週末、インドネシア、Bintan島のリゾートへ行ってきた。
Bintan島は、わが家から車で10分のフェリー乗り場から、船で45分。一応、国外なのでパスポートは必携だが、かなり気楽に行けるところにある。この島には、リゾートと工業団地があるのだが、どちらもシンガポール政府の後押しを受けて開発されている。そのためか、リゾート内で使用される通貨はインドネシアのものではなく、シンガポール・ドルである。
今回利用した施設は、"Bintan Lagoon Resort(ビンタン・ラグーン・リゾート)"。敷地内に、ゴルフコースが二つ。プール、ビーチ、スパなどなどが備わっており、416室のホテルと貸別荘。Bintanリゾートの中でも、大規模なところの一つだ。
ざっと見たところ、宿泊客の半数はシンガポール人のようだが、後の半分を、西洋人と日本人が半々ずつぐらい占めているという感じである。館内の案内などは、英語と日本語の併記がほとんど。たまに、ハングル文字が混じっているので、韓国からの客も多いのだろう。
到着した土曜の午後は、あいにくの激しい雷雨に見舞われ、屋内でゲームをして過ごすことになった。今回の滞在は、職場のチームワークを高めるというお題目での会社行事だったのである。そのため、ゲームと言っても、チームワークやらコミニュケーション力を試す、やや教育的なものからスタート。なぜか、その後は、昔NHKでやっていた「連想ゲーム」大会を延々と続けてしまう。このゲームのルールは日本人には当たり前のように浸透していると思うのだが、シンガポール人には、馴染みがなかったみたいで、最初にルールを飲み込んでもらうのに一苦労。さらに、リーダー役になってしまうと、英語でヒントを出すのにも四苦八苦であった。夕食後はカラオケ。英語の歌と中国語の歌が半々。英語の歌といっても、私の苦手なバラード系ヒット曲とかオールディーズの類ばかりで、いささか辟易してしまった。こういうのは、チームワークを乱す態度で、本当は良くないのは百も承知なのだが、Led Zeppelinが歌われていた隣の部屋が羨ましい。
ということで、初日のメニューは、いささか勘弁、というものが続いた訳だが、日曜の午前中は自由行動。遅い朝食を取り、ビーチを散歩し、日陰でスコッチ・ソーダ片手に文庫本を読むという、私がイメージしていた通りのリゾートでの過ごし方を、3時間ほどだが、堪能させていただいた。特に海が美しいという訳でもないし、ゴルフ好きの人はともかくとして、娯楽面での充実度は低いと思うが、ぼーっと二・三泊するには良いところだろう。ただ、日本からわざわざ訪れるほどのところかと言われると、難しいな。