IN/OUT (2008.6.1) |
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久しぶりに横浜に出かけてきました。 町中で目についたのが「開港149周年記念・横浜開港祭」というポスター。毎年開催されているイベントらしいので、よそ者がとやかく言うのは失礼とは思いますが、「149周年」って、半端すぎないか? 最近のIN"Riverdance" (08.5.31)アイルランドのダンスと音楽で構成された総合パフォーマンス、Riverdanceを観てきた。 上半身は直立不動で、しかし、下半身では超高速のタップを繰り出す独特のアイリッシュ・ダンスを中心に、フラメンコや黒人タップ、ロシア舞踊も取り込みながら、豊かな自然に恵まれたアイルランドの地から新世界へ移民を送り出していったアイルランド民族の魂の歴史を綴るパフォーマンスを初めて見たのは、2000年のSigapore Indoor Stadium。その圧倒的な迫力は今でも鮮烈な印象として残っていて、再見できるのを大いに楽しみにしていた。今回は、赤坂ACTシアターにて鑑賞。赤坂サカス内にできた、1300席の新しい劇場だ。 イントロダクションに続いて、ダンサー達が登場すると、もうそれだけでこみ上げてくるものがある。アイリッシュの音楽とダンスには、私の琴線に、もろに触れる何かがあるようだ。大きなスタジアムで見た前回とは違い、ダンサーの表情や息づかいが身近に感じられるのが新鮮である。ただ、その分、粗も見えてしまうのは仕方ないところ。開始直後は、いまいちメインのダンサーにキレが無いように感じてしまった。しかし、ステージが進むにつれ、エンジンがかかってきたようだ。 途中に休憩を挟んで、約二時間。ラストでは、見ているこちらも、なぜか達成感を感じてしまい、スタンディング・オベーション。大変に心地よかったが、一つ、残念だったのは、前回見たときから規模が縮小されていたこと。ダンサーの数も少なくなっていたが、それ以上に、音楽演奏が、前回は12人のThe Riverdance Orchestraだったのが、今回は、4人のThe Riverdance Bandになっていたのが寂しい。ツイン・ドラムをバックにしたフィドル・ソロがなくなるなど、音楽面での見せ場がやや後退したようだ。スタジアムで見たときは、無駄に大袈裟な迫力というのも大きな魅力だったので、勿体ない。 「アフリカン・フェア 2008」 (08.6.1)経済産業省とJETROが主催する「アフリカ大商談会」を見に、パシフィコ横浜に行ってきた。 アフリカから40カ国がブースを開き、自国の産品や投資情報を紹介。さらに、日本企業の展示や、JETROによるアフリカ・ビジネス創出支援コーナー、アフリカン・テイストを取り入れたインテリアの提案、ステージでのライヴやフードコートなど、盛りだくさんの内容で、多くの来場者を集めていた。 各国のブースは、国力や日本とのつながりを反映してか、力の入り具合に大きなバラツキがある。多くの物品を展示しコーヒーの試飲なども行う国がある一方で、がらんとしたブースで担当者が暇そうにしているだけというところもある。そんな中、以前はあまり見かけなかった切り花の輸出に力をいれているケニアや、なかなか美味しいコーヒー豆を試飲・即売していたルワンダが印象に残る。 しかし、一番インパクトがあった展示は、日立建機の、地雷除去機の実物展示だった。白くて巨大なマシンは存在感十分。隣でコマツも同様の実機展示を行っていたが、プレゼンの巧拙で、日立の勝ち。もちろん、こんな物が展示されなくなる時代が一刻も早く来るのに越したことはないのだが…。 残念ながら、5月に開催された「アフリカン・フェスタ 2008」は見に行けなかったのだが、友好や観光、あるいは援助という観点だけでなく、投資と商談という切り口がある今回のイベントは、私のような投資無縁の見学客にとっても見応えが増していたように感じた。 Riverdance一座の規模縮小は、やはり金銭的な問題があるのかもしれません。となると、副業で稼ぎたくなるのも分かるところ。そして今、儲かるものの筆頭に挙げられるのが、フィットネス関連商品。 ということで、売られていました。「ジーン・バトラーのアイリッシュ・ダンス・エクササイズ」。リバーダンスの初代プリンシパル・ダンサー、Jean Butlerが、華麗なステップでバランスの良いメリハリあるボディを作るお手伝いをしてくれる、らしい。あのステップ、集合住宅に住んでいる人が実践するのは要注意かと…。 |