IN/OUT (2013.4.7)

音楽CDのリッピングを、以前は、Exact Audio CopyとLAMEというソフトの組み合わせで行っていましたが、自宅PCのOSをWindow 8にアップしたのを機に、音質よりも手軽さを優先してiTunesで行ってみることにしました。

iTunesを使ってMP3で圧縮したものをiTunesで再生すると音質が冴えないけど、AACで圧縮するとかなり改善。一方、同じAACファイルをマイクロソフトのZuneで再生すると、これがイマイチ。どうも、AppleもMSも、自社が推すエンコード以外は、敢えて音質を落としているんじゃ無いかという気がします。それならいっそ、可逆圧縮にしちゃおうかと思うけど、これまたApple LosslessもFLACも汎用性に欠ける。音質と汎用性だけ考えるとWAVってことになりそうだけど、容量を考えると、貧乏性な私はそこまで踏み切れず。

とりあえず、AACを使ってみることにしましたが、結局、色々と面倒くさいなぁ…


in最近のIN

Clémentine @ ブルーノート東京13.4.6

フランスの女性歌手、クレモンティーヌの公演を観に、ブルーノート東京に行ってきた。彼女は、1992年に日本のミュージシャンを迎え「アン・プリヴェ〜東京の休暇」というアルバムを製作するなど、元々親日家の印象が強かったが、最近ではアニメソングや童謡、はては「スーダラ節」まで、日本の歌をカバーしまくっている。ここまで日本贔屓だと、果たして本国でのポジションはどうなっているのか、ちょっと不思議な気がするミュージシャンだ。

低気圧接近の天気予報のせいか、開場30分前の到着で、整理番号 5番。結果、最前列ど真ん中の席をゲットしてしまった。先に、ピアノ、ベース、ドラムス、ギターの4人のバックミュージシャンがスタンバイし、いよいよクレモンティーヌ登場。ブルーノートの最前列ということは、本当の超至近距離なのだ。間近で見る彼女、1988年デビューのベテランだが、「可愛い」。失礼ながら、おフランスのカマトト、恐るべし。と言わざるを得ないほどの可愛らしさなのである。

軽いボサノバ、ジャズ系の音に、ふわふわした彼女のフランス語のヴォーカルが乗っかると、まことにお洒落。音楽的に突出したところは感じないのだが、この緩さが心地よい。そして、さすが日本通のクレモンティーヌ。鉄拳のめくり芸を参考にしたのか、MCは、画用紙にクレヨンで描いた文字を示すという趣向。まずは「Bonjour こんにちは」

数曲披露した後、出された画用紙は「ユーミン・コーナー」。フランス語で「海を見ていた午後」と「卒業写真」。続いて「童謡・唱歌コーナー」。ここでは「春の小川」や「七つの子」などを披露したが、イングランド民謡"Greensleeves"をアップテンポなフランス語詞で歌ったのが印象的だった。

そして、着替えの後、まずは"My Way"。この有名曲をフランス語で歌うという趣向だな、と思ったが、元々フランスのシャンソンだったのを、Paul Ankaが原曲とは無関係の英語詞をつけて、Sinatraが歌ったのが大ヒットしたということだった。続いて、お楽しみ「アニソン・コーナー」。「ラムのラブソング」と「バカボン」。この二曲は、フランス語が似合うし、楽曲自体のクオリティも高いと実感。

本編最後は「Les Champs-Élysées / オー・シャンゼリゼ」。アンコールは「Ce n’est qu’un au revoir / 蛍の光」。実に、ゆるーく、リラックスできる公演で、たまには緊張感溢れるプレイとは正反対の、こういうライヴも良いな(今回は、無料招待券での参戦


スマートフォン的なものを導入13.4.7

昨年購入したWindows RTタブレットは、自宅では便利に使っていて、稼働率も高いのだが、当初考えていたほど、外出先に持って行くことが無い。

理由の一つは、10インチ台のタブレットは、やはり日常持ち歩くには、微妙にでかいこと。そして、常時、ネットワークにつながっていないと実力が発揮できないということ。一応、ワイヤレス・ゲートの 380円/月で、全国約4万カ所のエリアで使えるWi-Fiを契約しているのだが、結局、喫茶店や東海道新幹線など、Wi-Fiエリアで腰を落ち着けて使えることが事前に分かっていない限り、持ち出そうという気にならないのだ。

それでもタブレットを使い始めると、常時、インターネットに接続できる機器を持ち歩くと、やっぱり便利なのかなぁ、という気がしてきて、遅ればせながら、スマートフォン的な機器を物色。そして、導入に至った。

まず、回線はIIJmio高速モバイル/Dサービス。古くからのユーザーには信頼のIIJブランドが手がけるMVNOで、使用するのは、NTTドコモのLTE/3G回線。データ通信のみで音声には対応していない。料金は、一ヶ月1GBまで高速接続が使えて1,974円/月(データ転送量が1GBを越えると回線のスピードが制限される。なお、高速接続を一切使わなければ、945円/月のプランもある)。

機材の方は、NTTドコモ(LG製)のモバイル・ルーター L-04Dを、Amazonで1万円で購入。バッテリー持続時間が短いが 90gを切る軽さが有り難い。これさえあれば、Windows RTタブレットをどこでもネット接続できるわけだが、常時携帯用に、さらに小型の端末が欲しいということで選んだのが、我ながらマイナー好みのIS12T。日本で唯一のWindows Phone搭載機だ。ただし、そのversionは7.8。最新のversion 8は、国内投入されていないのだ。今、購入するには全く将来性の無い端末だが、別にゲームとか色々なアプリを試したいという思いがある訳じゃ無し、これで十分なのだ。お値段もAmazonで8,500円の新品をゲット。ネットワーク、ルーター、端末を組み合わせたコストパフォーマンスは、相当高いと自画自賛。

今のところ、使用感は良好。走行中の電車内でも使えているし、Windows Phoneと、自宅のメイン機(Windows 8)、そしてWindows RTタブレットとの連携は、さすがに便利。というか、POP3メールが使えたり、Zuneプレイヤーの同期が楽ちんだったりして、Windos Phoneの方がRTよりも優れている箇所が多いと思う。スマートフォン市場で存在感の全くないWindows Phoneだが、発売するタイミングさえ良ければ、もっと売れていただろうなと思わせる出来の良さだ。月1GBの転送量制限も、SNSなどに熱心に投稿するタイプじゃ無いし、そもそも、平日の大半の時間を占める勤務中は使うことも無いわけで、私には丁度ぐらいだ。ということで、なかなか良さげな環境になったのである。



Windows Phone導入に合わせて使い始めたZune。AppleのiTunesに相当するソフトですが、これが意外に使いやすい。PC用の音楽プレイヤーとしては、iTunesよりも優れていると思います。これが全然目立っていないところにも、最近のマイクロソフトの商売下手が現れているような。