IN/OUT (2007.6.17)

セキュリティ関連のソフトを見に、久しぶりに、パッケージソフト売り場に行ってきました。ノートン・シリーズのパッケージに、今ではノートン先生の写真が無いという事実に驚愕。時の移ろいを実感する今日この頃です。


in最近のIN

"The Chieftains 来日公演2007"07.06.10

アイリッシュ・ミュージックの大御所、The Chieftainsの公演を観に、すみだトリフォニーホールへ行ってきた。

結成45年の大ベテランだから仕方ないのだが、6人のメンバーのうち、Derek Bellは既に亡く、Martin FayとSean Keaneは体調不良で不参加。リーダー、Paddy Moloneyは、お約束のジョークを交えたトークも冴え、元気そうだったが、やはり寂しい。その代わり、4人のサポート・ミュージシャン(一人は、ダンサー兼務)と2人のダンサー、さらに、2004年結成のアイリッシュ・トラッド・バンド、Liadanの5人を加え、総勢14人の来日メンバーである。

彼らのコンサートは、いつも楽しさに満ち溢れたものだが、今回はこれまで以上に素晴らしかったと思う。まずは、Liadan。若い女性5人のメンバーは、フィドル、ハープ、アコーディオン、ホイッスルを演奏し、さらに全員が巧みなコーラス・ワークで歌も歌える。さらに、3人はダンスもできる。The Chieftainsのメンバーから見ると、娘どころか孫のような女の子達だが、サポート・ミュージシャンとして、演奏にコーラスに大活躍。ステージ上は大家族によるショーのような楽しい雰囲気に包まれる。

そして、彼らのコンサートのもう一つのお楽しみのダンサー。今回は、専任のダンサーが男女一人ずつ。加えて、フィドル演奏とダンスを兼ねる男性がいて、合わせて三人が、ステップダンスを披露。特に、男性二人がシンクロしつつ超絶タップを繰り出す様は圧巻。女性ダンサーの可憐な足さばきも美しく、彼らが登場するたびに、場内は大拍手である。

さらに、日本人ゲストとして元ちとせが登場。彼女は新しいアルバムで二曲、彼らと共演しているそうだ。私は生で見るのは初めてだったが、存在感のある歌声は評判通り。コンサートにアクセントを付ける意味では、良いゲストだったと思う。他にも、日本人のアイリッシュダンサー、バグパイプ楽団、琵琶奏者など多彩なゲストが登場。

終盤、14人の来日メンバー全員が揃っての白熱の演奏&ダンスの迫力はすごかった。それも、心の底から楽しいと思わせる迫力なのだ。アンコールでは、ダンサーが舞台から降り、お客さんと手をつないで大きな輪を作り、舞台に上がるダンス大会。

アンコールでの観客を交えたダンスなど、同じケルト・ミュージック、先日のCarlos Nunezのコンサートと同様の趣向も多かった。先日のコンサートでは矢野顕子が歌った"SHENANDOAH"を、今回はLiadanが凛としたコーラスで歌っていたり。しかし、盛り上がり方は大違いだ。まぁ、Carlosの場合は、観客の多くが「ゲド戦記」のタイトルに惹かれてやってきたジブリ・ファンだったというアウェイ状態だったのだから仕方ないかもしれないが、それ以上に、The Chieftainsのベテラン故の盛り上げ方の見事さがあったと思う。最後のダンス大会で、手をつないで舞台に上がった人の数は、Carlosの時の10倍はいたのではないだろうか。あまりの楽しさに、アンコールが終わり、客電がつき、場内アナウンスが始まっても、大拍手が鳴りやまず、全員が再び挨拶のためにステージに登場したほどの盛り上がり。本当にハッピーな公演だった。


新PC、その後07.06.17

先週届いたモニターは、やはり初期不良だった。メーカーから交換品が届いたが、今のところ順調に稼働中。当初は機能面だけの不良かと思っていたが、画質面でも問題があったようだ。高画質が売りのディスプレイの割には…、と正直がっかりしていたのだが、交換品の画質を見て、その違いにビックリ&安堵。

作業机用のエレクターを組み立て設置してみたが、想定外の事態が三点。一つは、ワイド・タイプのディスプレイとスピーカーを並べてみると、予想以上に狭苦しくなってしまう点。まぁ、これは仕方ないか。また、ノート・タイプと違い、ディスプレイとキーボードが別の構成の場合、キーボードは低めの方が好みなので、かなり高さを抑えてみたのだが、ちょっと低すぎたみたいだ。今、仮に使っている食卓用の椅子がやや高めなので、椅子を替えてみて、その上で、机の下に板を噛ませるか、エレクター自体を組み直すか、検討が必要だ。そして、机の表面が意外に光沢があり、レーザーマウスがうまく反応できない点。これは、マウスパッドを置けば解決するのだが、あれ、机の上に置くの、嫌いなんだよなぁ…。いずれにせよ、作業机&椅子は、電子製品ではないが、PC作業環境上、最重要なパーツの一つだと実感。

まだ、Vistaの新機能を試したり、セッティングを弄ったりしている段階だが、来週辺りには、全面的に環境を移行する予定。Tablet PCでサイトを更新するのも、あと数回だろう。



サポートセンターの出張修理というのは、時間調整など面倒だったものの、自慢の新マシン(まだ、内部を弄る可能性があるので、側を開けたまま)を他人に見せびらかす良い機会でもありました。