広島、福岡とも、夕食には満足したのだが、昼食に関しては何とも低打率に終わった。
広島では、お好み村を訪れた。ビルの数フロアに渡り、広島風お好み焼き屋だけが何十軒も並んでいる、という何ともすごい所なのだが、どこに入るかで迷う。とりあえず、客が混んでいた3階の「ひろちゃん」という店に決定。
結論から言うと、私は大阪風お好み焼きが好きだ。広島風は、焼きそばなんだか、お好みなんだか、中途半端で、「小麦粉 & ソース」の組み合わせなら何でも喜ぶ関西人としても、もう一つ熱中できない食感である。店の人が「キャンペーン中」ということで勧めてくれた「激辛ソース」は、シンガポール的にはそれほど辛くなく、どぼどぼかけて呆れられてしまった。
福岡と言えば博多ラーメン。キャナルシティに出店している「一蘭」へ行った。
カウンター席正面、客の目の前には「のれん」がかかり、カウンター内が見えないようになっている。そののれんに、色々と能書きが書いてあるのが、うざったい。で、出てきたラーメンは、なんとも脂っこく、その割に旨みが感じられず、全く感心できなかった。食後半日、口の中が脂っこいまま、というのにも閉口。屋台で食べたラーメンがおいしかったのは、本当に屋台の方がおいしいのか、あれは飲んだ後だったからなのか不明だが、とりあえず、一蘭で昼食を食べることは、今後永久にあるまい。
因みに、マリンワールドへ行ったときの昼食は、名物とは無縁に、館内のレストランで「ハンバーグ定食」。これがまた、今時珍しいくらいの「チープ感」溢れるハンバーグ。客観的には不味いんだけど、これはこれで懐かしく食べさせていただいた。