IN/OUT (2026.5.31)

花粉の時期が過ぎたはずなのに、鼻の調子がよろしくない。症状をググってみると、どうも、最近の天候のせいで「気温差アレルギー」を発症しているっぽい…。我ながら、難儀な体質だと思う、今日この頃です。


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「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」@ 国立科学博物館26.5.30

国立科学博物館人間が太刀打ちできない「危険生物」の「必殺技」に焦点を当て、科学的な視点から解き明かすという特別展を観に、国立科学博物館に行ってきた。

国立科学博物館会場に入ると、まずは、今の日本で一番ホットな危険生物、ヒグマとスズメバチ。

この後の展示は、危険生物を、
「パワーファイター型」:アフリカ象やアナコンダなど、巨体を持つもの
「キラーバイト型」:トラやホホジロザメなど、鋭い牙で咬むもの
「ウェポン型」:サイやノコギリエイなど、身体の一部が武器になるもの
「大群型」:アリやピラニアなど、1匹は小さいが集団で行動するもの
「猛毒型」:毒蛇など、毒を持つもの
「化学攻撃型」:スカンクなど、化学物質で攻撃するもの
「電撃型」:デンキウナギなど、電撃を武器とするもの
「吸血型」:チスイコウモリなど、吸血生物
の8つに分類。

国立科学博物館それぞれ、見せ方が上手い。例えば、パワーファイター、キリン。キリン同士の激しくクビをぶつけ合うヴィデオを流すと同時に(想像以上に激しい)、向かって右の若いキリンの頭骨と、左の老齢のキリンの頭骨を並べて展示。キリンの雄は、年を経るにつれ、頭骨の表面に骨成分が沈着し、ゴツゴツしてくる=攻撃力が増すという。

国立科学博物館ミナミゾウアザラシの想像を超える巨大さには、脳がバグりそうだ。

国立科学博物館哺乳類界のバーサーカー、「ラーテル」と「クズリ」が並んでいる展示にも、大興奮である。この後も、中学生男子、いや、小4男子マインドを熱くする展示ばかり。

この面白さ、さすがに大人気で、日時予約制になっているとはいえ、場内大混雑。一点ずつをじっくり観るのは体力を要す…。結局、駆け足での鑑賞となったのが残念。


「百万石!加賀前田家」@ 東京国立博物館 平成館26.5.30

東京国立博物館加賀前田家伝来の文化財の数々を紹介するという展覧会を観に、東京国立博物館に行ってきた。

江戸時代、金沢を本拠に、加賀・越中・能登の三か国、百万石以上の規模を誇った大名家、加賀前田家。明治維新後は、東京に本拠を移し、侯爵となり、前田家伝来の文化財の保全に努め、1926年に育徳財団(現在の前田育徳会)を設立。これが創立百周年を迎えたことを記念した展覧会である。

ヨーロッパの貴族が、パトロンとして文化の振興に大きく貢献したという事例は聞くこともあったが、前田家は、それに引けを取らない凄さであることを初めて知り、驚愕。万葉集、古今和歌集、土佐日記、源氏物語、枕草子等々、超有名作の貴重な写本を収集しまくり、「アエネアス物語図毛綴壁掛」のような16世紀のベルギーの工芸品も取り寄せる。そうしたコレクター的活動だけで無く、藩内の工芸技術のレベルを爆上げするという成果もバッチリ。

そして、明治維新以降、今でもその文化活動が続いているのも凄い。館内に掲げられていた年表には、令和になっても、「家督をXXに譲る」という表記が!

見どころたっぷりの展覧会で、場内は大混雑。この混雑に拍車をかけないためにも、基本的に写真撮影不可となっているのは正解だろう。

東京国立博物館そんな中、最後の「侯爵前田家のコレクション」の一部だけ、撮影可。そこには、先週の東京都庭園美術館に続いて、François Pomponの「シロクマ」が! 当時の上流階級で大ヒットしていたのだな。


「バレエ『アレコ』」 @ MoN Takanawa Box100026.5.31

MoN Takanawa Box1000プーシキン原作、チャイコフスキー作曲のバレエ「アレコ」を観に、MoN Takanawaに行ってきた。

バレエは、全くの門外漢なのだが、マルク・シャガールがこの舞台のために描いた巨大な絵画4枚が一堂に会したのを観に青森県立美術館に行ったことがある。それなのに、そのバレエそのものを観たことが無いのが引っかかっていたのだ。ついに、鑑賞の機会が訪れたのである。

なお、今回の舞台に、シャガールの作品の実物は出てこない。MoN TakanawaのBox1000が誇る高精細LEDで再構成するという。技術面ではキヤノンが全面協力。

音楽は、チャイコフスキーの「ピアノ三重奏曲イ短調作品50」を元に、監修:冨田美里、編曲:中原達彦、演奏:NBAバレエ団オーケストラ。なお、生演奏ではなく、録音した音源を使用。

振付・演出は宝満直也。主な出演者は、主人公 アレコ:牧阿佐美バレヱ団のプリンシパル 大川航矢、ヒロイン ゼンフィラ:NBAバレエ団プリンシパルの勅使河原綾乃、ロマの若者:NBAバレエ団プリンシパルの新井悠汰など。

会場のMoN Takanawa BOX1000。先日のJeff Millsのイベントで訪れた時は、1Fはスタンディング空間だったが、今回は着席仕様。私は、比較的前方&左右中央の、とても観やすい良いポジションだ。

初めに、20分ほど「アレコ」の解説ヴィデオが流れる。そして、本編スタート。LEDディスプレイに映し出される、巨大かつクリアなシャガールの絵。その前で踊るダンサー達。想像以上に美しい空間だ。背景が、絵画では無く、発光するディスプレイであることが、とても有効に機能している。

バレエのストーリーは、単純にまとめてしまえば、ストーカー殺人。この作品が特殊なのか、それともバレエの世界では普通なのか分からないのだが、ガッツリ、ラブ・シーンや殺人シーンが出てくるのには(バレエ初心者の私は)驚いた。

また、バレエと言えば、女性のバレリーナの印象が強かったのだが、いざ観てみると、男性陣の身体表現の見事さに見入ってしまう。

ということで、ほぼ初めてのバレエ鑑賞だったが、好印象。今後、もう少し深掘りしてみても楽しい分野かもしれない。



「XXアレルギー」と「XXハラスメント」は、無限に増え続けているような気がしますね。