このサイトでは、基本的には自分の漢字表記での本名を書いていないのですが、一部、漢字表記をしているところもあるし、また、他のサイトからのリンクで、私の本名が紹介されているケースもあるようです。 で、本名をキーワードに検索し、ここに辿り着いた方からメールをいただきました。卒業後、全く連絡を取っていなかった中学時代の同級生。こういうこともあるんですね。
このサイトでは、基本的には自分の漢字表記での本名を書いていないのですが、一部、漢字表記をしているところもあるし、また、他のサイトからのリンクで、私の本名が紹介されているケースもあるようです。
で、本名をキーワードに検索し、ここに辿り着いた方からメールをいただきました。卒業後、全く連絡を取っていなかった中学時代の同級生。こういうこともあるんですね。
"Space Cowboys" (00.10.14) Clint Eastwood監督・主演最新作。 James Garner(1928年生まれ) Clint Eastwood(1930年生まれ) Donald Sutherland(1934年生まれ) Tommy Lee Jones(1946年生まれ) の4人、平均年齢 65.5歳が、故障した旧ソ連の人工衛星を修理するため、スペースシャトルで宇宙へ行く、というお話。 彼ら4人は、宇宙開発の最初期に活躍しながら、NASAに主導権が移ったため、宇宙飛行士になることができなかった空軍軍人。前半では、彼らが、40年後、ついに夢を実現できることになり、訓練に励む様子が、描かれていく。ハードボイルドで、常に皮肉めいた微笑を忘れない男達。いつもながらの、Eastwoodらしい演出である。 残念ながら、後半の、宇宙でのシーンは、70歳にして、これがSF映画初監督となるEastwood監督にはきつかったようだ。また、周囲の3人を活かし、自分は抑えた演技に徹したようで、彼目当ての私としては、ちょいと物足りない。 それでも、やはり、Eastwood監督の演出リズムはしっくりくる。娯楽作に徹しつつも、最近のMTVあがりの若手監督達とはひと味違う、余裕ある作風が、心地よいのだ。ラストシーンなんか、若い衆が演出したら、臭い感動の押しつけになりそうなものだが、彼は、実に軽やかに涙を導いてくれる。
彼ら4人は、宇宙開発の最初期に活躍しながら、NASAに主導権が移ったため、宇宙飛行士になることができなかった空軍軍人。前半では、彼らが、40年後、ついに夢を実現できることになり、訓練に励む様子が、描かれていく。ハードボイルドで、常に皮肉めいた微笑を忘れない男達。いつもながらの、Eastwoodらしい演出である。
残念ながら、後半の、宇宙でのシーンは、70歳にして、これがSF映画初監督となるEastwood監督にはきつかったようだ。また、周囲の3人を活かし、自分は抑えた演技に徹したようで、彼目当ての私としては、ちょいと物足りない。
それでも、やはり、Eastwood監督の演出リズムはしっくりくる。娯楽作に徹しつつも、最近のMTVあがりの若手監督達とはひと味違う、余裕ある作風が、心地よいのだ。ラストシーンなんか、若い衆が演出したら、臭い感動の押しつけになりそうなものだが、彼は、実に軽やかに涙を導いてくれる。
「またたび浴びたタマ」 (00.10.15) ようやく紀伊国屋シンガポール店に入荷した村上春樹の新刊は、回文。五十音全部、計44個のカルタ形式の回文と、ちょっとした文章が掲載されている。 基本的に、私は回文というのを、あまり面白いと感じたことが無い。さらに、挿し絵担当の友沢ミミヨ氏の画風が苦手だ。ページをめくるたびに、友沢氏の絵が見えるというのは、はっきり言って苦痛である。文章自体は、朝日堂シリーズのエッセイとはかなり違う軽妙なもので、昔の「夢で会いましょう」とか、「インターネット版村上朝日堂」のフォーラムでの文章のような感じだ。あのフォーラムで、村上氏のおふざけの入った文章を読んだことが無い人は、ちょっととまどうかもしれないが、私は、氏の「嘘」のセンスが大好きなので、これ自体は、まあ、楽しめる。 しかし、これをいいお値段で出版するというのは、ちょっと、あざとい商売なんじゃないかなぁ。村上氏の著作は、新刊が出しだい、無条件購入、というのが、マイ・ルールなのでしょうがないのだが、31ドルも払うというのは、我ながら、いかがなものか? なお、ある回文のところに、 この回文はその昔、村上が「ビックリハウス」という雑誌の回文コーナーに投稿して、掲載されたものです。(後略) とあるのを見て、驚いた。村上氏もハウサーだったのねん。
基本的に、私は回文というのを、あまり面白いと感じたことが無い。さらに、挿し絵担当の友沢ミミヨ氏の画風が苦手だ。ページをめくるたびに、友沢氏の絵が見えるというのは、はっきり言って苦痛である。文章自体は、朝日堂シリーズのエッセイとはかなり違う軽妙なもので、昔の「夢で会いましょう」とか、「インターネット版村上朝日堂」のフォーラムでの文章のような感じだ。あのフォーラムで、村上氏のおふざけの入った文章を読んだことが無い人は、ちょっととまどうかもしれないが、私は、氏の「嘘」のセンスが大好きなので、これ自体は、まあ、楽しめる。
しかし、これをいいお値段で出版するというのは、ちょっと、あざとい商売なんじゃないかなぁ。村上氏の著作は、新刊が出しだい、無条件購入、というのが、マイ・ルールなのでしょうがないのだが、31ドルも払うというのは、我ながら、いかがなものか?
なお、ある回文のところに、
この回文はその昔、村上が「ビックリハウス」という雑誌の回文コーナーに投稿して、掲載されたものです。(後略)
名前から、旧友が辿り着いてくれた、ということはもちろん嬉しかったのだけど、中学卒業後の年数を改めて数えてみて、愕然としてしまいました。しょぼいとは言え、人に歴史有り、と我ながら思う、今日この頃です。