IN/OUT (2002.4.28)

MRTの切符売り場には、どこも終日、長い行列ができています。最近導入された ez-link Card を購入しようとする人達です。

これは、JR東日本のSuicaや香港のOctopus cardと同様の、非接触式のプリペイド・カードです。MRTだけでなくバスにも使え、将来的には、より広範囲に電子マネーとして使えるようになるとのこと。

4月13日から本運用が開始されましたが、既存の磁気カード(TransitLink Card)も、あと半年は並行運用されるので、そんなに焦って購入する必要は無さそうなもの。しかし、今なら、初回購入者に限って割引有り! ということで、皆、長蛇の列も厭わないということらしい(割引購入に当たってはIDカードの提示が必要なため、時間がかかる)。でも、割引と言っても、5ドルのデポジットが3ドルになるだけ。その差は、たった、2ドル。しかも、この割引期間は、あと半年。やっぱり、焦って並ぶ必要はどこにもなさそうなんだけど、とにかく、いち早く割引の権利を行使したがるところが、当地の人らしいと言うか…

因みに、既存の磁気カード(TransitLink Card)の方は、最終使用日から4年以内は、残金の払い戻しをしてくれるそうです。


in最近のIN

YanZi 'Start' World Tour 2002 (02.4.27)

Yan Ziの公演を観に、Singapore Indoor Stadiumに行って来た。漢字表記だと「孫燕姿」。アルファベット表記だと「Sun Yan Zi」。発音をカタカナで書くと「スン・イェン・ツー」。因みに、英語名は「Stefanie Sun」。どの表記で書けば良いのか困ってしまうが、とにかく、シンガポール出身、現在は台湾を活動の拠点にしている女性歌手である。台湾での人気は絶大で、CD売り上げはもとより、CMなどにも引っ張りだこのアイドルだ。

中国系歌手のイベントにありがちな、360度を観客席が囲むスタイルではなく、オーソドックスなセッティングだが、かなり手の掛かったステージだ。小さめのライトを数多く使った照明が効果的。ホーン・セクションやストリングス、コーラスも含んだ、15人程度のビッグ・バンドと、やはり15人ほどのダンサーを従えての、大がかりな舞台。

生で見る彼女は、アイドルっぽい顔立ちからはちょっと意外な感じを受ける低めの声。インタビュー記事でも、シンガポール女性らしい、気の強そうな発言を見受ける。単なる、可愛いだけのお嬢ちゃんじゃないようだ。まぁ、あの超難関、シンガポール国立大学の卒業生なのだから、頭の切れも相当なのだろう。

アメリカン・ロック / ポップス系のアップ・テンポな曲は、かなり良い感じだ。相当、米国系の音楽を聞き込んでいると思われる表現力に、驚かされる時もある。しかし、バラード系や変化球的なサウンドには弱いという印象で、曲によるばらつきが気になる。本人は、Mandarinで歌う中華バラード系も大事にしたがっているようだが、アップテンポ一本で攻めた方が良いんじゃないかなぁ。ダンスとかステージ捌きも、まだまだ、こなれていないという気がするが、可愛いから許せてしまいます。はい。

それにしても、中国系の女性歌手って、ポスターやCDジャケットでは良い感じでも、ステージになると、凝りすぎたヘアスタイルやキツイお化粧が、いささか日本人的には違和感のあるものになりがちだと思う。それがちょっと残念。



メインのブラウザを Opera にしてみました。一部、サイトによって得手・不得手があるような感じだけど、全体としては、非常に快適。カスタマイズできる項目が多い分、自分に合ったセッティングを見つけるまでが、一苦労ではあるけど、鈍重なNetscapeや、システムを不安定にするための嫌がらせとも思えるIEに比べ、スピードも操作性も段違いだと思います。