IN/OUT (2002.8.11)

8月9日は、シンガポールの独立を祝うNational Dayの祝日。毎年、この時期は社員旅行があったのだけど、今年は幸か不幸か、不況の煽りで中止。当地に赴任以来初めて、この日をシンガポールで迎えることになりました。

目玉の催しは、National Stadiumで行われる"National Day Parade 2002"。さすがに、年に一度の国民的イベントだけにチケットの入手は容易ではなく、TVにて観覧。

まぁ、豪華なところも、しょぼいところも含め、色々な意味でシンガポールらしいイベントでした。建国から37年しか経っていない多民族から成る小国を、一つにまとめるために開催されるパレードに対して、部外者が冷めた目で見てあれこれ言っても、的はずれの事しか出てこないと思うので簡単に。でも、スタジアムに集まった観衆が、自分の故郷に対して "Happy Birthday, Singapore!"と一斉に叫ぶ姿には、ちょっと羨ましいような気も。

ということで、Stefanie Sun孫燕姿 / Yan Zi)が歌うNDP2002のテーマ曲 "We Will Get There"(Dick Lee作)が、しつこく耳に残っている今日この頃です。


out最近のOUT

試聴せずに買っちゃ駄目だな (02.8.4)

Sonyのノイズキャンセリング・ヘッドホン"MDR-NC11"を、通販で衝動買い。ノイズと逆位相の音を発生させることにより、周囲からの騒音を約3分の1に低減するという代物。ただし、カタログ上は「ヘッドホン」となっているが、実物は「イヤフォン」型。Sony曰く「耳にやさしく、スタイリッシュな密閉型インナーイヤータイプ」だそうで。

機能を見る限り、これは「買い」だと思って速攻購入。通勤時の電車・バス内での音楽鑑賞環境の向上はもちろん、長時間のフライトの際に大きな効力を発揮しそうだと思ったのだ。しかし、届いた現物を試してみると、どうもいまいち感が強い。

ノイズ・リダクションの効果自体はあるようだ。ただし、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で描かれた「音抜き」のような劇的なものでは無い。ノイズの角はとれるけど、常に負の雑音の存在を意識させられるという感じ。

そして最大の欠点は「耳にやさしく、スタイリッ シュな密閉型インナーイヤータイプ」ということだ。ユニットを耳の穴に押し込んで密閉すると、指で耳をふさいだのと同じで、体内から伝わる振動が耳の穴の中で反響するのが気になる。気になる。気になるのである。多分、これが気に入らない人も多く、そういう人達には素晴らしい商品なのだろうが、私には合わない。せっかく、来週の日本行きは、これで安眠だ!と目論んでいたのだが…

これに懲りず、次はBOSEのQuietComfortを試そうかと思案中。日本では店頭販売をしていないようだが、当地では店頭で扱っている店を発見してあるのだ。



来週は、矢野さんのコンサートのため日本行きにつき、更新できません。

残念ながら「主催」ではないものの、「出前コンサートスタッフ」の一員ということで、ついに宿願を果たす機会が到来。これは、仕事が忙しいとか何とか、言ってる場合じゃ無いっす。

コンサート後、月例香港行きもあり、再来週の更新もいささか心許ないのですが、とにかくそういうことで。