IN/OUT (2013.3.31)

「早めに出せば3割引」の惹句に乗せられ、先週末にコート類をクリーニングに出してしまったら、意外に寒い日が続いて、ちょっと困ってしまった今日この頃です。


in最近のIN

"Om Shanti Om"13.3.30

SRKの呼び名で知られるShah Rukh Khan主演のボリウッド映画を観てきた。邦題は「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」。彼の作品を観るのは、昨年の「Ra. One」以来だが、インドで公開されたのは"Om Shanti Om"の方が古く、2007年の作品である。

映画業界を舞台に、恋とサスペンス、そして歌と踊りがてんこ盛りの大サービス作品だ。ストーリーが強引で、しかも、流れをぶった切るように長いダンスシーンが入るという、ハリウッドなどの映画文法とは全く異質の演出だが、これが心地よい。それでいて、ラスト近くの怪異譚めいたパートの演出は、かなり巧み。耳に残る音楽も良い感じで、ボリウッド映画のお手本のような作品だ。

エンディング・クレジットでは、出演者だけでなくスタッフ達も登場。俳優顔負けのノリの良いパフォーマンスを見せてくれるのも楽しい。その中に、"Finance and Accounting"のスタッフまで出てくるのを見ると、インド映画界の活気が分かるというものだ。

なお、私が大好きなRajni兄貴が活躍するのは、同じインドでも、タミル映画。それと比べると、ボリウッド=ヒンディ映画の方が、女優さんが綺麗。本作のDeepika Padukone嬢も、実にチャーミングだ。そして、ダンスシーンでの女優さんの露出度も圧倒的にヒンディ映画の方が高いと思う。タミル映画ファンとしては、ちょっと悔しかったりもする。



そういうところで節約しても、結局、それを上回る無駄遣いをしてしまうのが、我ながら困ったものですが…