IN/OUT (2006.1.1)

バンコクとアユタヤに、日本に異動してから初めての海外出張でした。


in最近のIN

New Year Party in Ayutthaya (05.12.28)

アユタヤ郊外にある工場はこの日が仕事納めで、午後からは避難訓練 → 運動会 → New Year Partyと行事が続くことになっていた。仕事の方は前日と午前中で片づけ、出張者の私もイベント参加、ということになった。

運動会は、従業員(工場なのでオペレーターが多く、1000人以上が参加)を4チームに分けての対抗戦形式。仕切りの緩い、なんだか盛り上がりに欠ける展開ながら、従業員は楽しんでいるようだ。特に、チアリーダー達は終始踊りっぱなしである。お国柄だと思うのは、その中に、明らかなゲイや、女装した男性(胸は大きくしているが、下半身はそのままらしい…)が混じっていること。タイのオカマというと、観光地や夜の町での名物だと思っていたが、普通の工場の普通の従業員として普通に溶け込んでしまっているのだ。

日が暮れる頃からは、屋外での大パーティー。ステージが組まれ、バンドが演奏を繰り広げるのだが、その音量が半端じゃない。隣の人と会話することは不可能。ただひたすら、飲んで、踊って、合間にちょっとお楽しみ抽選会があって、また踊って、帰る頃には一時的難聴になっている、というパーティーである。

とにかく、皆、音楽好きだ。複数のボーカリストが交代で歌い、時には歌自慢の従業員も参加しつつのバンド演奏は、爆音ディスコ調タイ歌謡が主だが、旋律は日本人にも馴染みやすい感じである。おそらく、タイで有名な曲が多く演奏されていたのだろう。バラード調の曲では、多くの従業員が、腕を突き上げ、椅子に昇り、声を揃えて歌っている。アップテンポな曲になると、一斉に踊りだす。ステージ前には、皆が踊れるよう広めのスペースが取ってあるのだが、私が座らせていただいたVIP席は、その真ん前。気を遣ってくれたのか、私のような見知らぬ日本人出張者にも物怖じせずに、次々と女性従業員が踊りの招待にやってくる。もう汗だくである。

昼間はニコニコと愛想良くおとなしい印象の人が多いタイ人だが、パーティーの場でアルコールが入ると見事に弾けるようだ。タイには何度も来ているが、このようなイベントに参加したのは初めてで、なかなか得難い体験だった。


Countdown in Singapore (05.12.31)

タイに行ったついでに、そのままシンガポールで休暇を過ごすことにした。ちょうど、この12月一杯で期限が切れるマイルがあったので、日本からバンコク経由のシンガポール往復のチケットを取得。社費を使わずに出張もこなすことになったが、会社の費用削減に貢献しようという高尚な目的ではなく、シンガポール航空のビジネス・クラスで、ゆったり移動したいという不埒な思惑である。

半年ぶりのシンガポールだが、海外旅行に来ているという感覚は全くない。着いた日は、以前の職場に顔を出し、挨拶がてら仕事も少々。ついでに、シンガポールドルの銀行口座を解約。日本では入手しづらいPC用英語キーボード、グリーンチリ、カヤ、メラトニンを購入。昼食 & 夕食では、旧職場の同僚や馴染みの飲み屋の人達に色々と良くしていただき、多謝。

そのまま年越しもシンガポールで迎えた。2000年のミレニアム・カウントダウンでOrchardに出かけて大変な目に遭ったので、それ以来、カウントダウンは家でTVを見て過ごすことが多かった。しかし、今回は宿泊しているのがOrchard Roadに面したホテルである。派手な喧噪に巻き込まれても無問題だと思っていたが、あの時のような大がかりなイベントの舞台にはなっていないようで、超混雑ということはなかった。昼間、激しいスコールがあったが、夜には雨も止み、TV中継されていたMount Faberでのカウントダウンを見て新年。



今晩のフライトで、寒い日本へ移動。服装に無頓着でいられる暑い気候はやっぱり楽でした。