IN/OUT (2008.4.20) |
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最近、私の住む自治体のゴミの分別ルールが変わりました。従来、「不燃ゴミ」で一括りにされていた物が、「プラスチック資源ゴミ」と「不燃ゴミ」に分かれ、これに「可燃ゴミ」、「ペットボトル」、「新聞・段ボール・雑誌・紙パック」、「びん」、「缶」を合わせて七区分。 分別なんて気にせず、ゴミはまとめてダスト・シュートに、という米国 & シンガポール暮らしが懐かしいなんて言うのは、やはり洞爺湖サミット開催国の国民としては、マズいでしょうね。 最近のINROCK LEGENDS 「CREATION & 四人囃子」 (08.4.19)1970年代から活躍するベテラン・バンド、「クリエイション」と「四人囃子」のジョイント・コンサートを観に、JCBホールへ行ってきた。 実は、どちらのバンドにも、同時代にそれほどハマっていたわけではない。翌日のROCK LEGENDS企画「SMOKY MEDICINE」と、どちらに行こうか迷ったぐらいなのだが、CHARは何度かライヴで観たことがあるので、未体験の両バンドの方を選んだ次第。 場内の年齢層は、この前行った森山良子のライヴ並に高い。しかし、いかにも人畜無害そうな森山ファンと違い、今回は、一家言ありそうなおじさん・おばさん大集合という感じだ。 まずは、日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、四人囃子の演奏からスタート。私が唯一持っている、1974年発売の「一触即発」からの曲も演るが、タイトル未定の新曲も披露。まだまだ現在進行形のバンドなのだ。舞台後方に、抽象・具象・その場のライヴをミックスした様々な映像を流し続ける演出が、なるほど「プログレ・バンド」のコンサートだ。演奏のテクニックもなかなかだが、個人的には、期待していたほど燃えるものが無かった。熱心なファンには怒られそうだが、彼らのオリジナリティを感じるより先に、「まるでピンク・フロイド」、「まるでイエス」のようなサウンドが耳に付いてしまう。 つづいて、1984年に解散し、今年、活動を再開したというクリエイション。シングル・ヒットした「ロンリー・ハート」は耳に残っているが、アルバムは持っていない。その程度の事前知識だったので、四人囃子ほど期待していなかったのだが、予想を遙かに超えるライヴ・パフォーマンスに驚かされた。竹田和夫のボーカルは、高音が厳しく、また、モニター・スピーカーの具合も悪かったようで、聞き取りにくいところもあったが、余裕のギター・テクニックと、大会場を自覚しているとは思えないマイ・ペースの舞台進行が、ベテランの貫禄だ。楽曲も、改めて聴くとなじみやすいものが多い。これは、良い物を見せていただいた、という嬉しい驚きのライヴ体験になった。 最近のOUTJCBホールを罵倒する (08.4.19)演奏自体はなかなか楽しめた「CREATION & 四人囃子」だが、問題が生じたのは、終演後。 JCBホールは、地下に三層構造となっているので、3,000人近くの観客が一斉に地上階を目指すことになる。今回、私が通ったルートでは、地下二階から地下一階へ、二基のエスカレーターで次々と客が運ばれるのに対し、地下一階から地上階へは階段になる。しかし、階段を上がる人のスピードがエスカレーターで運ばれてくる人の量に追いつかず、結果、エスカレーターの降り口付近で大混乱。まさに一触即発で将棋倒しの大惨事となりそうな状況になるのだ。これはもう、根本的な設計ミスだと思う。前回、JCBホールに来たときは、トイレ・売店などのホール設備に苦言を呈したが、それどころの問題ではない。はっきり言って、設計者が馬鹿としか思えないホールだ。 とりあえず、JCBホールのアリーナ席で観覧した人には、エスカレーターは使わず、階段だけを使って地上に上がることをお勧めする。 新しいゴミ分別についてパンフレットが配布されましたが、意外だったのが、「CDケース」は「プラスチック資源ゴミ」だけど、中身の「CD」は「可燃ゴミ」という区分。世の中には知っているつもりで分かっていないことがまだまだ沢山あるのだなと思う、今日この頃です。 |