IN/OUT (2018.1.21) |
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2015年末に導入した掃除ロボットブラーバ。一度、動作が不調になった時は、バッテリー交換で復活したのですが、また、調子が悪くなりました。掃除完了までにやたらと時間がかかったり、途中で止まったり。動きを観察すると、どうやらタイヤがすり減って、空回りしているようです。調べたところ、使用頻度が高ければ、2年ですり減るのは普通の事。ブラーバーのバッテリーとタイヤは、消耗品のようです。 最近のIN"Baahubali 2: The Conclusion" (18.1.20)インドの興行収入記録歴代1位の大ヒット作を観てきた。邦題は「バーフバリ 王の凱旋」。 この作品は、昨年公開された"Baahubali: The Beginning"(邦題:バーフバリ 伝説誕生)と二部構成になっている一大叙事詩の後編にあたるのだが、私は、不覚にも前作は未見。しかし、映画館では、本編開始の前に、前作のダイジェスト版を上映するサービスがあり、助かった。インド映画にありがちな、二つの時系列の物語が交錯する構成なので、このダイジェストが無ければ、ストーリーについて行けないところだった。古代インドの王国で、跡継ぎを巡る陰謀に巻き込まれたバーフバリが非業の死を遂げるまでと、25年後、その息子であるバーフバリが自らの出自を知り、父を死に追いやった暴君に戦いを挑む様が描かれるのだが、親子二代のバーフバリを同じ役者が演じているので、ちゃんとストーリーを理解して臨まないと、混乱するのだ。 ということで、ストーリーそのものは、ドロドロとした王宮での陰謀劇という側面もあるのだが、いざ映画が始まると、その圧倒的な映像の迫力に、ただただ驚嘆し続けることになる。普通のハリウッド映画なら、クライマックスに使われるようなアクション・シーンが惜しげも無く畳み込まれる。人間の身体能力も、物理法則も超越した、凄いアクションの連続。そして、ビシッと決まるヒーロー&ヒロインの見得を切る所作。もちろん、CGや特撮は、ハリウッド大作に比べると、技術的には見劣りするところもあるが、盛り込まれているアイディアと、それを実現させる熱量が半端ないのだ。これぞ、インド・アクション大作。147分、興奮しっぱなしである。インド映画の荒唐無稽なアクションは、Rajinikanth主演作の数々で、十分に知っているつもりだったが、この映画のレベルは、さらに上。特に、弓を使った前半の山場でのアクションは、ひとすら凄く、カッコ良く、そして美しい。 この作品は、ヒンディー語ではなく、テルグ語映画。南インド映画なので、男優も女優も、北インド映画に比べると、顔が濃い。これもまた、私的には高ポイント。このクドさが癖になる。 ただ、ひたすらアクションの連続で、ロマンチックなダンスや笑いの要素がもっとあっても良い気がする。何でもありのゴッタ煮インド映画を愛好する者には、ちょっと不満だと思っていたのだが、調べてみると、オリジナル版は167分。このカットされた20分が、ロマンチックなミュージカル・シーンらしいのだ。配給会社は、大馬鹿だ。確かに、2時間30分を超えると、日本では興行的に難しい面があるのかもしれないが、無駄な冗長さあってのインド娯楽大作ではないか。インド映画愛よりも商売を優先させるのは許せない。せめて、DVD等で発売するときは、完全版にしていただきたい。 ただし、タイヤについては、純正品の交換部品は無く、修理扱いになるらしい。どうにも手間の掛かる奴ですが、もはや、ブラーバ君無しの掃除など考えられない依存状態になっているので、致し方なし。 |