IN/OUT (2001.8.19)

社員旅行無事終了。昨年の、バスで1,400Km余りを走破するという過密スケジュールに懲りたのか、今年は比較的ゆとりの旅程で、それなりに楽しむことができました。


in最近のIN

社員旅行 (01.8.8 - 8.13)

8月8日 Singapore発
午後半休で帰るローカルスタッフを後目に、ぎりぎりまで仕事する羽目になりつつ、20:30、Changi空港集合。22:35のQF62便に搭乗。夕食と朝食がサーヴされる上、途中、Darwinにストップするため、睡眠可能時間は極めて少ない。
8月9日 Kuranda
8:35、Cairns着。バスでKurandaへ。昨年より旅行参加人数が増えたため、バスも昨年乗ったものより大きくなり、快適である。バス車中、携帯電話とiPAQ Pocket PCでメール・チェックを試みてみるが、問題なし。やはり、ローミング・サービスは便利だ。
KurandaのRainforestaitonというところで、アボリジニのブーメラン実演や楽器演奏、ダンスなどを見学。観光客用にアレンジされているのだろうが、アボリジニのダンスは舞踊と言うよりは寸劇のようで、面白いのだけど、いささか物足りない。その後、Army Duckなる第二次大戦中に使われていた水陸両用車で、付近の熱帯雨林 & 池を走る。オーストラリア人のドライバーは、いかにものご陽気さだ。ここで、昼食。
食事後、Skyrail(ロープウェイ)に乗り、途中、二駅で降り、雨林を散策。木々の高さには目を見張るが、ま、ただの森ですな。
夕食は、ホテルの中華料理屋「Cafe China」。食器が汚れているし、料理も不味い。安いツアーだからしょうがないか。夕食後、Cairns Centralというショッピング・センターを少し見て歩く。
8月10日 Arlington Reef
船で1時間半、Great Barrier Reefの一部、Arlington Reefへ。途中、にわか雨に遭い、かなり揺れる。結果、船室では嘔吐者続出。幸い、自分自身は、吐くほどは酔わなかったが、冷房の利きすぎで寒いし、かなり辛い船旅だった。
Arlington Reefは、島ではなく、珊瑚礁の中に浮き桟橋のようなプラットホームがあり、そこに船を横付けにして、一日滞在する、という仕組みになっている。プラットホーム上には、シュノーケリングの道具が用意されている他、グラス・ボートで珊瑚礁を見ることもできる。もっとも、泳ぐのは得意じゃないし、眼鏡を外してゴーグルを付けると、結局、水中の様子を十分楽しむということもできないので、15分ほどシュノーケリングを試した後は、デッキでのんびりする。
行きの冷房の利きすぎに懲りて、帰りの船は甲板に出ていたが、途中で揺れが激しくなり、しぶきで随分と濡れてしまう。
夕食は、市内の中華料理屋「Taste of China」。昨日の所よりはましだが、所詮、団体ツアー用のメニューだ。夕食後は、Night Market。夜11時まで開いているお土産屋街だ。多くの店で、日本人(ワーキング・ホリデーで来ている若い人達のようだ)が働いているのに驚く。
8月11日 自由行動
一人で街をぶらぶら。The Pierという港近くのショッピング・センターにある水族館に行くが、ここは、土産物屋の併設施設という感じの小ささで、がっかり。まぁ、ちょっと沖に出れば、いくらでも天然の珊瑚礁を楽しめるのだから、大がかりな水族館の必要も無いのか。
夕方、Cairns Centralにある映画館で「Planet of the Apes」を観る。12.5ドル。シンガポールより、少し高い。さすが、チケット売り場の人は「プラネット・オヴ・ジ・アイプス」と発音していた。
夕食は、同僚と一緒に、シーフード料理「Raw Prawn Cafe」。ウェイターの接客がとても心地よく、料理もそこそこ。
8月12日 自由行動
同僚達は、Green Islandに行ったりしていたが、私は一人、海岸沿いの公園で、iPAQに詰めたMP3ファイル(矢野顕子とDavid Bowie。リゾート向きじゃないか)と文庫本(P.D. ジェイムズとカート・ヴォネガット。これまた、リゾート向きじゃないかも)を友に、ぼーっとして半日過ごす。目の前の穏やかな海には、ヨットが浮かび、時折、沖の珊瑚礁に向かう水上機が発着したりして、実にのどかである。
夕方、全員集合して、またもや中華。「Harbour View Restaurant」。味は今までの中華の中では一番ましだった。小さな子供連れのローカル・スタッフも多く、中華料理以外だと子供が食べられないという事情もあるのだが、結局、4回の夕食の内、3回が中華というのは、悲しい。
夕食後、カジノへ繰り出す同僚と別れ、一人、ホテル近くのバーへ行く。屋外でロック・バンドの生演奏をやっていて、到着以来、気になっていたのである。ビール片手にライヴを眺める。地元のバンドなのだろうが、なかなか骨太のロックで良い感じだ。観光客向けの商店街から少し離れたロケーションのせいか、客層も地元風の人達と、健全感漂う白人バックパッカーが半々という感じで、落ち着けるところだった。
8月13日 帰星
10:15発のQF61便でシンガポールへ。18:30着。
到着後、空港内のSwensen'sで夕食を取った。店員の無愛想な接客と、シーフード・スパゲティの中に「カニ・カマボコ」が入っているのを見て、シンガポールに戻ったことを実感する。



"Planet of the Apes" (01.8.11)

Tim Burton監督の最新作。オーストラリアのシネマ・コンプレックスの大スクリーンで鑑賞。

中学生の頃、原作の小説も読んだことがあるが、これは、作者Pierre Boulleが第二次大戦で日本軍の捕虜となった体験をもとにしたものだそうだ。そういう予備知識を持って読むと、日本人にはかなり嫌な読後感だったのを覚えている。1968年に映画化された作品では、その辺の毒気は消され、日本人でも楽しめる風刺SF活劇というものに仕上がっていた。

で、Tim Burton監督によるリメイクは、過去の映画であまりにも「人間的」に描かれていた猿の獣性を、よりリアルに描写することを第一目標としたような出来である。その目標は見事に達成されているが、設定や物語進行にもう一つ説得力が無いのと、例によって箱庭的Tim Burton世界で物語が繰り広げられるので、人類と猿との闘争のダイナミックさが十分に描写し切れていないのが残念ではある。

原作とも最初の映画化とも違うストーリーだが、この題材を選んだ時点で「意外なオチ」をつけることが宿命づけられているだけに、どう処理するのかと思っていたが、ラストは予想の範囲内だった。というか、結構、原作のオチに近いものを感じてしまった。

それにしても、Tim Burton、絶対に「風の谷のナウシカ」を見ているよなぁ。あのシーン。



こちらで、その普及ぶりに驚いた食材が、カニ・カマボコとミニ・ちくわ。特に、カニ・カマボコは、単なる代用品としてではなく、高級食材並の扱いを受けているような印象なのです。