IN/OUT (2014.3.2)

今年は、スギ・ヒノキ花粉が飛散する時期が比較的短い、という情報を心の拠り所に仕事をこなす、今日この頃です。少ないと言っても、十分、飛んでるよね。


in最近のIN

"Kick-Ass 2"14.3.1

"Kick-Ass"の続編を観てきた。

青春ヒーロー物と激しいバイオレンス描写が同居した作風は、第一作と同様 R15+指定。その第一作では、可愛いローティーンの女の子が悪人どもを殺しまくるというギャップで、Chloë Grace Moretz嬢扮するHit-Girlが、主役のKick-Assを食ってしまった訳だが、それから三年。本作では、ハイティーンになったHit-Girlが実質的な主役である。なお、Mark Millarの原作アメコミは五部作で構想されており、この映画は、その第二章"Hit-Girl"と第三章"Kick-Ass 2"がベースになっているそうだ。

一見、はちゃめちゃな映画だが、Christopher Nolan監督の"The Dark Knight"などと同様、スーパーヒーローの存在意義を突き詰めた物語でもあり、Kick-Ass、その仲間達、そしてHit-Girlが、自分の役割・居場所を見つけるラストは、ちょっと、じーんと来たりもする。

ただ、青春映画の部分、ヒーロー物の部分、コメディの部分、そして残虐なまでのバイオレンス・シーンが、なんともアンバランスに混じっているところが、観る人を選ぶ作品だろう。私としては、Chloë Grace Moretz嬢には、成長する女性ヒーロー Hit-Girlを、ライフ・ワークとして演じ続けていただきたい。


SIXPENCE NONE THE RICHER @ ブルーノート東京14.3.2

アメリカのバンド、Sixpence None the Rircherの公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。

彼らは、女性ヴォーカリスト Leigh Nashと、ギタリスト Matt Slocumを中心としたグループ。1997年に発表した同名のアルバム"Sixpence None the Rircher"に収録された"There She Goes(名曲!)"や"Kiss Me"のヒットで知られる。その後、2004年に一旦解散したが、2007年に活動を再開。Leigh Nashの爽やかな歌声と、バンド名からも想像されるクリスチャン・ソング的健全サウンドが特徴と言えると思うが、意外にオルタナ系のアプローチが随所に感じられるところが、私のツボである。

ブルーノートのステージに登場したのは、Leigh NashとMatt Slocumに加え、ベースとドラムスの四人編成。清楚な少女のイメージがあったLeigh Nashも、デビューから20年。外観は「おっかさん風」になった感じはあるが、白人女性にしては昔のイメージをキープしている方か。ただ、声質は確実に太くなっていて、"Kiss Me"とかは、リアル・タイムで聴いていたときとのギャップを感じてしまう。逆に、最近の曲や、初期の作品でもロック寄りの曲などは、なかなか良い感じ。Matt Slocumのギター・テクも炸裂していて、予想以上にクオリティの高いライヴだった。二大代表曲は、中盤に片付けてしまい、本編ラストが"Don't Dream It's Over(Crowded Houseの曲のカヴァー)"、アンコールが"Melody of You"という構成も良かったと思う。

ただ、驚いたのは、客の入りがあまり良くなかったこと。雨の日曜の2nd Showということもあったかもしれないが、私にとってはかなりのビッグ・ネームのロック・バンドなのだが…。自分が海外駐在だった時期に聞き込んでいた洋楽って、日本でのヒット事情とは少しズレていたのかしらん。



スイートピー使っている暇があるのかは別にして、ストレス解消の意図もあり、今まで使っていた50mm(35mm判換算)の標準単焦点レンズを売却し、同じ焦点距離の新しいレンズを購入。前のレンズは、写りは良かったけど、大きさ、特にフードを付けたときに嵩張るのが難点でした。新しい物は、小さい割にはシャープに写るし、絞りを開けると、結構ぼける。売却金額とポイントのおかげで、キャッシュフローに影響させずに新調できたので、良い買い物だったかな。