IN/OUT (2011.10.30) |
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久しぶりのシンガポール出張でした。 最近のINシンガポールで夜景を撮ったり、色々と。 (11.10.25-27)行きの飛行機は、シンガポール航空発券のチケットだったが、オペレーションはコードシェアしている全日空だった。機材及びキャビンアテンダントがSQじゃないのが、ちょっとした詐欺に遭ったような気分だ(← 被害妄想)。夕方、定刻から30分ほど遅れて到着。激しいスコールが降るChangi空港からECP(East Coast Parkway)を通ってホテルへ向かう途中、タクシーから見えるMarina地区、特にMarina Bay Sandsの威容にテンションが上がる。この、ホテル、カジノ、コンベンションセンター、ショッピングモール、美術館、劇場、庭園などの複合体である巨大施設が出来てから、初めてのシンガポール訪問なのである。 この日は、ローカルスタッフが、そのMarina Bay Sandsに連れて行ってくれるという。三つのビルの上にサーフボートが乗っかったような、(SoftBankのCMにも使われた)特徴ある外観。そのサーフボードの一番上には、プールとレストランがある。そのレストラン、"KU DÉ TA"で夕食である。 エレベーターで57Fのボタンを押し、屋上へ。そこから見える夜景は、予想を遙かに超えるものだった。 足下にはMarina Bay Sandsの施設(右下の花びらのような建物は、ArtScience Museum)。対岸には高層ビル群。中央で光り輝くFullerton Hotel。右には、ドリアンのような(あるいは、王蟲のような)Esplanade Theatres on the Bay。香港のような毒々しいネオン広告が無いのも、シンガポールらしい美しさだ。 また、水上に水を噴射してスクリーンに仕立て、そこに映像を投射するショーも行われていた。この辺も、香港のショーアップされた夜景への対抗か?それにしても雨が止んで良かった。 一通り夜景を堪能し、KU DÉ TAへ。屋内の席は冷房が寒そうだったので、オープンエアの席を選んだ。照明が著しく暗いお洒落系のレストラン(料理の写真は、同行者が携帯電話のLEDライトで照射)。店員さんも、美形を揃えたという感じ。レストラン以外に、クラブラウンジもあるようで、そちらにはシャレオツな若者が集まるのだと思われるが、レストランの方は、観光客やサラリーマンの団体も多い。料理は、アジア風にアレンジされた創作料理。ユズや西京味噌など、和風のテイストも取り入れられていて、中々美味しい。 別の方角を眺めると、大観覧車=Singapore Flyerが見える。出張という本来の目的を忘れ、「三脚を持ってきて、もっと綺麗な夜景を撮りたい!」と考えてしまう。こういう夜景スポットで、貸し三脚みたいな商売をやれば良いのに。 ということで、眼も舌も満足して、シンガポール初日終了。 翌日、昼間はちゃんと働く(当たり前だ)。で、仕事終了後、今度はSingapore Flyerに乗りに行くことにする。左の写真は、乗り場の下から見た、Marina Bay Sands。 こちらも、乗るのは初めてだ。小さなゴンドラに座って乗るのかと思っていたが、この観覧車のゴンドラは、ケーブルカーの車両ぐらいありそうな大きさ。中にベンチはあるが、十数名の観客が余裕で歩き回れるだけの広さがある。165mの高さは、昨日訪れたSandsの194mより低いし、他のゴンドラが視界に入るので、どれぐらい楽しめるのかと思っていたが、中々どうして、一周30分間、テンション上がりっぱなしだった。 二日目の夕食は、Singpore Flyerのすぐ下にあるフードコートで、ドライのポーク・ヌードル。観光地で敢えてレトロ風を狙った屋台ということで、値段は高め。一杯 7ドル=420円ぐらいは、一般のフードコートの倍近いと思うが、そこそこ美味しかった。 さて、このシンガポール出張、仕事の合間に夜景を撮ったり飯を食ったりした(逆に、合間に仕事をしたのか?)他に、大きな収穫がもう一つ。夜、ホテルでテレビのチャンネルを回していたところ、あのタミル語映画界のスーパースター、Rajni兄貴の最新作、"Enthiran - the Robot"を放映していたのである。今年、東京国際映画祭で上映されるのだが、前売り券が既に完売。当分、見る機会が無いかと諦めかけていたところに、まさかのTV鑑賞。英語字幕が無いので、微妙なところは分からないが、そんな細かいところは気にならない破壊力満点の大娯楽作。正式な日本公開を強く希望するのである。 ウィークエンドを挟まない二泊三日。本当は、もうちょっと長く滞在したかったところです。 |