IN/OUT (2007.11.25)

朝淹れたコーヒーを魔法瓶タイプの水筒に入れて職場に持って行っているのですが、水筒から紙コップに注ぐときに、どうしても何滴かこぼれたり、垂れたりします。結果、机の上やキーボード上に点々とコーヒーの跡が付いてしまう。いまだに、きれいにコーヒーを注ぐコツが掴めないのは、我ながら困ったものです。


in最近のIN

"OZ NOY Japan Tour 2007"07.11.24

Oz Noyのライヴを観に、新宿Pit Innに行ってきた。

Oz Noyは、イスラエル出身で、現在はニューヨークを拠点に活躍するギタリスト。彼が参加した矢野顕子の2004年のアルバム「ホントのきもち」、特に「Our Lives」での強い個性を感じさせるプレイが非常に印象的で、それ以来、気になっていた。

それ以上の予備知識はほとんど無しで観に行ったライヴだったが、想像以上に素晴らしかった。ベースのTim Lefebvreと、ドラムスのTony Escapaとの三人編成で、すべてインスト。バックの二人も良いプレイだったが、なんと言ってもOz Noyの変幻自在のギター・プレイがすごかった。基本的にはフュージョンに分類されるミュージシャンだと思うが、ブルースっぽいところもあるし、攻撃的で硬質なロックと言えそうなサウンドでもある。とにかくエフェクターを多用して、多彩で変態的な音色を駆使しまくる演奏は、間に20分ぐらいの休憩を挟んで、前後半一時間ずつぐらいだったが、特に後半のキレ具合たるや、凄まじいものがあった。

あれだけすごい音を出しながら(私の位置からは見えなかったが、エフェクターを使いまくっているのだから、足の動きも相当のものだったはずだ)、演奏中の表情は穏やかで、バンドのメンバーと笑顔でアイコンタクトをしている。過剰なアクションもないし、曲間の語りも、気負ったところが全く感じられない口調。小さいライヴハウスでリラックスして演奏できたということもあるのだろうが、人柄も良さそうだ。

今後も要チェックのミュージシャンが、また一人増えたのである。



朝、コーヒーを淹れる際、冷えたマグカップに少しお湯を入れて温めておくような季節になりました。しかし、そのことを忘れて、お湯の入ったままのカップにコーヒーを入れて、超アメリカンになってしまうことがしばしば発生する季節でもあります。