IN/OUT (2016.1.24) |
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同じ住処に10年以上住み続けるのは、人生初。さすがに、あちこちくたびれてきて、土曜日には洗面所の照明が切れてしまいました。早速、LED電球を購入しに行ったのに、日曜にはキッチンの照明も切れて、二日続けてヨドバシへ行く羽目に(ヨドバシのネット通販はしょっちゅう利用していて、その便利さは実感しているものの、LED電球は、日頃チェックしている訳では無いので、実物を見ないと不安)。 最近のIN"The Walk" (16.1.23)Robert Zemeckis監督の新作を観てきた。1974年、完成したばかりの、ニューヨーク、ワールドトレードセンターのノースタワーとサウスタワーの間にワイヤーを張って綱渡りをした大道芸人、Philippe Petitの実話の映画化である。 ストーリーは極めてシンプルだ。Philippe Petit(演じるのはJoseph Gordon-Levitt。本人と、面影は似ているような)が、ワールドトレードセンターで綱渡りを(当然、無許可で)実行するという夢に取り憑かれ、協力者(=共犯者)を集め、ついに綱渡りをする、というだけ。しかも、有名な実話なので、彼が綱渡りに成功することは、初めから分かっている。そのため、Zemeckis監督の演出も、変にもったいぶること無い直球勝負だ。 物語的なサプライズが無い代わりに、視覚効果で見せるのが、この映画。最新の映像技術をいち早く取り入れることに長けた監督の資質と見事にマッチしている。あり得ないアングルからの画像で度肝を抜く一方で、今は無きワールドトレードセンターを、極めて自然にスクリーン上に再現。特撮の使い方が本当に巧い。作品によっては、特撮に引っ張られすぎることもあるという印象のZemeckis監督だが、この作品では、素晴らしい効果を上げていると思う。 結果、クライマックスの綱渡りシーンの迫力は相当のもの。主人公が墜ちるわけは無いと分かっていても、手に汗握りっぱなし。是非とも3Dで観るべき映画だろう。 あと、ヒロインがCharlotte Le Bon嬢("The Hundred-Foot Journey"に出てました)というのも、個人的に高得点だ。 潤沢な財力があれば、こういう機会にまとめて取り替えられるのだろうけど、切れた電球だけを、都度、LED電球に交換していくと、微妙に色味とかがバラバラになるのが困ったところです。 せめて明るさは揃えようとする訳ですが、LED電球の明るさを表すのに、何ワットの電球相当か、という単位が未だに使われてるのは、変と言えば変だけど、確かに分かりやすい。デジタル・カメラの交換レンズが、相変わらず35mm判換算で表記されるようなものですね。 |