IN/OUT (2014.6.22)

今頃、ようやく職場のPCがXPからWindows 7へ更新。自宅PCは、7を飛ばして、VistaからWindows 8にアップしたので、どうも7の使い勝手が分からず、設定に右往左往しています。仕事PCなので、実用的に動くこと最優先で、ハードウェアも面白味は皆無。良くも悪くも、社内ネットワークのセキュリティに厳しい職場なので、BYOなんて無理なんですよねぇ。


in最近のIN

"Noah"14.6.21

Darren Aronofsky監督の新作を観てきた。タイトル通り、旧約聖書の創世記に記載されているノアの箱舟を巡る物語の映画化である。

堕天使やノアの息子達の嫁に関する設定など、映画的脚色はもちろん多いのだが、細部には、意外なほど創世記の記述に沿った描写があることに驚いた。創世記を読んでいる人には、トリビア探しが楽しめると思う。方舟の形状や材質も見事に再現されていて、伝説の可視化という意味では見応えがある。

ただ、やはり曲者、Darren Aronofsky。物語の力点は、壮大なスペクタクル映像よりも、創造主から受けた使命の重さに苦悩しまくるノアに当てられる。ノアを演じるRussell Croweの巨体は、"The Wrestler"のMickey Rourkeを思い出させる。洪水後、ブドウを栽培したノアがワインで泥酔して裸で眠ってしまうのは創世記にある記述だが、この酒浸りの原因に対する解釈も、いかにもAronofsky監督らしい。

どのように製作したところで、賛否両論が渦巻くに決まっている宗教題材を映画化しながら、主人公の苦悩に焦点を当てるという自分の得意領域に持ち込んだ監督の作戦勝ちかな。


"MIKE STERN / RANDY BRECKER / BILL EVANS SUPER BAND featuring CHRIS MINH DOKY & DENNIS CHAMBERS"14.6.21

大物ジャズ/フュージョン・プレイヤーが集まったライヴを観に、ブルーノート東京に行ってきた。ギターのMike Stern、トランペットのRandy Brecker、ベースのChiris Minh Dokyyは、矢野顕子との共演があったことで知った人達である。あと、サックスのBill Evans、ドラムのDennis Chambers。いずれも名うてのプレイヤーだ。

これだけのメンバーが集えば、当たり前だけど、演奏のクオリティがとても高い。それぞれが自由にソロを取っているところと、見事なハーモニーを揃えるところ、それが変幻自在に組み合わさる演奏は、楽しくもエキサイティング。

さらに印象的だったのは、Mike Sternの人懐っこそうな笑顔。彼と、Bill Evansがムード・メーカーになっていて、MCでも演奏中でも冗談を飛ばし合っているのだが、特にMike Sternは、終始笑顔。他のプレイヤーのソロに、右手を振り上げて歓声を発したりして、本当に自由に楽しんでいる感じ。それでいて、プレイの方は、あの透明感あるギターの速弾きの超絶技。この人のギターの音色、好きだなぁ。

ソロで目立つ箇所はなかったが、Chris Mind Dokyのベースも凄かった。ギターとホーン二人の絡みをしっかりと支えるヘビーなベース・ラインが何ともカッコ良し。そしてラストは、会場の熱気に押され、一旦はけることなく、そのままアンコールに突入。Mike Sternのヴォーカルも飛び出し、興奮のまま終了。いやぁ、楽しかった。



OS以上に、オフィスのバージョンが2003から2010に上がったのが、手に馴染まない(これまた、今更という感じだけど、職場の標準ファイル形式は、依然、Office 2003形式だったりする)。過去に作成したマクロやテンプレートの検証もあるし、当分、生産性が下がりそう。きっと、便利になっているんでしょうけどねぇ…