IN/OUT (2026.8.30)

ブルーノート東京夏の矢野顕子強化月間、終了。これで、もう秋です。

この時期のもう一つの恒例行事が、スマホの買い換え。それほど機能的に大きな変化がなくても、新世代機発売時の「下取り額増額中」や「ストアポイントをプレゼント」などのメーカーの甘言に、毎年、乗せられています。


in最近のIN

「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」@ 東京都庭園美術館26.8.28

東京都庭園美術館20世紀を代表するイギリスの陶芸家、Lucie Rie(1902-1995)の回顧展を観に、東京都庭園美術館に行ってきた。

今回は、都立の文化施設で横断的に実施されている「サマーナイトミュージアム2026」の一環で、21時まで開館している金曜の夕刻に訪問。雰囲気の良さに惹かれるの私だけでは無く、お洒落セルフィーを撮ろうと着飾った人達も多く、通常時以上の大混雑だ。

東京都庭園美術館館内に入って、最初に目立つのが、展覧会のキー・ヴィジュアルに使われている「青釉鉢」。造形も、独特の釉薬が生み出す色合いも、日本の陶磁器とは違う魅力がある。

東京都庭園美術館初期の作品(1926年頃)は、パッと目を引く、ハッタリが効いた雰囲気。

東京都庭園美術館1980年頃の作品になると、グッと趣が深くなる。

東京都庭園美術館陶芸作品に疎い私でも、素直に美しいと思える作品が、新館も含め、たっぷりと展示されていて、眼福。

東京都庭園美術館そして、その美しさを、庭園美術館=旧朝香宮邸の建物が、さらに引き立てている。この展示は、外光がうっすら入る、もうちょっと早い時間帯に訪れた方が良かったかな。

東京都庭園美術館彼女が、売れない下積み時代、生計を立てるために製作した陶製のボタン。これが、書庫の書棚の中に展示されているのもお洒落(お洒落すぎて、観覧者の長蛇の列が出来ていたが)。

旧朝香宮邸と作品の魅力の相乗効果を生み出すスタッフの皆さん、本当にGood Jobだ。


「The Dog Stars」26.8.29

TOHOシネマズ日比谷Ridley Scott監督の新作を観てきた。邦題は「ラスト・サバイバー」

パンデミック後、人類の90%が死滅した世界が舞台(コロナ禍の影響で書かれた物語では無く、原作小説は2012年の刊行)。

Jacob Elordiが演じる主人公のパイロットは、愛犬と共にデンバーの山中に隠遁し、時折、物資を調達するため廃墟と化した町へセスナを飛ばしている。略奪者がやってくることもあるが、そんな時は、同じ土地でサヴァイヴしている男と協力し、容赦なく殺害するという日々だ。しかし、 ある日、無線に入ってきた他の生存者の声に導かれ、彼は飛び立つ…

大半の人間が死滅した後、生き残っているのは、暴虐の限りを尽くす略奪者集団、異端の宗教の信徒、狂気的独裁システムを構築したグループ、そして、主人公のような、絶望的な状況でも、自らの倫理観の下、生きる意味を探す少数の者に集約されている。かなり悲観的な世界観だが、リアリティはある。

映画の冒頭は、主人公と犬の、それなりに調和の取れたサヴァイヴァル生活が描かれ、ほのぼのするのだが、そこからは先の読めない展開が続く。アクション・シーンやヴァイオレンス・シーンもあるが、全編を通じ、Ridley Scottらしい寒色系の色調の美しい映像が貫かれていて、寒々とした終末の雰囲気の中、そこに残る僅かな希望が、ぐっと胸に迫る。とても良い映画だ。

この映像を88歳で撮るRidley Scott、恐るべし。ただ、薄着の女性が好きなのは、三つ子の魂百までだなと思ったりもした。


「Shelter」26.8.29

TOHOシネマズ日比谷Jason Stathamの新作を観てきた。

スコットランド沖の孤島でひっそりと暮らす元特殊部隊工作員が、訳あって英国国家に命を狙われ、無垢な少女を守りながら壮絶な戦いに身を投じるという、いつものStatham映画だ。

正直、ストーリーには色々と欠点がある。何よりも、少女がStathamの側に居続けることの説得力が弱い。Stathamは、もっと早い段階で彼女を遠ざける機会があったと思うのだが…。もっとも、少女役のBodhi Rae Breathnach嬢の存在感の鮮烈さが、そうした疑問は脇に押しやってしまう。黒幕にしても、わざわざ、事を荒立てる必然性は無かったのでは? まぁ、これも、演じているのがBill Nighyなので、許してしまう…

それにしても、この手のStatham映画、毎年のように似たり寄ったりの作品が作られているが、それでも観てしまう。今作も、Stathamが強過ぎて、ピンチでもハラハラしないという、普通は欠点になりそうなところに快哉を叫ぶという、お約束。もう、そういうジャンル映画として確立しまっているのだ。

なお、今週観た「The Dog Stars」も「Shelter」も、犬ちゃんが可哀想な目に遭う。ハリウッドの不文律がアップデートされているのかな?


Cityy @ ビルボードライブ横浜26.8.30

ビルボードライブ横浜The Jazz Avengersの元メンバーが結成したクロスオーバー・ジャズ・ユニット、Cityyのライヴを観に、ビルボードライブ横浜に行ってきた。

メンバーは、
・寺地美穂(Sax,Fl,Vo
・中園亜美(Sax,Vo
・竹田麻里絵(Key,Vo
・Juna Serita(Ba,Vo)
--- support ---
・則竹裕之(Dr

ステージ向かって左から、竹田麻里絵、寺地美穂、中園亜美、センター奥に則竹裕之、右奥にJuna Seritaの布陣。私の席は、ほぼ中央。則竹裕之の真正面だ。

寺地美穂はいつものアルト・サックス。普段はソプラノ・サックスのイメージが強い中園亜美はテナー・サックス。まずは、今年5月に発売された1st Album「HELLO, CITYY」1曲目の同名曲から演奏開始。皆、演奏が上手いのは当然として、今回は、4人によるコーラスも入る。

ビルボードライブ横浜1曲、撮影可能のコーナーあり。

フロントが4管だったジャズアベに比べると、迫力やファンク味は減ったが、コンパクトでスピード感のある演奏。彼女らが目指しているのは、都会派のお洒落サウンドなのだろう。その辺りは、見事に戦略通り。聴きやすいが、イージーリスニングには堕さない骨太さが感じられる。サポートで入った則竹裕之のタイトなドラムスが、とても効果的だ。ビルボードライブ横浜

フュージョン系は、熱さを全面に出すバンドが多いと思うが、洗練されたセンスとテクニック、そして、ファッション性を兼ね備え、熱くなりすぎない彼女達。中々、好印象だ。



スマホの機種移行は、昔に比べるとかなり楽になっていますが、それでも新端末の画面を最初に見たときには、設定し直さなければならない項目の多さに、軽い絶望感に襲われます。銀行系のセキュリティーの厳しいアプリの要求に従って、マイナンバーカードを読み込み、自撮りをした結果、「自撮りの顔が、マイナンバーカードの写真と一致しません」と却下されたときには、これが深い絶望感に…。まぁ、最終的には、なんとかなるものではあるのですが。