IN/OUT (2017.2.5)

今週は、ヨドバシから新・掃除機が到着。床拭きロボットブラーバ380j導入以降、出番が減ったとは言え、やはり、掃除機は必要。電源周りが怪しくなったダイソンのキャニスター型の後継機に選んだのは、結局、ダイソン。今度は、コードレスのスティックタイプにしてみました。


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"CELEBRATING DAVID BOWIE JAPAN"17.2.2

David Bowieの生誕70周年記念 世界ツアーの日本公演を観に、TOKYO DOME CITY HALLに行ってきた。昨年、逝去したDavid Bowieのトリビュート・コンサートだが、追悼では無く、生誕70周年というのがミソ(誕生日は、1947年1月8日)。

David Bowie's Bandの一員で、40年に渡る付き合いのあったキーボーディスト Mike Garsonを中心にした豪華メンバーが、Bowieの曲を演奏するという趣向。David Bowie's Bandのメンバーだったミュージシャンが多いので、「本物志向」のトリビュート・コンサートと言えるだろう。

ホールコンサートなのに、入場時に500円のドリンク・チケットを買わされるというライヴハウス・パターン。アリーナがスタンディングだからだろうか。私は、体力を考え、座って鑑賞できるバルコニー席。かなり左寄りの場所だったが、このホールは、どの席からでもステージが見やすい構造になっているのがありがたい。

Mike GarsonがMCも務めながら、Bowieの代表曲が次々と演奏されていく。ただ、70年代の曲が中心で、90年代以降の作品では、アルバム"The Next Day"から一曲演奏されただけだったと思う。この時期にも、名曲は多いのだけどなぁ。ヴォーカルは、Bernard Fowler(The Rolling Stonesのバック・ヴォーカルとして有名だが、私は、坂本龍一の1986年のアルバム「未来派野郎」で彼のことを知った。これも、ある意味、Bowieつながりか)、女性ヴォーカルでHolly Palmer(David Bowie's Band)とGaby Moreno、FishboneのAngelo Mooreらが、曲毎に入れ替わる趣向。

そして、一番楽しみにしていた Adrian Belewのプレイが、やはり素晴らしかった。私は、1990年、David Bowieの"Sound + Vision Tour"の東京公演に行ったのだが、この時は、Bowieのパフォーマンスが本調子とは言えず、その分、ギターで参加していたAdrian Belewがサービス精神を発揮した素晴らしい演奏を見せてくれた印象が強いのだ。今回、彼がギタリストとして、またヴォーカリストとして目立っていたのが、"Life on Mars?"、"Sound and Vision"、"D. J."、"Fame"といった、私好みの曲ばかりだったというのも嬉しいし、King Crimsonでの演奏などと比べて、すっかりリラクス・モードでありながら、しっかりと個性を際立たせているのが、楽しい。

日本公演でのゲストとして登場した田島貴男は"Starman"、吉井和哉は"Ziggy Stardust"を披露して、そつなくこなしてはいたが、あまり有り難みが無い。そういう意味では、Bernard FowlerやAngelo Mooreのヴォーカルにも「コレジャナイ感」を覚えてしまった。観たいのは、玄人カラオケ大会ではなく、David Bowie's Bandの演奏なのだ。ただ、Gaby Morenoについては、そのずば抜けた歌唱力で、"Five Years"や"Rock n Roll Suicide"といった熱唱系の曲を歌いこなしていたのが好印象だ。

もう一つ、「コレジャナイ感」を覚えたのは、アンコール曲。本編最後が"Heroes"なのは納得として、アンコールが"Let's Dance"と"Under Pressure"だったのだ。この二曲、確かに商業的に大成功を収めた曲だし、名曲ではあるのだが、"CELABRATING DAVID BOWIE"と銘打ったコンサートでトリを飾る選曲かなぁ? まあ、本来、アンコールで演奏すべき"Ziggy Stardust"を、吉井和哉が歌っちゃったせいかもしれないが…

いずれにせよ、今、Bowieが健在だったとしても、こんな過去の代表曲ばかりのコンサートを行うとは思えない。改めて、名曲ばかりだと実感する彼の作品を、縁のミュージシャン達による演奏で楽しむことが出来、大いに盛り上がった。ただ、お腹一杯ではあるのだが、やはり、その中心にBowieが居ないのが悲しい。中心にぽっかり空いた空洞を意識せざるを得ない、ドーナツのようなコンサートだったな。



使ってみると、吸引力は必要十分。さっと取り出せるコードレス式の有り難みも実感。そして、何よりも驚いたのが、ダイソン製掃除機の欠点だった騒音の大きさが、大幅に軽減されていることです。技術は進歩し続けているものですな。