IN/OUT (2021.1.31)

緊急事態宣言の先行きが混沌としてきました。まあ、「自粛」というふんわりとした要請ばかりで、宣言の中身自体がそもそも混沌としているという気もしますが。


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「SHOW-YA 35th Anniversary Live『HARD WAY TOUR 1991 in 武道館 AGAIN』」@メルパルクホール21.1.30

メルパルクホール日本のFemale Rockシーンを牽引してきたバンド、SHOW-YAの結成35周年記念ライヴを観に、メルパルクホールに行ってきた。

SHOW-YAは、1985年にメジャー・デビュー。日比谷野音で女性ミュージシャンを集めたイベント「NAONのYAON」を企画・開催するなど、シーンの中心として活躍したが、1991年にヴォーカルの寺田恵子が脱退。その後、他のヴォーカリストを入れて活動を継続するも、1998年に一度解散。しかし、2005年にオリジナル・メンバーで再結成したという歴史を持つ。そして、今回のライヴは、第1期SHOW-YAとして最後のツアーとなった「HARD WAY TOUR 1991」の武道館公演を再現するという企画である。

実のところ、SHOW-YAはフェスで観たり、寺田恵子姐さんのソロ・ライヴに参戦したりしてきたが、バンドの単独ライヴをちゃんと観るのは初めてだ。チケット取得後の状況変化で、中止や延期になるかと心配したが、無事に開催(もちろん、観客席は一つ飛ばしだが)。

入場時、検温と連絡先の登録とともに、フェースガードを渡される。ライヴ中は、マスクに加えてこれも装着するルール。恐らく、観客が声を上げることを想定した対策だと思うが、そこは、SHOW-YAと共に年齢を重ねてきたベテラン・ファンの皆さん。ライヴ中、恵子姐さんがマイクを向けて煽っても、心の中でシャウトするのみ。素晴らしいマナーである。それはそれとして、コール&レスポンスも無しでライヴを楽しまざるを得ない状況は、早く解消することを願うばかりだ。

しかし、「METALLIC WOMAN」から始まった演奏は熱い。このバンド、1970年代から80年代頃の洋楽、それも(面倒くさいジャンル細分化前の)ハードロック大好きガールズが結成したという感じが、35年経った今でもそのままだと思う。Led Zeppelin、Deep Purple、Rainbowなどを聴きまくっていたのだろう(キーボードの中村”captain”美紀のプレイにはEL&P風味もあるな)。そして、全メンバー、演奏中の所作が、いかにも「カッコ良いロック・ミュージシャン」。ヴォーカリストは長髪を振り乱し、ギタリストとベーシストはアクロバティックな「ギター回し」を決め、ドラマーはソロの最後に銅鑼を打ち鳴らす。悪くすれば手垢の付いたアクションと馬鹿にされそうなところ、彼女達だと無条件にカッコ良いのだ。ベテラン女性ロック・バンドだからこその凄みにシビれる。これは、若手や、おじさんロックバンドでは出せない味わいだと思う。

アンコールでは、自らの出自を確かめるかのように”Smoke on the Water(Deep Purple)”、"Rock and Roll(Led Zeppelin)"を畳みかけ、オーラスは「限界LOVERS」。今の暗い雰囲気を吹き飛ばすにはぴったりの、熱いライヴだった。



明日から2月。そろそろ、ゴールデンウィーク近辺の予定なども考えようかと思うものの、その頃の状況が良くなっているんだか、悪くなっているんだか、さっぱり読めないですな。