesmaids"12.4.28

女性版「The Hangover」とも称されるコメディ映画を観てきた。

何をやってもうまく行かない、人生のどん底期にある女性が、親友の花嫁介添人を頼まれたことから始まる騒動を描く。主演は、Kristen Wiig。"Paul"でも、切れた演技を見せていたが、Saturday Night Live出身で、この映画では脚本も手がけている、才気溢れるコメディエンヌだ。

次々とトラブルが起きるが、最後には、人情噺的なオチがあり、サプライズの大物ミュージシャンが登場するという展開は、確かに「ハングオーバー」と同じ。というか、ハリウッド・コメディの王道。ただし、この映画の場合、かなり下品なネタが多い。おかげで映倫区分は「R15+」。この下ネタだらけの脚本を女性が書いたのかと驚くべきか、女性だからこそ書けた下ネタだと考えるべきか。

私としては、下ネタのオンパレードに不快感は覚えず、笑っていたが、いかんせん、この内容で125分は長い。どのシーンも、イマイチ中だるみ感があって、リズムに乗りきれない。もう少し、テンポが良ければ、傑作コメディと言えたかもしれないのだが、ちょっと残念。



ようやく修理から返ってきたのが、連休の前日。その間、使わせてもらっていた代替機には、辞書を鍛えたATOKも、自分用のエクセル・マクロもテンプレートも無かった訳で、仕事の効率は落ちまくり。そのまま、休み前の仕事を片付けてしまうか(しまえるのか?)、最悪、連休中の出勤も覚悟の上で、OSから再インストールされてしまったPCの環境構築を優先するか、難しい選択を強いられてしまいました。