IN/OUT (2007.9.30)

ようやく涼しくなってきました。ちょうどこのタイミングで、明日からは職場のクールビズが終了。ノー・ネクタイに馴れちゃうと、涼しくなったからと言っても、面倒くさいですな。


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「大人の科学」07.09.30

学研が発行している「大人の科学 マガジン vol.17」を購入した。お目当てはふろくについているテルミンmini。あのテルミンの簡易版である。

学研の「科学」と「学習」と言えば、その付録の数々と共に、我々の子供時代の良き思い出となっている雑誌だ。「大人の科学」は、まさにそうした世代に向けた企画で、「付録」を、あえてひらがな表記の「ふろく」にしているところが憎い。それをホイホイ買ってしまうのは、まさに出版社の思惑にはまった訳だが、なかなかどうして、侮れない。

テルミンminiは、プラスチックの小さな筐体に必要最低限の回路。それなのに、譜面台がデザインされているところが、「分かっている」。組み立て自体は簡単だが、さすがに本物のテルミンのような深い音色は出ず、発振器そのままといった感じの安い音。また、チューニングがかなり難しく、不器用な私は、ちゃんと音階が出せるまで、かなりの苦戦を強いられた。まぁ、絶対音感を持たない身の気安さで、こんな感じだろうと、ブーブー鳴らしているが、これが楽しい。

この感じ。ちゃちなんだけど、ちょっとしたこだわりもある。組み立てると、どうしても100%満足行く(期待した)結果にはならない。まさに「科学のふろく」だ。

学研は、少子化の今、こういったマーケットに着目しているのだろう。ウェブサイトを見ると、一時期、私がはまりまくっていた「マイキット」(友人には電子ブロック派が多かったが、私は断然マイキット派だったっけ)の復刻版がある。さらに、自分の不器用さを呪いながら組み立てた「メカモ」も復刻されているではないか。

最近は、こうした大人のノスタルジアを刺激する企画というものが、出版界に蔓延しているような気もするが、安直なマーケティングだなと思いつつも憎みきれないろくでなしである。「大人の科学」自体は、意外にも読み物も充実していて、お買い得だったと思う。



っていうか、働く服装なんて、TPOに合わせて自分で判断すりゃいいと思うのに、クールビズなんて言葉を作ったり、さらにその適用時期まで指示があるというのも、面倒くさいですよね。やはり、国民性ってあるんだなと思う今日この頃です。