IN/OUT (2010.5.9)

一連の、矢野顕子のツアー鑑賞、終了。


in最近のIN

「Rollbahn」の手帳10.5.9

ライヴ中に、セットリストなどをメモするのだが、何種類かの手帳を渡り歩き、辿り着いたのが、DELFONICSの、Rollbahnという手帳だ。

5mm方眼のついた紙、切り取りやすいミシン目、という特長は、ライバルと言えそうな(しかし、流行という点では完全にRollbahnをリードしているRHODIAのブロックメモと共通している。私も、RHODIAも使っていて、用途によって向き不向きがあるのだが、こと、ライヴ中のメモ取りということだと、Rollbahnの圧勝である。

まず、表紙が厚紙なので机のない場所でも書きやすい。リング式なので、半分に折り返せるのが、狭い場所で使うのに便利。さらに、ペンをリング部に差しておけるのが携帯に便利。表紙に付いたゴムバンドのおかげで、ごちゃごちゃした鞄に突っ込んでも、中のページが折れ曲がる心配なし。紙は薄いクリーム色で、目に優しく、暗い場所で必要以上に目立たない。携帯用のノートとして、ほぼ理想的なスペックだ。

一見、ドイツ製っぽい外観から、舶来品だと思っていたのだが、今回調べてみて、日本製だと判明。


「アガサ・クリスティー展」10.5.9

アガサ・クリスティー展を観に行ってきた。会場は、このようなことが無い限り、絶対に近づきたくなかった相田みつを美術館。なお、「相田みつを作品」が展示されている第一ホールとは離れた第二ホールで開催されており、私の苦手な彼の作品を目にすることはなかった。

展示されているのは、彼女の写真、8mmフィルム、肉声、使用していた道具などなど。はっきり言って、これらの物には、あまり感慨を覚えなかった。中学生から高校生の頃に熱中し、ミステリ以外の分野でいくつか未読の作品があるが、ほぼ全作品を読破した旧クリスティー・ファンではあるが、別に作家のプライベートに興味は無い。もっと、作品世界に関する展示があれば良かったのだが。

会場も狭く、これは、観に来て失敗だったかと思ったが、唯一、興味を惹かれたのが、アイディアを記したノート。何冊か展示されていたが、複数の作品のアイディアが混在した覚え書きが、手書きで記されている。作家の創造力の元というのは、書かれている文字が読み取れなくても、ありがたみがあるものだ。


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福岡市民の祭り 「博多どんたく 港まつり」10.5.3

福岡を訪れた時は、ちょうど、博多どんたくの開催日だった。と言っても、あまり祭には興味が無いので、名前は知っていたものの、具体的なことは知らず、「博多祇園山傘」との違いさえ、良く分かっていなかった。

毎年、5月3日-4日の二日間、天神近辺の大通りを歩行者天国にした「どんたく広場」をメインに、それ以外にも、市内の33カ所に「どんたく演舞台」が設置され、「どんたく隊」が演舞を披露。さらに、「博多松囃子」が、市中を祝って回るというのが主な祭の内容で、要は、福岡の町中が祭会場となるようだ。

朝から、何カ所か演舞台を見て回ったり、どんたく広場でパレードを見たりしたが、正直なところ、なぜ、多数の観光客が訪れるのか、ピンと来なかった。ただ、いわゆる伝統芸能ではなく、地元企業・団体の有志によるパレードを見ていると、これは地元の人による、地元の人のための祭なんだろうなと感じた。この地で生まれ育った人、あるいは転勤で訪れ、地域に溶け込もうとしている人にとっては、大切な祭なのだろう。

しかし、この日は、真夏のような天候。部外者の私は、人混みをかき分けるのに疲れ、早々に撤退。



で、そろそろ仕事モードに復帰せねばと焦る、今日この頃です。