IN/OUT (2008.4.27) |
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自宅の向かいに完成しつつある高層アパート付属の商業施設に、さらに何軒かの店舗が新規オープンしましたが、ファミリー・レストラン、弁当屋、牛丼屋という、個人的にはイマイチ有り難みに欠けるライン・アップ。そこまで外食系に偏らなくても、という気がするのですが、郵便受けに配られる大量の宅配チラシを見ても、やはり外食系の需要って強いんですかねぇ。 最近のOUTフジテレビに行く (08.4.26)「EHON JAPAN 2008」なる絵本のイベントに、矢野顕子が紹介する思い出の絵本が展示されているという情報があったので、どのような内容か偵察に、お台場のフジテレビに行ってきた。 初めて入るフジテレビ。ゴールデンウィークのイベントが始まっているが、悪天候のためかそれほどの人出ではなかった。とりあえず、お約束の球体展望台に上ってみる。25階という中途半端な高さは、圧巻の眺望という訳ではなく、むしろ、あの目立つ球体の中に入っているという感慨を味わうだけの場所、という感じだ。 展望台の後、目当ての「EHON JAPAN」へ。放送局は、クーデーターなど有事の際、簡単に放送設備を乗っ取られることが無いよう、内部が分かりにくい構造になっているということ(都市伝説?)を、何となく納得しながら、会場を目指す。目当ての「著名人が推薦する絵本のコーナー」は、「著名人」自体が、イマイチ微妙な人選という感じだし、フジのアナウンサーが目立つというのも興ざめだ。なお、矢野さんは5冊の絵本を紹介。そのうち2冊(「アンジュール」と「100万回生きたねこ」)が、水川あさみさんとダブっていて、水川さんに対する個人的好感度アップである。 場内では他に、原画の展示や、絵本作家 André Dahan氏とフジ女性アナウンサーのトークショーが行われていたりしていたが、「絵本」という素材の魅力に頼っているだけで工夫に欠けると感じた。切り口によっては、もっともっと広がりのある題材だと思っていただけに、イベントとしては低評価だ。 局内では、「お台場学園」と銘打って、「EHON JAPAN」の他にもクイズ番組と連動した企画などが色々と行われていたが、どうも苦手な雰囲気で居心地が悪い。民放が押し付ける価値観を無条件で受け入れる底の浅い人に見られたくないという、ある種の自意識過剰のせいだとは思うが…。そのくせ、会場内に流れ続けているイベント・テーマソングの軽薄なサビが脳内リフレインしてしまい、それもまた困ったものである。 来週途中からゴールデン・ウィーク突入。空けてからの事を考え出すと、休めそうもないので、とりあえず何も考えない週にしたいものです。 |