IN/OUT (2010.7.4) |
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2010年も上半期が終了。色々と混乱・混沌の半年でした。 最近のIN"The Hangover" (10.7.3)ゴールデングローブのコメディ・ミュージカル部門作品賞を受賞した映画を観てきた。"Hangover"=「二日酔い」の映画ということで、いささか身につまされるところもあるが、とりあえず自分のことを棚に上げて鑑賞。 独身最後の夜を楽しもうとラスベガスにやってきた新郎と三人の仲間。ホテルで目を覚ました時は酷い二日酔いで、誰にも前夜の記憶が無い。乱れに乱れた部屋の中には、何故か、本物の虎がいる。赤ん坊もいる。さらに、新郎の姿が消えている。三人は、新郎を捜しながら、前夜の失われた記憶を辿る。 エキセントリックな登場人物の言動。羽目を外しすぎない程度の下品さ。最後にはハート・ウォーミングな味付け。この手のハリウッド・コメディの典型のような作品だが、脚本が中々良く出来ている。何故、全員揃って記憶を無くしたのか? 虎はどこからやってきたのか? 赤ん坊は? 肝心の新郎はどこにいるのか? 冒頭で提示された謎を、主人公達がラスベガスを駆けずり回りながら解き明かして行く様は、ミステリ映画のようでもある。 Heather Graham嬢(良い役でした)以外、知っている俳優は出ていないが、Mike Tysonがまさかの本人役で出演。。 監督のTodd Phillipsは、実写版の"Starsky & Hutch"を撮った人だ。スタハチを観た時に覚えた「いまいち、はじけきらない感」は、コメディでありながら几帳面に謎解きをする本作でも感じたのだが、完成度の高い脚本で、最初から最後までちゃんと笑える快作に仕上がっていると感じた。すでに続編の企画がスタートしているようだが、Heather Graham嬢が続投するのなら(IMDbでは、彼女の出演は""rumored"になっている)、楽しみである。 The Hangoverを観に行く前の日が会社の大規模飲み会。混沌の半年の締めではありましたが、映画ほどの状態にはならなかったのが、何より。 |