IN/OUT (2010.7.11)

投票所が、これまでの小学校から、公営住宅一階の集会所(?)的なところに変更になりました。今年、改築されたという校舎を覗けるかと思っていたのに、やたら事務的な場所になって、ちょっとがっかりする今日この頃です。


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"Predators"10.7.10

B級SF映画、"Predator"の最新作を観てきた。

オリジナルは、1987年。Schwarzeneggerが、残虐な異星人と肉弾戦を繰り広げるというB級作品だったのに、なぜか人気が出て、近未来を部隊にした続編や、"Alien"と戦うというスピンアウト作まで作られてきたが、今回は1987年オリジナル版の正統な続編という位置づけになる。しかし、製作が、男子中学生マインドを持ったラテン男、Robert Rodriguez。オリジナル以上に「Bテイスト」溢れる怪作に仕上げてきた。

ハンティング、それも武装した知的生命体を狩ることを悦びとする異星人が、極悪な地球人を拉致し、狩猟場に放ち、狩りをするという基本設定のバカバカしさ。さらに、選ばれた地球人代表が、特殊部隊や傭兵上がりだけならまだしも、日本人ヤクザや、婦女暴行殺人鬼(← 卑劣な犯罪者だが、別に強靱な肉体や戦闘能力を持っている訳では無い)という意味不明ぶり。しかも、日本人ヤクザと異星人のチャンバラ一本勝負が、見所の一つ。端から端まで、中坊マインド全開である。

しかし、侮れないのが、Nimród Antal監督の演出だ。以前観たVacancyでも、シンプルなアイディアの映画を中だるみ無く描ききっていたが、本作でも直球一本勝負。なまじ、余計な策を弄すると、B級アイディアが単なる馬鹿に見えてしまいそうなところ、うまくまとめ上げたという感じだ。

それにしても、この作品に、Adrien BrodyやLaurence Fishburneといった一流俳優が出演しているのは、謎だ。というか、彼ら大物が出ていなければ、映画館で上映されることはなく、DVDスルーされていたかもしれない。



TOHOシネマズの上映前のお楽しみ、鷹の爪団の告知ムービー新作が、期待外れの出来で、ちと、がっかり。その分、「紙兎ロペ」の面白みがじわじわと向上中。