IN/OUT (2019.9.1)

オーストラリアへ、久しぶりの海外出張に行ってきました。もっとも、夜行便で行って、その日と翌日に仕事して、また夜行便で帰るという、現地一泊・機中二泊の弾丸出張。さすがに疲れました。因みに、行きも帰りも、機内は修学旅行の学生で一杯でしたが、そのせいなのか、帰りのフライトがプレミアム・エコノミーにアップグレードされたのは有り難かったです。


in最近のIN

"Once Upon a Time... in Hollywood "19.8.31

Quentin Tarantinoの新作を観てきた。

舞台は、1969年のハリウッド。主人公は、やや落ち目になりつつあるスター俳優 = Leonardo DiCaprio と、彼のスタントマン= Brad Pitt。この二人は架空の人物だが、それ以外は実在の人物が多数登場。背景にあるのは、1969年8月9日の、Manson FamilyによるSharon Tate殺害事件だ(今では、この事件のことを知らない若い人が多いというのは、私にはショックだ。というか、それを知らないと、この映画は楽しめないと思う)。

劇中劇もたっぷり挟みながら、饒舌な語り口であちこちに寄り道するストーリー。女性の素足の大写しや強烈なヴァイオレンス描写もあって、もう、隅から隅まで、Tarantino節満載だ。しかも、上映時間は161分の長尺。これだけ作家性を前面に押し出しながら、商業映画の分野で成功を収めているのは凄いことだ。この作品にしても、テンポは悪いし、Bruce Leeの描き方は非道いし、粗はいくらでもあるのだが、憎めない。結局は、作品に込められたTarantinoの映画愛が過剰だということに尽きると思う。

その映画愛は、特にSharon Tateに注がれている。女優としての功績よりも、Manson Familyに殺されたことで人々の記憶に残っている彼女を、名誉挽回とばかりに、とてもキュートに描いている。彼女が出演している映画 "The Wrecking Crew(サイレンサー第4弾/破壊部隊)"を、自分で映画館で観るシーンには、Sharon Tateに対する愛情全開だ。

さらに、Tarantinoが凄いのは、自分の物語を完結させるためには、例え史実を基にした作品でも、歴史改変を平気で行ってしまうところ。"Inglourious Basterds"でも、観客を唖然とさせたが、今回は、ある意味、それ以上の驚き。そして、そこに込められたTarantinoの心意気が実に良いのだ。

Leonardo DiCaprio と Brad Pittの大物二人の共演も楽しく、ちょっと古めのハリウッド映画好きには、大いに楽しめる作品だ。



久しぶりに国際空港を使うと、羽田もシドニーも、飛行機のチェックインから出入国管理まで、ほぼ無人化されていることに、驚いてしまいました。ちょっとした浦島太郎状態。一度、使い方が分かってしまえば便利だけれど、風情も無いかなと思っていたら、オーストラリア出国時に、荷物検査でレーザーポインターが引っかかってしまいました。面倒と思いながらも、こういう軽いトラブルあってこその旅行だよな、という気分にもなった今日この頃です。